>『最適選択を行う実用的な方法は限界主義と呼ばれ、「許容できるギリギリの点」で行われる決定を意味する。これはオール・オア・ナッシングではなく許容できる幅を指すもので生活上の選択肢に対して与えられた仮の解答の「境界線」を決める方法である。』
マリル・ハートマッカーティ「現代経済思想」
警察庁の『漫画・アニメ・ゲーム表現規制法』検討会問題まとめ @Wikさま「12/20 コミケで「バーチャル研究会」問題のチラシ配布予定。参加者募集中。」
>来る冬コミ、コミックマーケット71で、「バーチャル研究会」問題の告知チラシを巻く予定です。そこでチラシの配布をして下さるボランティアを募集いたします。
チラシ配布予定日・12月28、29、30日
配布予定時間・17:00~19:00
集合時間・16:30
集合場所・ビッグサイト内「赤球」前(東展示棟2Fガレリア東1ホール側にある赤い玉のオブジェ。東地区へ向かう渡り廊下を渡ってすぐのところ)
チラシ配布の時間帯について
前日搬入の時間に各サークルスペースに配布します。翌日の準備をするコミケスタッフや印刷業者などしかいない時間帯です。※指サック等を持参されると便利です。文房具店などに売ってます。
参加して下さる方は当該スレ
に希望の日にちを指定の上、参加希望とお書き下さい。ご協力の程、ぜひお願いします。
とのことです。管理人様本当にお疲れ様です、まだ参加日時が決められないのでカキコメませんが、必ず参加させていただきます。この問題に関心があり、当該日時に時間が空いていている方はふるって参加して欲しいと切に切に願います。年末でもあるしその他用件やあるいは面倒だからパスというのは自然な感情だと思います。またどのような具体的な効果があるかも不明です。でも、それでもと思えるだけ自身の中でこの問題についてかけてもいいと思える機会費用を一度見積もってみてください。私がお願いしたいのはその一点だけです。
「集中講義!日本の現代思想―ポストモダンとは何だったのか」仲正 昌樹 (著)
を読みながらぼんやりと思ったこと。既に右も左もなくマスゴミ(政治家・論者)は青少年になんら裏付けないのに犯罪予備軍のレッテルを貼りやりたい放題というのはさんざんメモしてきました。で、今必要なのはそれらの妄言を軽やかにかつ具体的(統計などの資料や彼ら自身の言説と突きつけ合わせたり)に足蹴にすることだと思うのですが、そのようなシニカルかつ総相対的な視座をもちえる思想とはと考えたときに足場足りうる思想はポストモダンではないのかな…と思える人にお勧めの一冊。
そしてただそれだけではなくて、この一冊でポストモダンについて通暁といっても言いすぎではないレベル(ぱっと見分からない専門用語も説明が簡明な施されているか、もしくは文脈でなんとなくそれこそ構造的に分かりますw)までの情報が濃縮されていることのほうが魅力で、オタ趣味を正当化するにポモこそがと考えているような人間(自分だけ?(∩゚д゚)アーアーきこえなーい)には頭の整理に最適。
浅田彰氏が若者にこそ可能性を感じて紡いでいた言葉群を眺めるだけでも幸せになれます。もちろん、それが経済・労働環境条件による一過性のものに過ぎなかったということも格差ではなしに「貧困」として認識されるようになった今ならよく分かることですが、「思想」として掬い上げることでその種の流行としての流行り廃りに耐えうるものにブラッシュアップ可能ではないかと。
双風舎からのお知らせ――仲正×北田トークについて――
仲正昌樹
>北田氏から、諸君の鼎談について長々と質問されるという話は直前まで知りませんでしたし、あれで、トークセッションは打ち切りにするということも金沢に帰って初めてしりました。仲正の語り口が、ついていきにくい者になっているので、トークセッションは打ち切りにしたいという上記のような話を彼から予め聞いていれば、二回目のトークセッションももっと違った終わり方にできたと思います。そのせいで、私を右と見なして攻撃したい人とか、私の人格が嫌いな人たちに口実を与えてしまったということがあって、それで私は不機嫌なのです。北田さんは、メディア研究の専門家のはずなので、そういうことにはもっと配慮してほしいと思います。これから一緒に仕事をしていくために、この点については注意を促しておきたいと思います。
>私も最初は谷川さんや北田さんが、悪意のある人々とぐるになっていると思わないように努めましたが、あまりきれいごとで説明されては納得いきません。流されて、同調してしまった部分もあるが、そんなことになるとは予想できなかった、今後はないように具体的に努力するという説明がなければ、私として納得できません。間接的なつながりで、見かけ上悪意が生じているのと、意図的に計画することは違う、と被害を受けた当事者としては思います。そういうことに敏感でない人たちだと、それこそこういうことを反復します。北田氏の話を聞いていて、私から見た場合に、そんなのよいもっと疑わしい状況が生じていると分からない人は、やはり偏っていると考えざるを得ません。私のようなシニシストはさっさと見捨てて、右と左の間で生き生きとバランスを取ればいいのです。
・・・・・左のダメさ加減をこの一連のやりとりにみることも自由なのかな。当時、向いている方向が内輪の狭い世界だけなんじゃないの?とか感じました。大事なのは誰と対話したかではなくて、その対話内容でこの諸君の対談で別に仲正氏はフェミについてなんら痛い発言していなかったのにね。もしもそんな誰と対話したかで属性が決まってしまうなら…↓
アクセス特集・藤井誠二+義家弘介+渡辺真理・12月20日(水)
なんてどうなってしまうのw(ちなみにこの前後の特集でまさに仲正氏がその著書の最後で嘲笑った風が吹けば桶屋が儲かる式の言説も拝聴できます。イジメ→…→選挙へ逝けみたいな) 藤井氏なんて義家と対話するどころか、義家に期待しているとかよいしょしまくりですよ…といきなりこんな話に飛んだのはちょっとラジオ視聴できなくなったのでこの対談の中身をあげているところを教えて欲しいから、義家弘介研究会
の更新も止まっているみたいだし(しかしバウチャー制度について虐められている子が転校できるよう導入すべきだとかほざいていたはずなのに、地方では私立もなく選択肢がないからいろいろ問題があるとかいまさらバウチャーについて少しは学んだんですね。・゚・(つД`)・゚・ 。)。
進学さんぽうネットさま 特集 「ヤンキー先生」義家弘介さんからのメッセージ
>「15の春を泣かせるな」という指導も、生徒というより学校の名誉を傷つけないために行われているように感じます。自分の個性や希望ではなく、保護者や教師が進めた学力のみに見合った高校へ進学したのなら、不登校や高校中退することを、生徒だけの責任にするのは大間違いです。
ご自身の武勇伝はいったい誰を責めるべきだったのかから語ればいいのにw
>学校をやめさせることは簡単です。「学校に来ないで単位が足りないなら、学校にうまくとけこめないなら、学校を辞めてもかまわない」という先生もいます。
簡単にまみを当時いた学校からやめさせて転校させた人間のお言葉とは思えません><
>現代社会において「勝手気ままに振舞う」という自由は受け入れられません。本当の自由とは、自分にとってよりより未来を、悔いのない人生を「責任を持って選ぶ」自由なのです。
・・・・・・笑うところ?
>学校を表す英語、スクールはギリシャ語で「暇」を意味します。無限の暇の中で、自分の将来を考えるのは「人生の学校」でした。
最近、蘊蓄増えました!
まあ、こんなのはどうでもいいことで肝心の再生会議の行方は(議事録から見るのはバーチャル終わるまで無理)。
<教育再生会議>素案提示も、委員から不満続出
(毎日新聞12月21日)
>政府の教育再生会議の全体会議が21日午前、首相官邸で開かれ、来年1月の第1次(中間)報告に向け、学力向上やいじめ防止など5項目を柱とする素案を各委員に提示した。これに対し「議論したテーマが削除され納得できない」(渡辺美樹ワタミ社長)などの不満が続出。義家弘介担当室長が「(了承は)これから」と語るなど、取りまとめは難航必至だ。
>素案は、社会人の教員への中途採用や授業時間数の増加、いじめなど問題行動を起こす子への出席停止を提言。基本的な考え方で「家庭、地域社会、経済界、メディアが当事者としての自覚を欠いた」と批判している。これに対し委員からは大学の9月入学の削除や「ゆとり教育の見直し」の明記を見送ったことに不満が噴出。
強制的なボランティアと言う原義矛盾な事態は回避されるということ?ヽ(*´ワ`)ノ ワーイ
【主張】教育再生会議 ゆとり教育是正なぜ削る
>規律ある教室づくりや不適格教員の排除なども方向性は正しいが、今ひとつ具体性に欠ける。いじめ自殺や未履修問題などで閉鎖性が指摘された教育委員会制度についても、「情報公開を進める」との表現にとどまり、会議に同席した安倍晋三首相は「さらに掘り下げて議論をしなければいけない」と注文を付けた。1月下旬の第1次報告までに肉付けが必要だ。(産経新聞 2006/12/23)
いや肝心の教育再生会議の閉鎖性が指摘されていますがw
「塾は禁止」 教育再生会議で野依座長が強調
(朝日新聞 2006年12月23日)
>議事要旨によると、野依氏は「塾はできない子が行くためには必要だが、普通以上の子供は塾禁止にすべきだ。公教育を再生させる代わりに塾禁止とする」と再三にわたって強調。「昔できたことがなぜ今できないのか。我々は塾に行かずにやってきた。塾の商業政策に乗っているのではないか」と訴えた。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工進学率の推移とか分かっているの?進学率が低い時代と高い時代ではまったく違うよ…↓で数学とかでてきているのを見ると中学以降のはずだけどその脳内時計は一体何年前で留まっているんだろう?
>JR東海会長の葛西敬之氏は「日本の数学のレベルは学校ではなくて、塾によって維持されている、という面もある」と反論したものの、事務局側は「公教育が再生されれば、自然と塾は競争力を失っていく。結果的になくなる」と同調、国際教養大学長の中嶋嶺雄氏も「野依座長のおっしゃったように塾禁止ぐらいの大きな提言をやらないと」と野依氏に賛同するなどひとしきりの盛り上がりを見せた。
???塾禁止→公教育の再生なのか、公教育の再生→塾衰退ではまったく違うと思うのだけれど。
刑務所の過剰収容の緩和で1兆円余求める、加州知事
(CNN 2006.12.22)
>サンフランシスコ――カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事(共和党)は21日、飽和状態にある州内の刑務所改善のため総額110億ドル(約1兆2980億円)の資金ねん出を求めた。州債などで賄う方針。
1兆円キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!安全と水はただじゃないということは何度も記してきましたが、これでも無根拠な治安悪化不安に駆動され、不審者を片っ端から刑務所にぶちこもうというのでしょうかね('A`)
参考;http://newmoon1.bblog.jp/entry/302046/
>知事は今年10月、州刑務所33カ所のうち、29カ所が過剰収容の状態にあると指摘。州の矯正施設管理当局は、早ければ来年6月にも州刑務所の収容能力が尽きる可能性があるとも警告している。知事は計7万8000ベッドを増設する方針を表明。犯行の常習者に対する仮釈放制度の改善も提言している。州政府によると、州刑務所の収容能力は約10万人を想定しているが、現状は約17万4000人が収監されている。体育館や教室に詰め込まれている例もあるという。
宗主国は刑務所、日本ならば増床といえば精神病院と分かりやすいな…って日本はこれから刑務所も増えるのかorz
米の出国管理体制、整う見込みなし~コスト高でほぼ「お手上げ」
>ブッシュ政権が強化を目指している国境管理政策に陰りが見えてきた。中核となる外国人出国管理のための指紋・顔写真認識システムの開発が、予算不足などで中断される恐れがあるためだ。
>04年1月、国土安保省は入国する外国人の指紋採取を始めた。同省によれば、以来6400万人分の指紋を採取し、1300人以上の犯罪者や移民法違反者の入国差し止めに成功したという。ただし、指紋を採取されるのは入国者のわずか2%に過ぎない。米国人とカナダ人、メキシコ人のほとんどは免除されるためだ。(ニューヨーク・タイムズ特約)
ちょっと電卓を出してたたいてみましょう!1300人以上の差し止めに成功するために何人分の指紋を採取したの?0.002%なんですけれどw しかもそれでもって全体の入国者の2%ってやる意味あるとは到底思えないのだけれど…まあ足し算引き算がやっとで割り算の出来ない人多数といった国だから仕方ないの?
レジデント初期研修用資料さま「年末進行」
>ベッドが空いていたらとりあえずそこに誰かを埋める。誰がどこにいるのかも良く把握できないから、診療も必然的にイベント駆動型。何かおきるまで、何もできない。
こんなギャルゲーは嫌です>< 過剰収容になればどこかに皺寄せがいくということは既に浜井先生「刑務所の風景」で明らかなにされていることです。
老人医療の話題とか
>元気があって、ついでにお金を持っている人相手にはいくらでも豪華な施設が覇を競っているけれど、そういうところに入れる人はごく一部。そうでない人を相手にしようと思ったら、人員を限界まで削って、ケアの質を「死なない程度」まで限界まで落として、少ない予算でやりくりする。民間の力を導入するというのは、要するにそういうこと。
PFIなどようは儲けるために民間は参入してくるんですから、削れるところは削りますなぁって普通に頷きたくなった…そんな自然な反応に留まってしまいそうな自分が嫌!
>「ドクターコトー」の脅威的な診療実績を支えていたのは、主人公の脅威的ながんばりだけじゃなくて、北海道沖縄開発庁からの膨大な補助金。札束燃やして「暖かく」して、医療者の負担を減らして診療所を維持する。本土の施設でそれを再現するには、人件費かかりすぎて、やっぱり無理。
しかし、本当に素晴らしいセンスだよね。ここまで書いちゃって大丈夫なのか思わず心配になってしまう!札束を燃やせられなくなった場合は夕張に明らかですね。
- ってもうかいていらっしゃっていましたね^^;
本当ひどい内容だったのであせってしまい失礼;
こんなとこ直さないとだめですね、漏れ^^;
本当どこまでできるかわかりませんがお互いがんばりましょうね。 - commented by りず
- posted at 2006/12/26 06:34
- こんばんわ。
ついに例の表現弾圧委員会の悪い意味の最終報告書がでてしまったのではりますね。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/884385.html
やはり出来合いレースなのはわかっていましたが、予想以上にひどい内容ですね。
とりあえず自己規制というのは議事録毎回読んでいる限り思うのは彼らの詭弁ってとこでしょうね。
本当悪い方向ばかり行って嫌ですね。 - commented by りず
- posted at 2006/12/26 06:25