「バックラッシュ! なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?」(著)宮台真司、上野千鶴子、斉藤環、鈴木謙介、後藤和智、小谷真理、荻上チキほか
を早速さくっと読んでみた。感想は濁して以下あくまでも一般論(逃げw)。
本を出すからにはまず著者(出版社)が何を、誰に、どう、伝えたいかというところから始まると思う。その点でそのそれぞれの想いと、とられている手段が対応していないと悲しかろうと思う。
例えば、重要なのは著者がとりあえず主張したい、表出として「何を」ということだけであれば本を出したという時点で目的は達成されているので(自費出版みたいなものですね)どうでもいい。「誰に」という点で一般に広くかある特定の層に訴えればいいというものかこの差は重要です。学術書などはまさに特定の層に訴えるものであるからこそ、高価額で少数部数ということになる。そして層があらかじめある程度の知識をもった人間と想定されるので「どう」伝えるかという点である程度不親切なもので許される。
では、本の装丁や著者名一覧などを見ると広く一般を相手にしたいと見えながら、内容が特定の層を想定している(身内向けといいましょうか?)の場合はどうなの?ということです。一人の著者によるものならば問題なくても、多数の著者による断章からなるのならば、それらの断章の繋がりを通して全体で何が言えるのかと別項立てて、巻頭もしくは巻末にあると親切だよね。それが単に断章とは無関係とまではいかなくても、こうざっくりとした潮流に関する時事評論されてもねーと思います。
せめてトンでもさんたちを属人的に批判するなら批判する、あるいは批判言説について思想的、科学的、事実誤認どの水準で批判するかなどが一つの投稿文章で入り混じり何度も同じものを目にせずとも済むように整理するといいのに。そして概して著者のブログでもって知っていることばかりというのも、それほど関心がない事柄なため満足できない点かも。
とりあえず上野教授が指摘する「ジェンダーフリー」なる和製英語の言葉の定義の曖昧さが問題(バックラッシュの思想的背景とは別に)というのが、肝かなと思いました。定義が明らかでないから(そして一般に対する訴えも)、批判する側に都合のいいものがなんでもかんでも籠められてイメージ操作に押されているということ。「フリー」という言葉が悪いから「共産党」で筆坂氏が党名が悪いと嘆いていたように変えればいいと思いますよ。
【参考】
http://newmoon1.bblog.jp/entry/256007/
http://newmoon1.bblog.jp/entry/274597/
http://newmoon1.bblog.jp/entry/297375/
NY州でのフォアグラ生産の禁止要求、残酷と 米団体
>ガチョウやアヒルに強制的に飼料を食べさせて肝臓を肥大させる方法は残酷と主張、「病気の動物」の製品販売を禁じる州法に違反していると説いている。
先日
BBCの捕鯨反対のきしょい行動をメモしましたが、似たようなものがあったのでメモ。ただ、これらの場合は国内でやるに留まるならばどうでもいいことですが。
>米カリフォルニア州はじめ、10カ国以上がフォアグラ生産を既に禁じている。米国ではシカゴ市議会が最近、市内でのフォアグラの販売を禁止する条例案を48対1で可決している。違反すると最大500ドルの罰金が科せられるという。
病気の動物の販売を禁止するならまずは、狂牛病の牛が市場に紛れていないかの検査からすればいいのにと指摘するのは余計なお世話なのでしょうね。
ロブスターがかわいそう!~ホール・フーズが販売停止
>自然食品大手ホール・フーズ・マーケットはこのほど、動物愛護の観点から生きたロブスターやカニの販売を停止した。同社は過去7カ月間、ロブスターが漁船から店頭に並ぶまでの過程を調査してきたが、「尊敬と思いやりを持って扱われているという確証が持てない」として、販売停止に踏み切った。決定には、「ロブスターやカニを含む10脚類の甲殻節足動物は、意識を持ち、痛みを感じ、学習できる」という昨年11月に欧州で発表された報告が考慮されている。
節足動物に痛覚を認めるなら、それこそ牛豚鳥なんて食べることができないと思うのですが…理解不能。
最新鋭迎撃艦の早期派遣も 日米でテポドン警戒強化
>海上自衛隊はテポドン発射に備えて近海にイージス護衛艦を配置しており、日米共同の警戒態勢強化となる。同当局者によると、シャイローの日本周辺への派遣は早ければ2週間程度で可能。派遣されれば迎撃能力を持つ艦船の初めての「実戦配備」となるとみられ、ブッシュ政権の北朝鮮に対する強い姿勢の表れといえそうだ。
…ミサイル発射は記念日にあわせて今日ではないかという見通しもありましたがそれは外れたみたいですが。将軍様が瀬戸際外交はいつまでも通じると思っていると危険な香りがします。
以下 アニメ感想
「西の善き魔女」第12話
…この世界って世界の果ての壁とか箱庭を模しているにしても、狭すぎます。大した交通手段が整備されているわけでもないのに辺境まで出兵していたに関わらず神出鬼没あっというまにはじめの地に戻ったり(皮肉ですからねw)めまぐるしいという言葉では説明つかない慌しさ。作画はあの学園での決闘回を底辺にそこそこのクオリティを保ち続けているけれど、なんかもう話を追うのに精一杯でほかのところまで目がいく余裕ゼロ!
669 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/24(土) 21:07:46 ID:7YL+TtO7
俺はアニメ適応力には自信があったが、この作品によって完全に打ち砕かれた
いや予備知識ないと無理ですよこれはw
670 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/24(土) 21:21:52 ID:Ev8CIqlL
俺はアニメ適応力に対する自信が揺るぎないものとなった。俺は細かい事を気にしないことが何よりも大切だと思っていた。そして俺はこのアニメにより、細かい事以外も気にしないように進化した。
進化キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
700 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/25(日) 15:14:21 ID:YOqEQD3S
次期女王が誰になるか。
バカップルがどうなるか。
この2点だけに的を絞って観続けてきたので無問題。
最終回で結論さえ出てくれれば。
バカップルだけは結論でてますね。
708 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/25(日) 21:44:21 ID:NIKboct7
そもそもエフェメリスってディー博士の研究成果のことのはずで…
へんなスイッチ出てきた時はポカーン[゚д゚]
709 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/25(日) 22:03:44 ID:pBHnxjEt
爆弾?片手に抑止力を語りだしたのはワラタ その後ルーン簡単にその抑止力渡しちゃうし全体的にそういう行動する脚本が多いな なんだか全員うっかりさんが集まって芝居しているみたいな
決闘シーンが酷かった、つきつけられておきながら一瞬の隙をついて形成逆転って前の学園のときとまったく同じじゃない?
710 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/25(日) 22:24:07 ID:C6aK6PzL
うっかりというか 登場人物の頭が悪いよな 全体的に
711 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/25(日) 22:36:59 ID:LOXmELwJ
1話から全部見てきても(しかも実況じゃなくて録画してじっくり見ている)真昼の星がそもそもなんなのか未だにわからないんだけど…なんか説明あったっけ 来週「そ、そうだったのかー!」って思えそう?
無理だってマリーランドのママが言ってたよ♪
「牙」第13話
脚本;井上敏樹
西の善き魔女とこれを続けて見ると頭が沸きそうw 密度は尋常ではない(そして密度が高いからといって必ずしもクオリティが高くなるとは限らないということも)けれど、見終わった感想としては( ゚д゚)ポカーンというだけ。とりあえず「生まれ変わったら鳥になりたい、私なんかじゃ嫌だー!」と絶叫させて終了って救い皆無にもほどがある。ノアが紙飛行機作っていたのが伏線で拾われて救われるの?とか安直に想像すると裏切られそう。ここはどっちもダークサイドに墜ちるんでしょう!おかげでこれまで影がひたすら薄かったロイアがヒロイン@水樹奈々だったということを思い出せました。
ゼッドのレベルアップの仕方も反則気味、攫われた時点ですぐに反応していたら少なくともエルダの命は救えたはず。しかし命安いよねーバッカム蘇ったと思ったらすぐ死亡、デュマス死亡、エルダ死亡、グラウジオ死亡(腹に爆弾当てるってゼッドついこの前牢獄の決闘で躊躇していたのはなんだったの?)と、また次のクールで新たな世界にいくのにあわせて無駄にキャラが増えないようにとの配慮からかお掃除が行き届いています。
とりあえずヒューの鬼畜ぶりは既に小さい子向けアニメの悪役じゃないw
83 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/25(日) 09:30:55 ID:WGjQ1lF/
新しい国に着くたび一国を滅ぼして渡り歩く諸国漫遊アニメ、牙ーKIBA-
97 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/25(日) 09:38:05 ID:C+GrwAWI
しかし人間同士でポコポコ戦ってる間に横で怪獣を戦わせる意味はあるんだろうか?
初めの頃の感想で書いたような疑問だw
109 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/25(日) 09:41:55 ID:gTFQd/yo
>>97
もうちょっと人間とスピリットの連携とって欲しいよね。ゼッドVSグラウジオのいい動きの戦い見るとべつに作画困ってるわけじゃなさそうだし。
307 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/25(日) 16:07:26 ID:gTFQd/yo
しっかし裏のプリキュアとは全く別軸のアニメだな。客層かぶりようがないというか。勝平の役どころの正反対っぷりがすごい。
403 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/25(日) 20:38:19 ID:qZwwYOeF
とりあえずスタッフがカード売る気さらさら無いことは分かった
ロードスじゃないけれど、あっちの絵柄でやったほうが一般人気はでそう。
404 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/25(日) 20:38:36 ID:OAu+Wb6W
そういや最近思い始めたんだけどなんでこの作品は「牙」なんていう単純なタイトルなんだろう?シャードキャスターゼッドでいいじゃん
天才現る!
410 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/25(日) 20:48:39 ID:B72H4SAs
>>404
ちょwwそれはヤヴァイww
411 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/25(日) 20:52:51 ID:pBscEXBu
>>404
空をマラソン、君とユニゾンしたいようなタイトルですね
「マイメロディ~くるくるシャッフル~」第13話
・マイメロの作ったと称するクロミちゃん、あーいうのを見せることでクロミちゃんの心の傷を増やしていくわけですねw(EDできちんと折られたマイメロ、クロミがでてきて驚いた)
・牡蠣に当たったって柿に当たったというオチかと思ったら可愛くないな牡蠣君
・バクはウサミミ仮面の真似禁止(無意識に正体に感づいているんじゃ)w
・食べちゃったってマイメロがうるうるすることでよりいっそう蛇が蛙を丸呑みしたシーンがグロく感じられる
・大鑑巨砲主義、航空機の前に破れる(プリンス・オブ・ウェールズかw)
・雲に蜘蛛…
「涼宮ハルヒの憂鬱」第13話
残り2話、ハルヒが超常識人、ふつーの女の子であったことが明らかに、ハルヒがどういう人間であるかということを描くためか、キョンの独り言が少なめ…でこういうシリアス話になると演出や作画でどう頑張ろうと原作を踏襲する限りにおいて原作のクオリティに引きずられざるをえないか…とりあえず、挿入歌シングル、DVD0巻の売り上げ絶好調みたいですね。
「ARIA The NATURAL」第13話
脚本;浦畑達彦
作画監督;飯塚晴子・海堂ひろゆき
コンテ;細田直人
演出;筑紫大介
こう昔を愛おしく懐かしませるお話って琴線をくすぐるよね。自分ルールとジンクス、縁起担ぎってこういろいろと試しちょうものです。影とか右左とか時間とかいろいろと思い出しちゃいました…。とりあえずアテナさんがカンツォーネ歌う回は前クールに引き続き最高でしたということで♪
689 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/20(火) 21:13:07 ID:8T9uO8+X
今朝うちの妹が「早朝の散歩って、まるで気持ちのいい綺麗な空気を独り占めしてるみたい」とか灯里みたいなことぬかしやがったから、なんかぶん殴りたくなった。
むしろ欲しいんですがw
690 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/20(火) 21:14:13 ID:krB1bkWD
>>689
そこで例のポーズを取って「恥ず(ry
・・・間違いなくぶん殴られるのは(ry
555 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/25(日) 19:52:10 ID:CZHi3ywe
前スレか前々スレでしつこく出てきた葉月さんの写真
アリシアさんのところにも同じような写真が…。
写真…
559 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/25(日) 20:38:42 ID:v9Kn0IBc
>>555
こんなカワイイ30歳いねーよ
560 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/25(日) 20:49:16 ID:rCoRgb/C
>>559
・・・・なにげに堀江由衣も30だったりするw
561 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/25(日) 20:50:55 ID:UAjIei/T
>>560
17歳の間違いだろ?
562 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/25(日) 21:01:05 ID:DJIOk7/B
>>561
痛々しい…(ノ∀`)・゚・。
565 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/06/25(日) 21:13:30 ID:uhTsrr9x
>>561
17歳153ヶ月な。
…現実つきつけるの禁止!
「スクールランブル二学期」第12話
紘子の部屋に忍び込んだ結果、前シーズンのEDが流れたシーンは久しぶりに笑わしてもらいました。
播磨のお財布事情がそんなに恵まれていないことと、メニューをみて値段も読んだであろうことを踏まえて、あの状況下ではしゃぐだけの天満を可愛いと感じるか、小憎たらしいと感じるかがこの作品におけるヒロインを誰と判断するかの大きな分かれ目(バカと呟く沢近を見てしまえば自ずから答えは分かりきっているけれど…でもあの呟きはまるで播磨が好きなのは天満と気付いたかのようですね)。
「うたわれるもの」第12話
個々の戦闘はともかく、戦争の描き方(戦術)という点から見てしまうと萎える。騎馬でもってスピード、機動力でもって急襲したに関わらず、どうして一騎打ちが始まるやただぼんやりと見ているの?動きを止めたらそれは有利も不利もなくなるよ…。
橋だって単に落とすのではなくそこでは機動力が使いようがないのだから、単に待ち伏せて本体を誘き出すのが理に適っていない?国と国の間の距離が測れないため(いきなり本拠地に攻め込まれているしw)、よう分かりません。しかしこんな建国したばかりで軍備にばかり力を注いだ上に焦土化戦術に引き続き、戦争を行えるなんてよほど裕福な国のようです。
あの剣士にしてもあちこちで待ち構えているけれど何がしたいのか分かんない。斥候やら見張りを出したり出さなかったり一貫して!
- ありがとうございました。まあ、近いうちには私のもとにも献本として届くと思いますので、あとでじっくりと眺めてみたいと思います。
もちろん、読者層に関しては、遊鬱様がおっしゃっているとおりフェミニストに限定しているわけではありませんし、それこそジェンフリに懐疑的な人も読んで欲しい、と思います。それにしても《ジェンダーフリーについてどういうものでないかというものを学ぶに簡易な書》というのはまさに言い得て妙です。
まあ、確かに一冊の中にそれぞれ別の人が(方向性は違えど)一様に八木秀次批判をやっている、というのは確かに奇妙かもしれない(というより私もやっていましたね)。 - commented by 後藤和智
- posted at 2006/06/27 03:21
- 後藤さん、ちゃいますのん!そんな気分を害したとかそんなことではまったくなくて、あーうまく言えないのでとりあえず、アマゾン用に同時に投稿した書評(載せた際に弄ったので多少違うと思うけれど)を引用します。
>バックラッシュという単にアイデンティティのよすべを求めて不安に怯える人間たちが、その不安から逃れるために敵を必要とし、ある種の汚い言説を生産するのに対して、その標的の一つに選ばれたフェミニストたち及びその反動について考察せんとするものたちが対抗言説を編み出そうという一冊。
>バックラッシュがどうして起きたのかという思想背景から、ジェンダーフリーになげつけられる批判、誤解への反論、説明ととにかくいろいろな方向からボールを読者に投げかけています。ジェンダーフリーについてどういうものでないかというものを学ぶに簡易な書となっています。
>ただ、あまりにもいろいろな方面から述べているので読後に茫漠とした印象を抱いてしまいます。その点こそ綺麗ごとだけではなく、むしろ批判側の手段に学ぶべきことではないか?例えば、せっかく執筆に上野教授が加わっているならば、東京都との闘いについてもっと生々しい情報を充実させた方が臨場感、そして書の内容に関する説得力をだせたように思われる。
と大体こんな感じです。
ですからバックラッシュという現象を語ることとアンチジェンフリ言説への批判を同時に述べていることがどうこうというわけではまったくなくて、第三者は簡単に言えるよねと思われるかもしれませんが、この本のターゲットはフェミニストではないのでしょ?むしろジェンフリいかがわしいと思っているくらいの人に読んでもらいたかったのではないかと、それにしてはあらかじめジェンフリについてある程度知識を持っている人を対象としていない?と思ったのです(もちろん用語説明や註はついているけれど、いちいち論尾を引用するのは敷居高くありません?)。
もう一点が、立脚するものが違うのだから主張がばらけているのも当然といえばそうなのかもしれませんが、八木を批判するなら各人がばらばらにやるのではなくて、一つの論文でやらないとページをくくっていてまたこいつかと(それこそジェンフリ批判が鬼の首をとったようにブレンダを使うように)、あるいはせっかく脳科学に関する批判も一つの論文の主題としてとりあげている方がおられるのだから他の人は触れる必要ないよね。それよりは各論文がどう関連しているのかを見渡す纏めがあった方が親切じゃないと思ったということです。
うーん、うまく書けてない…ちょっとまだ自分の中で熟成されきっていないので一般論と前置きして逃げたんですが。
あと概してブログで知っているものというのはチキ氏のジェンダーフリーについてのものですよ(後藤さんはご自身のブログでジェンフリ言説そのものを俎上にのせたことはないと記憶しています。後藤さんが俗流若者論の系譜あるいは同じ水脈に位置する問題であると分析されているくだりは別にお世辞ではなく大いに刺激的でした!)。既にこれ以上といえるほどのQ&A集を公開されているのでジェンフリにそこまで思い入れがなければあれで十分かなと個人的に思っただけで。 - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2006/06/27 03:10
- 気分を害されたようで申し訳ありませんでした。あの本に関しましては、確かに著者と編者の統率があまりとれていなかったような感じがあります。
ただ、あの本のコンセプトとして、いわゆる「バックラッシュ」関連の言説を、フェミニズム以外の場からも検討してみる、というものがありました。確かにフェミニズムもいくらか含まれてはいるのですが、それだけではつまらないでしょう。もちろん、これが本書がある読者によって「失敗」に見えたときの免罪符にならないことは分かりきっていることです。
私の文章としては、いわゆる「バックラッシュ」にまつわる言説を「俗流若者論」として読んでみる、さらに右派を斬ったところで返す刀で左派も斬る、という形式を採用したつもりです。もちろん、私の書いたものが、私がブログでやっていることの延長上のものでしかない、という批判は認めます。
しかしながら、公刊される書物として発表する場合は、ブログでやっているような個々の記事を徹底的に批判する、というのではなく、むしろ複数の記事をつなげてその傾向について論じてみる、というやり方のほうが向いているように思えます。ただし、私がブログでやっているようなやり方ではないやり方の能力が欠如して、結果として冗長な文章になっている、と見られるのであれば、それは完全に私の責任、私が文章力を向上させない限り解決できないものです。
最後に述べておきますが、私は当該図書をいまだに読んでいません。まだ出版社からの献本もありませんし、仙台に住んでいるので書店に並ぶのも遅い。なので私も当該図書の全体像はまだ把握しきれていません。 - commented by 後藤和智
- posted at 2006/06/27 02:18