いらっしゃいませ! ようこそ、居酒屋雑食館へ! 店主のtakaでございまスージー・クワトロ。
さて、上にあげたこの画像ですが、一体なんだと思います?
別にもったいぶる必要もありませんが、正解は、シュレッドした大根です。
がっつり小さいのが2本分はあるでしょうか?
今年厨房に入った僕が働く店の若手が包丁の練習用に刻んだ物と、メニューにある大根サラダ用に切らせたはいいんだけど、あんまりにも不出来なためにボツになった物とが混ぜこぜになっているのですけど、例によって例のごとく、最終的にこういうのを処分しなきゃいけなくなるのは…いっつも! この僕なんですね……
だって、業務用とはいえ厨房にあるデッカイ冷蔵庫の中が、こんなので場所をとられては堪りませんもん
まあ、半分は切った本人にも社員教育の一環として責任を取らせるとして、残りの半分は、僕が、「こういった風にも出来ますよ」と言った感じで調理例を示すといった具合ですかね。。。
で、今回作ったものはと言いますと、表題にも載せてある通りのコチラ
『インチキ大根餅』 です(苦笑;)
なんで「インチキ」なのかと言いますと、本物の大根餅の場合は繋ぎとして「浮粉」などを使用するのに対して、とりあえず店にあった使えそうなで代用したからなんです。
作り方も焼くだけですし。
本物の大根餅は、焼く前に蒸し函に入れて蒸すんですね。
意外に簡単に出来るので、気が向いたら皆さんもお昼ごはんやおやつの時にトライしてみてください。
では、今日のレシピです。。。
【材料・大1枚分=約6人前分】
・シュレッド大根……300g
・冷凍剥き海老……(叩いてミンチにしておく)50g※干しエビや乾燥桜エビなどでも構いません。使う分量は任意でお願いします。
・豚スライス肉……(細かく切り分け、サッと湯通しする)150g
・椎茸……(スライスする)3枚
・だんご粉(もしくは上新粉、白玉粉でも可)……90g
・片栗粉……大8
・塩……小1
①
シュレッド大根は分量の塩を加え、よく和えて、しんなりとさせて水分を出す。
②
別のボウルに具の材料と粉をよく合わせておき、ここに①を滲み出た大根の汁ごと入れて、さらに合わせ、よく捏ねる。
続いて焼きに入ります。
③
フライパンに薄く胡麻油を敷いて熱し、②を流し込んで均一に伸ばして広げる。
中火にして、しばらくは蒸し焼き状態にしましょう。
目安は3~4分間。
頃合いを見計らって蓋を外し、底部にターナーを射し込んでみて焦げ具合を確認。
色良く焦げ目がついて全体が持ち上がるようであれば、そのまま蓋の内側にスライドさせてからひっくり返し、今度は表側を焼きます。
これを俎板に移して、任意の大きさに切り分けましょう。
完成です!
今回のこのレシピでは、大根のほかに豚肉と剥き海老と椎茸を使いましたが、これはたまたま融通の利くものが、その時点でウチの店にあったからでして、別に何を使わなければいけないという決まりはないと思います。
例えば、刻んだネギを入れてもよいでしょうし、キクラゲなんかが入っていても違和感は無いでしょう。
しかし、大根だけはふんだんに使って頂きたいですね。なにせ「大根餅」ですから。。。
からし醤油や豆板醤を加えたタレでお召し上がりください。
では、今日はこの辺で。
また、明日です^^ ばいばい(^-^)/