電波君臨~柳田邦男の馬脚~ | あざみの効用

あざみの効用

或いは共生新党残党が棲まう地

TVゲームの経験値、外科医に好影響! 上手いほど手術の腕アップと判明
>米アイオワ州立大学(ISU:Iowa State University)心理学部のDouglas Gentile助教授は、同氏および他の5名の研究者から成る調査チームによって、TVゲームプレイと外科医の手術レベルなどの関連性を調べた最新レポート「The Impact of Video Games on Training Surgeons in the 21st Century」の発表を行った。外科専門誌「Archives of Surgery」)2月号に、詳細な研究論文が掲載されている。

>同レポートは、米国ニューヨーク市のBIDMC(Beth Israel Deaconess Medical Center)医療センターにおいて、男女33名の外科医を対象に実施した調査プロジェクトに基づくとされる。同33名は、開腹せずに難易度の高い手術が行える、腹腔鏡手術のレベルアップを図るため、1日半に及ぶ「Rosser Top Gun Laparoscopic Skills & Suturing Program」訓練プログラムを受講。また、これまでのTVゲームの利用経験などをアンケート調査したほか、現在のゲームプレイのレベルを測定するため、GAMECUBEの「Super Monkey Ball 2」(スーパーモンキーボール2)、PlayStation 2(PS2)の「Star Wars Racer Revenge」(スター・ウォーズ レーサーリベンジ)、Xboxの「Silent Scope」(サイレントスコープ)といったゲームのプレイスコアなどが記録されたという。

>調査結果によれば、週3時間以上はTVゲームをプレイしていた時期があると回答した外科医は、今回の腹腔鏡手術訓練プログラムの成績が、TVゲームの利用経験がない外科医と比較して、全体的に42%アップ。手術中のミス項目数が37%少なく、手術速度が27%アップするなどの差が認められたとされる。さらに、現在のTVゲームプレイスコアが優秀だった上位3名の外科医は、他の30名の外科医よりも、訓練プログラムにおける手術ミス項目数が47%少なく、手術速度が39%アップしたとされている

まさに我が軍の勝利は圧倒的じゃないか!というか、脳トレゲームにとっては格好の追い風材料ですね(もちろん、因果関係ではないよ)。

>Gentile助教授は「TVゲームのスキルが外科医の腕と関連性があるなど、普通は考えることすらないものの、ゲームユーザーの外科医は、より腹腔鏡手術をスピーディかつ正確に行えることが今回の調査では判明した」とコメントしている。これまでに携わった腹腔鏡手術の件数や、外科医としての経験年数などよりも、現在のTVゲームスキルのほうが、手術の腕を上げるための重要な要素となり得るかもしれないとの結果データに、調査チームの全研究者が驚きを隠せなかったようだ。(MYCOMジャーナル 記者「湯木進悟」 2007/2/20)

11 名前:名無しさん@七周年 投稿日:2007/02/21(水) 10:57:53 ID:LgCkZSl+0
日本の新聞が間違っても取り上げない記事だな

28 名前:名無しさん@七周年 投稿日:2007/02/21(水) 11:07:41 ID:iVWay5YS0
お前らは外科医じゃないって事を忘れんなよ。

どっちかっつうと下界。

卑屈すぎるw

85 名前:名無しさん@七周年 投稿日:2007/02/21(水) 11:34:52 ID:wmWtnH/90
「ゲームをやると手術がうまくなる」のか、「手術がうまい人はゲームもうまい」のか、はっきりさせろ。

認識としてまったくもってその通りだと思います。

254 名前:名無しさん@七周年 投稿日:2007/02/21(水) 13:26:22 ID:S6qd4uguO
えにくすは243の経験値を得た!
えにくすのレベルが24にあがった!
開腹が3あがった!
縫合が2あがった!
冷静が1あがった!
切除が2あがった!

モンスターは宝箱を落とした!
なんと!竜のメスを手に入れた!

280 名前:wwww 投稿日:2007/02/21(水) 14:57:21 ID:QxNLFPZs0
腹腔鏡手術の説明。

切除方法A
6+5+4+3+強パンチ(昇竜拳)

切除方法B
6+4+1+2+3+6+強パンチ(ヨガフレイム)

切除乱舞
6+4+1+2+3+6+4+1+2+3+6+キックボタン全部同時押し

321 名前:名無しさん@七周年 投稿日:2007/02/21(水) 18:01:29 ID:07WxgYZCO

※その記事が発表された頃、日本では、TBSほかマスコミがその記事を完全に報じず、逆にゲーム叩きをしているのであった・・・。

あー毎ゴミ新聞のことですか?

というわけで、先日 の続き。毎ゴミ新聞発、竹花降臨座談会 を記録しておきます(これで竹花が出馬したら何この広報はって感じではないですか?)。

「特集:ネット君臨・識者座談会 迅速な救済措置必要」
>1月からインターネット社会の今と未来を探る連載「ネット君臨」を始めています。第1部「失われていくもの」(1月1日から9回掲載)の終了に合わせ、深刻な被害が浮かび上がった匿名による個人攻撃や児童ポルノの拡散に対する規制の是非、今後のネット社会のあり方などについて4人の識者に話し合ってもらいました。参加者はジャーナリストの佐々木俊尚さん、前警察庁生活安全局長の竹花豊さん、代表的なIT企業のヤフー法務部長の別所直哉さん、作家の柳田邦男さんです。司会は朝比奈豊主筆(編集・デジタルメディア担当)。座談会は今月14日に開催しました。
 
◆匿名による個人攻撃

◇「中傷」、線引き難しい--別所氏
司会
>1995年がインターネット元年ともいわれています。それから12年がたち、インターネットは驚くべき進化を続けています。正月から企画「ネット君臨」を始めたのは、ネットについて社会全体として議論していきたいという考えからです。第1部では主に利用者の視点からネット社会を取り上げましたが、匿名による掲示板への書き込みが原因で、個人の現実の生活に影響を及ぼす例も増えているようです。匿名による個人攻撃をどのように規制すべきでしょうか。

佐々木俊尚氏
>誹謗(ひぼう)中傷や悪意ある発言がインターネット上にあふれているのは間違いない。ただインターネットのネガティブな影響とポジティブな影響が判然としない現段階で、いきなり規制に走るのはどうかと思う。コンピューターが生まれた60年代には、限られた技術者の世界で、自由な言論という理想論は成り立っていた。90年代になってビジネスマンだけでなく、悪意ある人や犯罪者がインターネットを使い始め、今の混沌(こんとん)とした状況を生んだのは間違いないが、その状況が次に何をもたらすのか認識したうえで、規制をどうすべきかを考えなければならないと感じる。
 
竹花豊氏
ネット上では匿名であるがゆえに事実無根かもしれない悪口を極めて安易に流してしまう。他にもそういうことをする人が多いからという群集心理が働いていると思う。現状では、名誉棄損や営業妨害などに相当すれば警察が検挙する。あるいは民事の損害賠償請求といった形で、事後的に規制する法制度になっている。しかし、こうした被害が増え、事後規制が十分に働いていないという事実も見ておかなければならない。社会全体として何らかの手立てを講じるべきだと強く思っていた。

事後規制で不十分ってまさに事前規制=検閲だと思うのですが(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
 
司会
>プロバイダー責任制限法(注1)が02年に施行され、ヤフーもいろいろ対応してきたと思いますが。
 
別所直哉氏
>従来、誹謗中傷に相当する書き込みがあれば、社内ガイドラインに基づいて削除等の対応はしてきた。昨年から業界でも削除のガイドライン作りを進めている。ただ、名誉棄損や民法上の不法行為の構成要件に該当しなくても、読み手に不安や不快感を与える投稿は多く、どこで線引きするかは実務的にはかなり難しい。ルールがあってこその表現の自由であり、ルールを逸脱したものは当然規制の対象になるという考え方に立っている。そのルール作りが目前に迫った課題ではないか。
 
佐々木氏
>例えばポルノのように明らかに違法かどうかを判断できるものと、理由のある批判と誹謗中傷の境目にある書き込みは全く次元の異なる話だ。過剰反応した結果、正当な批判まで削除されてしまうことが懸念される。
 
佐々木氏素敵です。

◇無責任、言論といえぬ--柳田氏

司会
>プロバイダー責任制限法は発信者情報の開示制度を設けましたが、被害者が「ログ(注2)が残っていない」と回答される例があります。
 
別所氏
>弊社はログを一定期間保存していて、捜査機関の照会を受けて要請されれば、提出することはできる。ただ現在は、保存に法的な義務はなく、各事業者の裁量に委ねられている。
 
竹花氏
>ログ保存の義務付けは緊急の課題だと思う。一部のプロバイダーが捜査に協力していただけない現状がある。一定期間の保存は、事後的な警察の捜査や民事訴訟に欠かせないし、たとえ匿名の書き込みが可能であっても、ある程度の抑止力になる。ネット社会の健全育成のためにも、あまり反対意見がないだけに法的にきちんと整理しておくべきだ。EU(欧州連合)では保存ということで規制が始まっている。
 
佐々木氏
逆に言うと規制はログの保存程度に収めるべきだと思う。誰が発信者なのかを最終的に分かるようにするのは大事だが、今のネット規制論は例えばフィルタリング(特定の情報を載せないようにすること)とか、常に実名で発信しなきゃいけないとか、少し先走りすぎだと感じる
 
ここでは佐々木氏が一人抑制的な言説をはいておられます!ログの保存で持ってもしことあらば開示という程度で十分なはずです(事後の根)。

司会
>規制に当たっての課題は何でしょうか。

…というかこの司会規制ありきでどんどん話を進めているけれど、佐々木氏の話聞いちゃいねーだろ(゚Д゚)ゴルァ!!

別所氏
>インターネットには電話の音声も流れているので、通信の秘密との関係で何をどこまで保存するのかが課題になる。
 
佐々木氏
>前提で確認しておきたいのは、インターネットの問題点は発信者が全く不明だということでないということです。大抵の場合は突き止められる。ネット上の中傷などが問題になるのはアーカイブ(注3)がいつまでも残るからだ。ファイル交換ソフトのウィニー(注4)を通じて漏れたプライベートなメールなどの個人情報も実名で検索できる。ブログ(注5)や掲示板が登場してまだ5、6年だからそれほど情報量は多くないが、今後はアーカイブの被害が問題になる可能性がある。
 
柳田邦男氏
>ネット上の発信者が突き止められるというのは建前論であって、市井のネット技術に詳しくない人や子供たちは中傷されたり、プライバシーを暴かれても、直ちに相手を捕まえられないので泣いているのが現状だ。人間と人間の間に機械が介在すると、何十万人かを一瞬に殺す核爆弾を投下するボタンを平然と押せるのと同じように 、相手を何の罪の意識もなく傷つけることができる。人間にはそういう面がある。さらに匿名化によって自分の行為が相手に与える影響にますます不感症でいられる。今、小学生でさえ匿名で友達を中傷したり、クラスの誰かを「祭り」の対象にしたりすることがはやっているが、これは子供の人格形成にとって非常に重大なことだ。なぜネット上では匿名による発信なのかと改めて問いたい。

(lll゚Д゚)ヒィィィィ核爆弾と同視ですか?柳田氏って一応ジャーナリストのはしくれですよね?いつからこんな電波に…。

佐々木氏
>明らかに匿名によって新しい言論が生まれているからだ。かつての日本社会はコミュニティーへの帰属感が強く、誰が言ったかが重要視されていた。それが気詰まりであり、ある種の安心感も与えていた。たぶん90年代後半に終身雇用制崩壊とかポスト産業資本主義の影響でその帰属感が消滅し、誰がではなく、何を言ったかが重視されるようになった。発言者が匿名のフリーターやニートの青年でも、言論の中身で判断しようという文化が醸成されつつある。中傷のような問題はあるが、一方的に匿名だけがけしからんという議論には、表現の自由の観点から危惧(きぐ)を感じる。

まったく同感です!!!

柳田氏
>被害者の身になった時、その見解に「表現の自由のために我慢します」と言って引き下がれるのかどうか。ネットによる言論の活性化は結構だ。僕は基本的にその人のアイデンティティーを伴わないものは言論じゃないと考えている。僕もよく中傷されているが、誰の発言か分からないのは、闇討ちに過ぎない。自分の発言に責任を持たないところまで表現の自由を広げるのか。

それはこんな発言していたら批判されるでしょうよw

佐々木氏
>長い目で見れば、実名で責任を伴う言論というのは正しいと思う。ただ長期的な視野で否定するだけでは、今の匿名言論が、あまりにも実名主義が強調され、どこの会社や組織に所属しているのかが語られてきた日本社会に対するアンチテーゼ(反対の定理)だという点が分からなくなる。

 ◇日本の閉塞感打破--佐々木氏

司会
>例えば匿名の内部告発による権力や大組織の批判などプラス面はいろいろありますが、市井の人の生活に被害を及ぼすような議論も匿名発信でいいのかと感じます。
 
佐々木氏
>客観的にひどい誹謗中傷があるのは事実だが、受け手の「困った」というのはかなり主観的なものだ。ネット君臨の1回目の話もあいまいだと思う。書かれる方はすごい誹謗中傷と感じているが、書いている方は正当な批判と思っている例は非常に多い

ネット君臨批判キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!…しかし、司会者は答えずとなんなの一体? 

柳田氏
>中傷での心の傷の受け止め方は、被害者と加害者では1万対1ぐらいの開き がある。受け手には一生ついて回ることでも、加害者は1回限りの「祭り」の楽しみで終わる。そこの差が認識されないと本質に迫れない。

また脳内尺度キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

司会
>正当な議論と認識している人がなぜ名前を明かさずに発言するのでしょう。

(*゚∀゚)っ鏡 

佐々木氏
>普通の会社員やフリーターの青年が実名で書く意味があるのだろうか。
 
柳田氏
>名前があるからその社会の一員であるわけで、匿名で新しい言論空間が生まれたとしても、究極において人々の福利に貢献するとは思えない。

少なくとも柳田氏のものよりは福利に貢献していると思いますが、何か? 

佐々木氏
>たとえブログや投稿の内容が守秘義務に触れない範囲だとしても、それが上司の目に留まって何か言われるケースはあり得る。日本社会の閉塞(へいそく)感を打破するために匿名による言論が登場してきた背景を考えると、一方的にたたきつぶすのはいかがなものかと思う。
 
 ◇法的対応考える時期--竹花氏
 
竹花氏
>匿名だから良い悪いというのではなく、その言論がもたらした被害について、早めに決着をつける仕組みが用意されなければならない。

さすがに竹花氏は百戦錬磨で、戦場の選定が上手いな…。
 
佐々木氏
>連載の1回目で、匿名だと批判されていた人は、20年間にわたって通名(ハンドルネーム)を用いてネット上で言論活動をしてきた。雑誌などで書くライターのペンネームと通名の違いはないと思う。

竹花氏
>20年だろうが、1年であろうが、被害者との関係で言えば、顔の見えない相手から非難されると、身近にいる人かもしれないという怖さがある。
 
別所氏
>そこは表示をペンネームにしようと、通名にしようと、最終的に個人を特定できれば、現実の世界で責任を負えるのではないか。課題があるとすれば、プロバイダー責任制限法に定められた書き込みの削除や発信者情報の開示手続きでは、被害者の救済までに時間がかかりすぎることかもしれない。早く救済できれば、ネット上で使う名前が匿名であっても実名であっても、そこに差異はないと思う。
 
柳田氏
>70年代から公害を教訓に負の側面にも目を向けた技術のアセスメントが要求されるようになった。21世紀になると、犯罪被害者救済に代表されるように、社会的問題に対する法律・行政の対応に被害者の視点が重視されるようになった。それは新しい社会思想の潮流になっている。ところが、ネット技術については、いまだに被害者の視点からのアセスメントがきちんと行われていない

また被害者を錦の御旗にするのか…吐き気がします。ネットがむしろ弱者の武器として企業なり政治家、そしてマスゴミの欺瞞を暴くツールとなっていることは見えていないのでしょうか?
 
竹花氏
>プロバイダー責任制限法は、直接被害に遭われた方を救済する仕組みになっていない。ボランティア活動で知り合った人から「“祭り”の対象にされ、経済的な被害まで受ける状態を何とかできないか」と相談を受けた。被害者の権利をどう保護するかを正面からとらえ、とりわけ現に進行中の重大な被害に対して迅速な措置を講じられる新しい法的な仕組みを考える時期に来ていると思う。中身の十分な検討は必要だが、そういうスタンスに立つべきだ。

お知り合いというと…前田?岡田?義家?

佐々木氏
>問題が起きた時にすぐ責任を問えるのは必要だと思う。ただ被害が現在進行形の場合、対処が可能なのかという問題もある。
 
竹花氏
>十分可能だと思う。

佐々木氏
>例えばネットカフェでのキーロガー(注6)による詐欺とか、ネットカフェを転々としながらの書き込みはあり得る。
 
竹花氏
>ネットカフェが犯罪者に利用されている実態がある。緊急に法的対応も含めて検討されるべきだ。現に自主的な取り組みをされているネットカフェもある。免許証などでお客さんの身分を確認して、その人がいつパソコンを使ったのか分かるようにしている。そこから先の書き込みなんかは通名でも構わない。

司会
>佐々木さんも匿名でも通名でも、いざという時に実名が分かるようなネット社会の仕組みにすべきだという点では、同じ意見なのでしょうか。
 
佐々木氏
>ただその前段階をどうするかは重要だ。ネットに詳しい弁護士が提唱しているネットID制(注7)みたいな方法はあると思うが、そこまで踏み込むのがいいのかどうか考えなければならない。
 
竹花氏
>もう少し議論が必要でしょうね。

この竹花のしぶとさはなんなの?

 ◆ネット社会、取材班の考え
 ◇ログ保存義務化を
>ネットでの誹謗中傷やプライバシー侵害が実社会での被害にもつながり、深刻化している現状を考えれば、被害者救済のためのルール作りが急務。具体的には、損害賠償訴訟などに不可欠な発信者情報の開示をきちんと行えるように一定期間のログ(交信記録)の保存をプロバイダーに義務付ける措置が必要だと考える。この際、政治家などの公人や大企業が自己防衛の手段として発信者情報の開示を乱用する恐れもあるため、一般個人の被害とは区別する柔軟な運用が求められる。

マスゴミもログをネット上にあげたような記事に関しては長期間保存しておかないとね><

注1:プロバイダー責任制限法;インターネットへの接続サービスを提供するプロバイダーに対し、名誉棄損などの書き込みをした発信者の氏名や住所などの情報開示を求める権利を被害者に初めて認めた法律。
 
注2:ログ;コンピューターの操作や通信内容の記録。不正操作や侵入の形跡の分析などに利用される。ホームページや掲示板の発言記録を指す場合もある。

注3:アーカイブ;複数のファイルを一つにまとめること。または、ひとまとめにしたファイル。データを保管しておく「書庫」の意味でも使われる。
 
注4:ウィニー;各自がパソコンに所有するファイルを共有し、交換し合うのを可能にするソフトの一つ。公開されているファイル名などを頼りに該当ファイルを持つ相手を探して音楽ファイルなどを交換する。データを暗号化し、第三者を経由して転送している。
 
注5:ブログ;簡単にネット上で日々追加して書き込めるホームページ。日記に近い形式が多い。閲覧した他人が意見を書き込め、利用者同士の情報交換がしやすいのが特徴。
 
注6:キーロガー;キーボードに入力した文字を記録し、第三者に転送するソフト。ネットバンキング利用者のパスワードや、個人情報の不正入手に使われる。

注7:ネットID制;利用者の実名と住民登録番号が確認されなければインターネットへの書き込みができない制度。韓国で7月から施行される。匿名による個人攻撃の抑制が目的。掲示板などへの書き込み自体はニックネームでも可能。


 ◆児童ポルノ
 ◇持つこと自体が虐待--柳田氏/マンガの拡散も問題--別所氏

司会
>児童ポルノの弊害は、インターネットが普及する前から指摘されていましたが、連載でも取り上げたようにネットを通じて児童ポルノの画像や動画が拡散しています。児童ポルノは単なるわいせつという次元ではなく、深刻な児童虐待です。ところが日本の現行法で処罰されるのは提供した側だけで、所持しただけでは処罰されません。日本以外の先進国ではおおむね所持も処罰の対象です。
 
柳田氏
>児童虐待は社会の深刻な負の文化であって、子供の精神形成にまで影響を与える虐待は何としても防がなければならない。児童ポルノには必ず被写体となる子供がいるわけで、持つこと自体が既に虐待に加担していると考えるべきだ。しかも被写体になる子供は幼児期から一生を台無しにしかねないほどの心の傷を背負って生きていかなければならない。これは性の自由などという問題ではなく、可能な限り撲滅する方法を皆で考えていかなければならないと思う。

司会
>警察では所持についてどう考えていますか。
 
竹花氏
>昨年6月に活動を始めたインターネット・ホットラインセンター(注8)で、半年間に違法情報と判断した約2200件の通報のうち、500件超が児童ポルノの公然陳列だった。所持だけで罪を問う必要はないという議論もあるが、周りの人たちにもさまざまな影響を与える。マリフアナの所持を罰するのと同じことが言えるのではないか。私は警察を離れた身だが、国として許せないという明確な態度を示すべきだ。児童ポルノを持つというような権利が声高に主張されて保護されるべきものだとは思えない
 
バーチャルryでも使われた数字ですな、主張も同じ('A`)

別所氏
>児童ポルノに関して世界的に処罰が厳しくなっている中で、刑罰が甘いと日本に集まってしまうという現実がある。世界水準で対応すべきだ。日本は今の単純所持の件で遅れているうえ、もう一つの論点としてアニメやマンガの問題がある。マンガは児童ポルノ禁止法の対象になっていない。写真と違って被害児童の存在を想定できないというのが立法時の議論だったが、ネット上での拡散の状況を見ると、単純所持やマンガも含めてあらゆる児童ポルノを禁止する時期に来ている。プロバイダーとして違法画像の削除を繰り返している立場からもそう考えざるを得ない。
 
工エエェェ(´д`)ェェエエ工漫画やアニメに関しては被害者不在で単なるあんたたちの好悪だって何度…これが公式見解とするとヤフーも敵確定!

佐々木氏
>児童ポルノの所持で摘発されるのは当然だと思う。ただし、児童ポルノの画像が国内のサーバー(注9)に置かれていれば、差し押さえるのは簡単だが、日本の捜査機関は海外のプロバイダーなどに対してどこまで情報提供を求められるのか。アメリカならいいかもしれないが、中国や東欧ならどうか。実際に摘発するとなると、難しい面があると思う。
 
竹花氏
>法規制とは別に、インターネットの利用者として子供たちを痛めつけるような画像や動画は見たくないと主張する権利があると思う。例えば子供に関する調べ物のために検索していたら、勝手に児童ポルノが出てくるというのは利用者の権利の侵害だと考えるべきだ。プロバイダーをはじめインターネットの運営に携わる人たちが積極的に削除していくという合意が形成できないものだろうか。
 
柳田氏
>社会の価値観は変わっていくと思う。たばこの副流煙による健康被害が象徴的だが、アメリカやオーストラリアでは、何百億円もの損害賠償を認める判決が出た。ネットの場合も不快感や社会全体へのマイナスなどを理由に高額の賠償が認められる時代が必ず来ると思う。今の段階では可能な限りチェックして排除していく道を探るのが大事だ。ネットという今までにない技術は社会と人間を変えつつある。政治的な独裁や不正が許されない歯止めは考えなければいけないが、憲法で保障された表現の自由の質も変わり、公共の福祉というもう一つの憲法の規定に沿って、規制を受けざるを得ない面があると思う。

…「表現の自由」が「公共の福祉」の制約を受けるんですか、それはすごいですね(棒読み)。

別所氏
>大手のプロバイダーはきちんと対応していると思うが、小さな業者の場合、サーバーに何が置かれているのか分からないという状況もまだまだ残っているのではないか。見たくない権利については、無料のフィルタリングサービスも提供している。

これが本音か…大手で寡占したいということですなw

司会
>取材班も連載紙面で所持の禁止を提言していました。ここでの議論は日本でも児童ポルノの線引きをきちんとしたうえで、明確なものだったら所持も罰する方向で進むべきであるという点では、一致したのではないかと思います。
 ◆取材班の考え
 ◇単純所持も処罰を
>児童ポルノは単なるわいせつ問題ではなく、「深刻な児童虐待」というのが先進国では常識。ネットの発達で被害者の画像や写真が拡散していく事態を考慮すれば、現行より踏み込んで、画像の単純所持も処罰する必要がある。故意ではなく偶然に画像をダウンロードしたようなケースは、ログを示すなどの方法で過失によることが証明されると考える。当然、捜査当局には慎重な運用が求められる。

リアルのポルノに関しては擁護はなんとも難しい状況ですね。

 ◆ネット依存と教育
 ◇功罪の見極めが重要--竹花氏

司会
>最後のテーマとして私たちはどういう視点でネット社会に向き合えばいいのでしょうか。
 
佐々木氏
>例えば社会学者の内藤朝雄さんは「いじめの社会理論」という著書で、日本の中学校は勉強の場とコミュニティーが一緒になっているため、仲良くしなさいという同化圧力から逃げられないと、鬱屈(うっくつ)していじめに走ってしまうと主張している。それがインターネットの出現によって、子供たちは自分がどこの中学校の何年生なのかを名乗らず、同じ悩みを持つ校外の子供たちとつながることができ、コミュニティーの殻を打ち破っている。ネットにはネガティブな面もあるが、一方的に子供たちの心をゆがめているというのは間違いだと思う。
 
柳田氏
>もちろんプラス面を否定しないが、子供たちの人格形成のゆがみの現実を見て議論すべきだ。戦後の日本は負の側面として公害に伴う少数の犠牲者の救済より、経済成長を優先させた。これからもそういう社会を目指すのか、100人のうち98人、99人が1人、2人の犠牲者に配慮して少しだけ利便性を我慢するのかという根源的な問題を議論しないまま、なぜネットは良いから負の議論はやめて進めようと言えるのか分からない

私にはあなたの言っていることの方がわからない>< この人の頭の中では、ネット=技術=公害とワンセットになっているみたいですがそもそも公害だって経済成長と技術の発展によって克服したじゃないか!だいたい、人格形成のゆがみはどこで見たんだ?
 
佐々木氏
>大前提として、ネットは印刷と同じようなインフラになっている。今さら印刷のない時代に戻りましょうと言っても戻れない。このインフラをどう使いこなすかという段階に達していて、子供たちの問題を含めてマイナス面を言い続けても新しいものは何も生まないと思う。

柳田氏
昭和30年代に水俣病で狂死する重症者が続出してもうやむやにして、経済成長を止めないために、チッソの排水を規制するなと政府高官は言っていた。 負の側面を論じるのは新しい技術システムをよりよい形で普及させるためであって、それこそが歴史的に新しい文化を生み出すことになると考える。

だからなんで公害から…そんなに社会の利便性よりも人一人の命をみたいなことを問いたいなら車こそ指弾すべきだろうが!

竹花氏
>お二人の議論はネット社会の将来像をどう描くのかという重要な論点だ。僕はできたら柳田さんの言うような国であってもらいたいと思うが、現実問題としてネット社会はもう動き始めてしまった。ただ、あってはならないことは明確にすべきだ。例えば匿名でいじめの攻勢をかけられることは大きな被害だ。大人として人の悪口は匿名で言うべきじゃないよ、ネットなら何を言っても構わないというのは間違いだよと教えたい
 
・・・・・・悪口じゃないもん!

別所氏
>いろいろな課題があるのは皆さんご指摘の通りだが、短期的に答えを出せるものはまだ少ない気がする。今何が起きているのかを分析しないと、単純にこれが良いかもしれないというだけで問題が解決するかどうかは分からない。インターネットは道具に過ぎないが、その登場で社会は大きく変わった。ただしインターネットはこれまでの社会の変化の延長線上に置かれている。この点を忘れることなく、試行錯誤と分析を積み重ねていくことが必要ではないか。従来の変化は何だったのか、ネットによってどんなプラスとマイナスがその流れに加わったのかをじっくり見て考えるべきだろう。
 
柳田氏
>より良いネット社会を作っていくうえで、ネットにかかわる企業や研究者の中で影響力を持つリーダーたちこそ、新しい情報倫理の確立の行動を起こし、ネットを介するとモラル意識を失いがちになるから、社会も家庭も教師も注意して新しい道具を使わなければいけない、犠牲者が負う傷はその人の一生を台無しにすることさえあるのだと発言すべきだ。

これだけいいかげんなことをほざける柳田氏のモラル意識の低さはネットを介しているからでしょうか?wいったいどれだけ既存のマスゴミはモラル意識が高いとでも言うの?
 
佐々木氏
>ネットの負の側面が言われるのは、掲示板の2ちゃんねるの存在が大きいと思うが、2ちゃんねるの問題点は、非常に気軽に、反射神経的にコメントを書き込めてしまう構造にある。ブログの「炎上」(書き込みが殺到し、収拾がつかなくなる状態)も全く同じ構図だと言える。だったらもう少し荒れない、炎上しないネット空間を作れるのではないかという議論が進み、その成果の一つがミクシィのようなソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)=注10=だ。インターネットが本格的に普及してわずか12年、ウェブ2・0(注11)という双方向性を担保したメディアが誕生して2、3年でしかないのだから、ネット業界はより良い仕組みを作っていくという方向で議論すべきだと考える。
 
・・・・・ここまでパーフェクトだったのに、何で…いや何も言うまい。

柳田氏
今の子供たちは自分の頭で考える思考力がすごく遅れているという報告がいろいろある。子育ての中でケータイ、ネットに代表されるIT(情報技術)革命が子供の人間形成にどんな変化をもたらしているのかに僕の最大の関心がある。小規模ながら絵本の読み聞かせやノーテレビデーといった運動に取り組んでみると、子供の反応がそれまでと全然違う。ネットの否定ではなく、必要に応じて使い、できるだけ生身の会話を大事にし、特に親子は肌身で接するべきだ。子供が自然環境に接することはますます重要。親たちにはバーチャル(仮想現実)漬けになる情報環境 の問題を真剣に考えてもらいたい。

またゲーム脳&脳内汚染ですか?少しはネットで調べてみたらいいのにね。もう少しバーチャル漬けになって良質の情報と触れられないとますます思考力が落ちますよ!

 ◇のみ込まれぬ知恵を--佐々木氏
 
佐々木氏
>ネット社会の状況は国によって違う。日本の場合に忘れてならないのは、インターネットの普及とほぼ同じ時期に、高度経済成長モデルの崩壊という社会変動が起きた点だ。ネット社会の本質として挙げられる人と人のつながり方の変化は、実はネットがもたらしたのではなく、旧来の社会の崩壊による部分が大きいという仮説を立てている。ではネット社会とは何かというと、一つには目の前のものすごい量のノイズ(雑音)の中から重要な情報を自ら拾い上げなければならない。もう一つは人間関係の道具としてSNSが広く使われるようになったことだ。ただしネットは有用だが、自分から情報を取りに行く知恵がない人はのみ込まれて、それこそ2ちゃんねるに「バカ、お前、死ね」みたいなことを書くだけで終わってしまう。人間として本質的なものを求められる時代になりつつあるのではないか。
 
竹花氏
>私自身もそうだが、ネット社会の進展を半ば呆然(ぼうぜん)として眺める人がいる一方で、ネットを使って大金を稼ごうとしたり、悪意に気づかずに巻き込まれて被害者になったりする人がいる。ネットを巡る混沌とした状況の中で、ネットに何ができるのか、何が問題なのか多くの人がしっかり見極める必要がある。他方で負の部分を扱ってきた私としては、緊急かつ真剣に対処しなければならないことがあると思う。例えば、ネット接続を含め今の多機能な携帯電話を子供たちにそのまま持たせて良いのかという議論もある。保護者は子供に持たせても安心な携帯電話を電話会社やメーカーに求めてもいいのではないか。佐々木さんのおっしゃる「のみ込まれて不幸になる人たち」を多く生み出しかねないと感じる。柳田さんが繰り返し指摘されたように、子供たちにとってどうなのかという視点で考えることは、ネット社会を健全に発展させるうえで重要な切り口だと思う。
 
既にバーチャルryで求めたじゃないか…はぁ~。

柳田氏
>社会変化の延長線上にネットという道具が現れたとか、旧来社会の崩壊とネットの出現が重なり、旧来社会が抱え込んでいた負の側面が顕在化したという見方はその通りだ。ネット社会や情報機器への依存を批判する場合、それだけが子供の成長をゆがめるというのではなく、根底にある家族や社会の人間関係が急速に崩壊し、お金を万能視する価値観が前面に出てきたことを考えなければならない。だからこそ、連載の中で大学生が実験したようなケータイ、パソコンを持たない生活を経験してみると、失ったものが何かが見えてきて、そこから考える力が出てくる。そういう前向きの試行錯誤が必要だと思う。私はネットを全否定しているのではない。ネット問題を考えることは、とりもなおさず、我々の生き方や家族のあり方、人間関係、コミュニケーションとは何かを見つめ直す機会になる

別にそんな文明論にまで拡張せずとも、メディアリテラシー教育の徹底で話は済みますよ?

司会
>長時間にわたり、ネット社会の本質に触れる有意義な議論をしていただきました。新聞社も紙の媒体と同時にウェブサイトにニュースを流すネット社会の当事者です。ネット情報に誤りがあれば、訂正やおわびを掲載し、信頼される情報提供を目指しています。今後とも紙の新聞とネットの両方の舞台で、読者の皆さんと相互に意見を交わしながら、ネット社会を考える材料を提供していきたいと思っています。今日は、ログ保存の義務付けとか、児童ポルノの所持は取り締まりの対象だという点では一致し、世論を一歩進めていく議論になったと感じています。

いや、トラバは送れないし、コメントは承認制だしそもそもどこで相互に意見を交わしているの?だいたい訂正やおわびを掲載って…毎ゴミ新聞なんてそんなことやっていたら一面それだらけになるんじゃないの?w

 ◆取材班の考え
 ◇家庭・学校で教育を
>とりわけ子供のネット依存は問題が多い。オンラインゲームや携帯メールに1日の相当な時間を費やす状況は、やはり健全とは言えない。発達段階の子供がネットに依存することがどんな影響をもたらすかはもっと議論される必要があり、実態調査が行われるべきだ。実社会と同様に一定のマナーを保ちつつ有益な情報交換がなされるようになることが結局、ネット社会の高度化につながると考える。そのためにはネット利用に関する家庭や学校での教育が極めて重要だと考える。

されていますよ…ちょっとは調べましょうね、君たちはorz

注8:インターネット・ホットラインセンター;財団法人インターネット協会が開設したネット上の違法・有害情報の通報を一元的に受け付ける窓口。違法情報は警察に通報した後、プロバイダーらに削除要請を出している。http://www.internethotline.jp/
 
注9:サーバー;ホームページのファイルを保存しておくコンピューター。閲覧しようとアクセスしてきた利用者のパソコンに対し、ファイルを送る仕組み。
 
注10:SNS;広く情報を公開するほかのネット上のページと異なり、会員にならないと参加できない。日記を公開したり、共通の趣味を持つ仲間で情報交換をする。

注11:ウェブ2.0;不特定多数の参加と開放志向を特色とした、インターネットの新しい使われ方の総称。ネット上の交流を楽しむSNS、利用者が書き足して作り上げるネット上の事典「ウィキペディア」などが代表例。

 ◆連載第1部のあらまし
 ◇第1回<難病の子 あざける「祭り」>
インターネット掲示板2ちゃんねるに、難病の少女の心臓移植募金をあざける書き込みが続いた。利用者が一つの話題に集中的な書き込みをすることは「祭り」と呼ばれる。時に悪意がエスカレートし、少女のケースでは移植募金の支援者への嫌がらせの電話が続いたり、両親宅の写真を撮ってネット上にさらす事態にもなった。
 中部地方のある主婦はブログに書き込んだ内容が「非常識」と非難され、それをきっかけに夫の勤め先などプライバシーを暴露され、今もおびえる日々を送る。
 2ちゃんねる掲示板の管理人、ひろゆき(西村博之)氏は、誹謗中傷やプライバシー侵害を受けた人から裁判を起こされ敗訴しているが、発信者情報の開示に応じず、損害賠償金も支払わずに無視し続けている。ひろゆき氏は毎日新聞のインタビューに「文句を言いたければ、法律を作ってくださいと国会議員に言うべきだ」と主張した。
 ◇第2回<嫌がる女児を撮影、知らぬ同士で「狩り」>
 ネットの発達が児童性愛者たちの欲望をあおり、現実に幼い少女を児童ポルノの撮影目的で襲う「狩り」に発展したケースをルポした。警察が事件の中心人物とみるコミック作家は毎日新聞のインタビューに「ひとえにネットのおかげで(児童ポルノ愛好家仲間の)ネットワークが広く強くなっている」と認めた。仲間が「狩り」をしたことについては「撮影する側も見る側もエスカレートしたものを求めていく」と語った。
 ◇第3回<静かな職場 システムが社員監視>
 情報漏れの防止を理由に職場でネットによる社員の行動監視が進む。さらに、メールの多用などネット化された職場では同じオフィスにいても顔を合わせて対話する機会が極端に減り、上司と部下や同僚同士の人間関係の希薄化が目立つ。
 ◇第4回以降
 第4回「画面でつながる仲間、友達 『本当は会って話したい』」。パソコンや携帯電話のメールのやり取りに追われる中で、「友人とつながる」ことを高校生たちがどう感じているのかを報告した▽第5回「ケータイ無しで生きられますか」。大学生7人にパソコン・ケータイのネット無し生活の実験をしてもらい、ネット社会でいつの間にか失ったものを考えた▽第6回「操られる素人売買」。ネットオークションやアフィリエイトに翻弄(ほんろう)される主婦の様子をルポした▽第7回「ひきこもり村。」。ネット社会の居心地の良さが逆に実社会への復帰を遠のかせるひきこもりの人たちの苦悩を描いた▽第8回「検索――コピー ペースト」。ネットの検索に仕事や勉強を安易に頼ることが、考える力の退行につながる不安を探った▽第9回「電脳山田村の10年」。ネットの発展だけで地域活性化が実現できるとする国の政策の落とし穴を検証した。

 ■人物略歴
◇佐々木俊尚(ささき・としなお)氏
>1961年生まれ。ジャーナリスト。毎日新聞記者、月刊アスキー編集部などを経てフリー。著書に「次世代ウェブ グーグルの次のモデル」など

◇別所直哉(べっしょ・なおや)氏
>1957年生まれ。ヤフー法務部長、総務省の電気通信事業分野におけるプライバシー情報に関する懇談会委員。持田製薬を経てヤフー入社

◇柳田邦男(やなぎだ・くにお)氏
>1936年生まれ。作家。NHK記者から作家活動。災害、少年問題などに取り組む。著書に「壊れる日本人 ケータイ・ネット依存症への告別」など
◇竹花豊(たけはな・ゆたか)氏
>1949年生まれ。前警察庁生活安全局長、「おやじ日本」会長。大分県警・広島県警本部長、東京都副知事などを歴任。著書に「子どもたちを救おう」