昨日(2/14)NHK「きょうの健康」で悪液質を取り上げていました。
放送がある事は前回のブログで書いたので、もしかしたら、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。
見逃した方には、来週再放送があります。

きょうの健康 がんとの闘いをサポート「がんのやせ“悪液質”」
[Eテレ] 2022年02月21日 午後1:35 ~ 午後1:50 (15分)

あるいは1週間は"NHKプラス"で見逃し配信を見る事ができます。

内容をかいつまんで書くと、
・がんになると食欲が落ち、その結果痩せて体重減少・筋肉量減少になる事が多くある。
・原因はがん細胞が生産するサイトカインであると考えられている。
  →過剰なサイトカインが食欲を低下させる。
  →過剰なサイトカインが筋肉や脂肪を減少させる。
・対策は栄養療法。そして薬(=アナモレリン)
・アナモレリンは食欲を改善し、筋肉量を増やす効果がある。
・がん悪液質の判定は直近6か月間の体重が5%減少。
  →多くの症状として「長時間立っていられない」「階段を昇るのがつらい」
・「健康体操」が効果的→番組で紹介。


最後の健康体操は簡単な体操で、5種類あって、そのうち3つを詳しく紹介していました。
例えば腕を組んで椅子に座った状態から、ゆっくり立上る動作。これを10回で1セット。
1日3セットやりましょう…と。

簡単にできますが、1セット10回は案外大変で、1日3セットやり続けるのは結構強い「意欲」「意思」が必要です。

がん悪液質は、ごく最近の概念で、ネットでいろいろ見ると結構医師によって捉え方が異なります(「揺れ」があります)。NHKの番組は、ごく普通の捉え方。

私は昨年6月5日に「がん悪液質」について記事を書きましたが、そこで取り上げた「mGPSによるがん悪液質の分類」は、三木誓雄医師が提唱するもので、結構広く認識されていますが、私の主治医は認めていない。
私の主治医は「がんによる身体の不調は、治療の副作用による場合以外は、すべて悪液質」という立場で、とても広い概念として捉えています。

しかしそんなに広い概念で捉えたら、アナモレリンが効かない場合が多いのでは?