どうせヒマなんだし行ってみるか……
と、家からもそう遠くはないので、夕飯の買い出しのついでにやって来たこの場所、
はと言いますと、砺波市・庄川水記念公園内にある
『鯉恋の里(こいこいのさと)』
なる所。。。
庄川の水記念公園というと、去年の秋までこの場所を折り返し点とするハーフマラソンの大会に参加する為、週1回自宅から走って来ていたところ……
なんだけど、こんな場所あったけなぁ???
というくらいにまったく印象にない建物なんですよね。。。
場所は、マラソンの折り返し地点にあたる大噴水のある広場よりも、もっと奥に進んだ所だったので、いつもそこまで行かずに帰っていたんで気が付かなかったけども、木工体験が出来る施設や物販ブースのあるウッドプラザ
は、よく知っていて、その建物は道路を挟んで向かい側にありました。
ま、とりあえず、中に入ってみましょう・……
分厚い強化ガラス製の両開きのドアを開けると、中はこんな風になっています。
なんにもない。。。ガランとした板張りの床の空間があるのみ。
そしてその向こうに見えるのは、庄川の景色。
吹き抜けではなく、やはりここもガラスの壁になっています。
さらに周囲を見渡すと、そこかしこに結び付けられた夥しい御神籤の数々……
昨日は珍しく晴れていて幾分光が差し込んではいたものの、中は薄暗くて殺風景。もちろん暖房も無し。
なのでこんなに御神籤が結わえられていると、正直ちょっとゾッとします
これがオレにとって、もっとも幸せを呼ぶためのパワースポットなのかい???
訝しがりながら見たコンクリート打ちっぱなしの壁には、こんなプレートが掛けられていたけれど、
なんだかおもいっきりポップにしてあるけども、そのノリの軽さが反って怖い。。。
まぁそんなこんなで、恐る恐るこの施設内に足を踏み入れたボクは、このプレートの脇にあった階段をとりあえず降りてゆきました。
ちなみに、ボクが最初に足を踏み入れた場所は「鯉恋の宮」なるこの建物の2階部分にあたり、内部からは1階へ、そして庄川の川べりへと降りてゆくことができるのです。
1階へ降りてゆくと、やはり御神籤はもちろん、その他にも、壁にこんなハート型の絵馬がもぉた~くさん。。。
いろんな人の「想い」になんだか押しつぶされそうな気がしてくる。。。
早くここから出たい!!
と、半ば滅入って野外へと飛び出すと、
外は実に風光明媚で、少し寒いけれど静かな水面に水鳥が列をなして泳いでゆく様子がみえました。
やっとホッとした~
閉所恐怖症ではないけれど、ああいうのはちょっと苦手です(>_<)
鯉の形をしたヘンテコリンな水道栓。。。
そして……
クイズの書かれた板!!
まぁ地元民なんで、この問題の正解は知っていますけどもね・・・・・
一応、「?」を開けてみましょう。
正解は、、、ジャン!!
……そうなのです。
実は明日の1月7日、鯉に酒を飲ませて川に放流するという厄払いの神事が執り行われるのですが、それがこの場所なのですね。
まぁ、そういう神事を古くからやってきた場所であるから、パワースポットって言ったら、パワースポットなのでしょうが……
ということで、「みんなも鯉の石像に手をふれて、お祈りをしてゆきましょう!」とあったので、ボクもその鯉の石像に手を当てにゆきました。
が、
こんな古ぼけた板に書いてあることだから、件の石像っててっきりそのすぐ傍にある、
コレのことだって思うじゃないですか???
それがね、違ったんですよ。。。。
そいつは鯉恋の宮の外階段からしか上がれない3階部分にありました。
それがコレ。。。
ななななな…… なんでしか??? コリは????
と思って、石像の背後にあった看板を読む。
なで鯉こいっぴ???
「なでて触って願いを叶えたまえ」だそう。
どうやらコイツが真の幸せを呼ぶ石像みたいです。
わかりづれーよ!!!!
でもさぁ、
「恋人を望む人はこいっぴの尻尾をなでてください。きっと良い人としりあえます」
とか、
「幸せを望むあなたはこいっぴの全身と両手を何度もなでてください……」
いって書いてあるんだけども、
コイツ、
雪笠被せてあって触れねーじゃねーかよっ!!
まぁ、普通に取っ払って、触るけどな。。。
つーか、コレ、鯉なのか? どーみても、河豚だろ???
さらにこの建物、3階んp上には屋上もあるのですが、
そこへと至るために設えられてる階段が、外。。。。
しかもスリットなんで下が丸見え。。。。
そして、桟橋のようになった狭い屋上の中心までやって来ると、川側に突き出すようにこんな看板が設置してある。
これがあるのがこんな場所。。。
10mほどの真下から冷たい風が、ブワ――――っと吹き上がってくる。。。。
ちなみに、
なんだそうです。
そんな屋上部分の完全に建物の外に突き出た突端にあるのが、看板にもあった、鳴らせば響く鐘の音と自然のエネルギーとが共鳴して幸せをもたらすという、
「KOI恋の鐘」
もぉここまで来たからには、一応鳴らしてきましたよ
だって収まりつかないもの。。。
なんつーか、あんまり、、、っていうか、まったくそんなこと信じちゃいないんだけども、肝試しのつもりでね
カツ――――――――ン・・・・・・・・・・・・・
と、冬の峡谷に、あたり一面氷よりも冷たい音色の金属音が鳴り響きましたわ。。。。
とまぁ、そんなこんなで、ヒマつぶしパワースポット巡り行脚はこれにて無事終了したわけなのですが、
う―――――――む。。。。。
どーもイマイチ釈然としない。。。( ̄_ ̄ i)
というのも・・・・・
例えば、
樹齢数百年の大木がある所とか、平安時代から続く古刹とか、古くから信仰を集める由緒正しい神社とかなら分かるんだけど、そうではなくて、
こんな出来て間もない感じありありの探偵ナイトスクープのパラダイスシリーズで紹介されるような乙女のアミューズメントパークみたいなトコロが、オレにとっての最大吉のパワースポット!?
だなんて……
orz
ま、マヌケすぎるぅ・・・・・・・・・・
と、思うからである。。。
情けない(><;)
引っ越したろーかな。。。おういえ。。。