>『見た目が完成したかに見える現代の化学も、化学史のひとコマにすぎません。後世の人たちは、私たちが使っている教科書に「時代の色」を感じるはず。そういう意味で「化学(科学)の真髄は化学(科学)史にある」と言えそうな気がします』
「痛快化学史」アーサー グリーンバーグ (著)
渡辺正「訳者あとがき」
新・後藤和智事務所さま「俗流若者論ケースファイル85・石原慎太郎&宮台真司」
(しかし、誰がこの二人が並べて批判される日が来ようと想像しえたのでしょうね・・偶像もここまで墜ちると失笑しかするしかないね)
で、ちょうど2006/08/25
はバーチャルry委員会で坂元先生を言祝いでいるのでおまけ。
宮台
>クラッパーの限定効果説。「子供がもつ素因が刺激の有害性を決める」という仮説と「子供の周囲の人間関係が刺激の有害性を決める」という仮説の複合です。刺激が素因を育てるのではないとします。要は情報は単独で有害無害を論じられず、情報をやりとりする「社会的基盤=台」によって意味や意義が変わります。
未だにクラッパーwww まあ、社会心理がご専門ではないみたいだからアップデートできないのは仕方ないとしても、いつまでも4~50年前の研究をもちあげられても…。当該メモ中でとりあげた「メディアと暴力」佐々木 輝美 (著) ぐらいは読もうよ。ある種の「強力効果論」(※何度もメモしていますが名前に惑わされないでください。普通に「影響」の存在を認める方向ということ)がリバイバルされているという現状を知らないと戦えないよorz
宮台
>殺したいと思えば殺せるし、犯そうと思えば犯せるのに、それだけは絶対にしたくないと思う「脱社会的存在」がいるのは、なぜでしょうか。これは解かれなければいけない問題です。〈世界〉の根源的未規定性を受け入れ可能にする機能をもつ「宗教的なるもの」の真髄に関わる問題でしょう。
常考、宗教的なものの真髄とか問わずに「脱社会的存在」の存在を否定するだけでいいんじゃない?というわけで私も宮台に対抗したお伽噺を考えてみました!
「これからは兎は脱地球的存在として月で餅をつきます!」
| ∩ |
゙l | | /二つ _ |
│ (,,゚Д゚) | |ブルァ |
ヽ /,,⊃==| | ノ
.ヽ、 C( ) _) | | ,,/
`'i、 (/ ∪ ) ̄ ̄ ̄( ,/
`'-,、 (;;;;;;;;;;;;;;;;;;;) ,,/
`'ー-,,,,_、 _,,,,,-‐'"
「しかし、10年経っても兎は一向に月で餅をついてくれません。」
ハ ハ
ノノ ノノ
(;゚ー゚)ニンジンうまー
つiiiiて
/ |::|
C(,,η,,η
「どうして兎は脱地球的行動をとらないのでしょうか?」
i"ヽ/"i /ヽヘ
ヽ ハ / / 丿ノ
(,, ) (゚* ,,) 地球さいこー
ノ ヽ ノ ヽ
,,,, ,, , ,,, ,,( O ),,,,,( ノO,,
「きっと世界の根源的未規定性を受け入れ可能にする機能をもつ宗教的なるものの真髄に関わる問題なんですね(頭がめでたし、めでたし)」
プル
((⊂ニヽ/ニ⊃))
(゚Д゚,,) プル
vv ヽ ~
( ( )O ~
(/(/
で、もって渡辺先生を言祝いでいる身としては見逃せないものが・・
MIYADAI.com Blog マル激トーク・オン・ディマンド 第334回 タイトル:ダイオキシン問題は終わっていない
>日本で、なぜかダイオキシン問題の存在について疑問をはさむ懐疑本がベストセラーになり、マスコミ報道も10年前に比べれば激減している。この「なにを今さらダイオキシン」というムードについて、国際ダイオキシン会議の議長を務める森田昌敏氏は、ダイオキシン問題は解決したわけではないと警告する。97年、密かに進む環境汚染を告発した『奪われし未来』が発売され、日本各地のゴミ焼却炉周辺で高濃度のダイオキシンが検出されたことが報道されると、一気に世論が盛り上がり、99年には「ダイオキシン類対策特別措置法」が成立した。ゴミ焼却大国・日本においては、ダイオキシン規制とはすなわちゴミ焼却炉問題であった。
ダイオキシンなる単語も治安悪化と同じく、アカヒの所沢空騒ぎ前後からマスコミの記事「数」が急増し、体感環境不安が醸成されたということも渡辺教授は実証済みです。そして本来空騒ぎなのですから、次第に記事に上ることがなくなってきた、ただそれだけのことです。そして今残されたダイオキシンに関する問題は、上記法律が出来てしまった為、毎年無駄に100億円をドブに捨てているということです。そしてごみ焼却問題ではなく、処分場問題であることを渡辺教授「は」指摘していることも何度もメモしておきます。
参考;http://newmoon1.bblog.jp/entry/391198/
(渡辺正教授まとめ)
>ダイオキシンは、人類が作り出した最悪の化学物質といわれるほど、毒性が強い。水に溶けないが、油には溶ける性質を持ち、自然の中では極めて壊れにくい。一度、自然界に排出されると、土壌や水中の汚泥に溜まりやすく、食物連鎖を通じて人体に蓄積していく。森田氏は、ダイオキシンの最大の問題は、成人への影響ではなく、胎児や子どもに対する影響であることを強調する。ダイオキシンは、環境ホルモンの一種であり、微量でも胎児には決定的なダメージを与えかねない。人体実験が難しいため人間における因果関係が完全に証明されたわけではいないが、予防原則の観点から、ダイオキシンを含め、環境ホルモンと疑われる化学物質の規制を強化することは重要と森田氏は説く。
ダイオキシンって普通に森林火災でも発生する(してきた)んですがw そして環境ホルモンについては2004年に環境省が事実上(マスコミが報道しないからね!)の安全宣言出しました。
>ダイオキシン問題の現状と今後の見通しから、根拠無き懐疑論がはびこる日本の社会構造まで、幅広いテーマを議論した。
( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )マッチポンプ社会学者の本領発揮ですね!根拠なき「不安扇動言説」をはびこらせる人間の精神構造について議論された方がよろしいのではなくって?
以下 情報弱者はさておきまして、素直に渡辺正教授を言祝ぎますヽ( ^▽^)ノ
NPO法人くらしとバイオプラザ21 ニュースレターVol.6より抜粋。
「私の環境論」渡辺正 東京大学生産技術研究所副所長・教授
―――環境分野に入られたいきさつを
渡辺先生
>文部省科研費の環境研究グループができてからの6年間と、安井至先生が次の代表になられた5年間の計11年間、事務局をしていました。今も、日本の環境研究者100人ほどの顔と名前とお仕事が大体わかる。
渡辺先生の言説を門外漢の言として払い除けられる「専門家」は度胸ありますw
―――環境が話題になった経緯と環境に対するお考えを
渡辺先生
>環境が話になり始めたのは、せいぜい40年前。レイチェル・カーソン(米国の生物学者)の本『沈黙の春』が62年ですね。日本では60年代の末に、「おれたち、環境を汚している」とようやく気づき、70年に何本も作った法律のもとで浄化を進めた。85年ごろ、少なくとも水と空気はすっかりきれいになって、以後20年ずっときれいなまま。
渡辺先生は中西先生をはじめとする地道に環境浄化に取り組んだ先生方を本当に尊敬しておられます。「かつて」高度経済成長時、日本には環境問題が確かに存在しました(今、中国で大問題になっているように)。しかし、地道に取り組まれた先生方の努力の成果があって解決済とそれだけのことです。
―――地球の温暖化について
渡辺先生
>過去20年、日本の化石資源輸入量、CO2の発生量、GDPをグラフにすると、ほぼ同じ推移をしてきた(エネルギー経済統計要覧2007年版を元に、1990年=100とする相対値で1986年~2005年の推移をみるグラフ)。温暖化の話で基準になる90年の話を100としたら今は115で、エネルギーの使用量もCO2の発生量も、GDPも、みな15%ほど増えている。化石資源は、ほぼ使用量=生産量で、生産のほうはほぼ完全に政治・経済の力学で動くから、CO2の排出を減らしたくても、まず打つ手がありませんね。
要は23%経済を縮小すれば京都議定書を守れるとw
―――温暖化はどのようなデータを使って予測しているのですか?
渡辺先生
>大都市の気温は100年で3℃は上がりました。だから、CO2が地球を温めてきたかどうかなら、都市化の影響を受けていない田舎の気温だけを平均したグラフを作れと言いたい。
>NASAは79年から衛星を使った気温計測を続けてきて、その結果を見ると、都市化の影響がほとんどない南半球は気温が上がっていないし、南極圏はずっと横ばいか、やや冷え気味。
この点は、QQ2Dさんコメント欄
とりわけ'Warming is due to the Urban Heat Island effect'
を参照のこと。一応南半球でもココロモチ上がっています(やっぱり画像を見ても誤差の範囲にしか見えませんが)。
―――環境問題で強調したいことは?
渡辺先生
>日本に限るなら、残る問題は車とゴミ捨て場。私が大学に入った40年前に600万台だった車が、今は7500万台に増えている。車の排ガスは、見かけはすごくきれいになったが、混じっている発がん性物質はあまり減っていないと思う。空気を吸う人の健康をむしばむというほどではなくても、悪い影響を与えているのは確かでしょう。また、地表近くのオゾンは、車の排ガスがもとでできる。
>光化学スモッグの原因になるのはオゾン(オキシダント)だし、交通事故は年間6000~7000人の命を奪う。全世界なら年に50万人です。国の経済力を支えている産業だし、使うと便利だから、誰も表立っては叩かないんだけど。
>96~99年のダイオキシン騒ぎでは、何兆円も使って全国の焼却炉を入れ替えました。汚い煙は減ったが、「ダイオキシン対策」にはなっていない。ダイオキシンの悪影響は、もともとゼロだったんだから。おまけに、しじゅう大量のゴミを燃やす必要ができた。
マル激トーク・オン・ディマンドの2時間、全否定キタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─ !!
>平成11年7月にできたダイオキシン類対策特別措置法は、霞ヶ関から県庁経由で各自治体に、環境試料の分析を義務付けている。土と水と空気の1検体を分析する経費は、当初100万円もした。今は15万円くらいだが、全国で実施している検査は膨大な数で、およそ100億円をドブに捨てています。
なんという環境不安社会w
―――ダイオキシンの問題で付け加えることは?
渡辺先生
>ダイオキシンの発生源は昔使われた農薬の不純物で、焼却が原因ではないことが、法律ができた半年後にわかった。その法律は、当時の各党の党首も含め、国会議員が200名以上が名を連ねた超党派の議員立法です。そんな法律だからお役人も、手直しや廃止はとうていできず、怖くていじれないようですね。問題があるとわかったら見直すことは決して恥ずかしいことではなく、むしろ勇気の要る立派なことだという雰囲気ができ、議員さんや科学者のうち影響力のある人から、現実に即すべきだと言い出してほしい。僕の力だけではどうしようもない。
僕の力「だけ」ではどうしようもないというのが実に良いですね♪どうしようもないから何もしないのではなくて、きちんと一人でも声をあげるまさに勇者さまです!!!
―――環境と健康の関係を
渡辺先生
>私たちの体には、一定量以下の有害物質を摂取しても死や発ガンに至らないという、優秀な解毒システムがある。病気のリスクと有害物質の摂取量は正比例しないことを認識する必要がありますね。
正比例ではなく、ある量の摂取量・体内濃度を越えた時点から一気にほぼゼロリスクから一挙にリスクとなるイメージ
>どんな山の中でも深呼吸を1回すると、3000億原子の水銀、50億原子の鉛ほか何千種類もの毒物を吸うし、きれいな米1粒はカドミウムを5兆原子も含む。水銀も鉛もカドミウムも天然の毒物だし、工業化の進行で大気中の濃度はたいぶ増えているものの、火山からも出るし、環境には大昔からあるんです。空気がずっときれいだった弥生時代でさえ、今の数分の一はあった。
カドミウムでお米の話がでたから弥生時代゚+.(・∀・)゚+.゚いちいち例が素敵です♪
>一般の人々は、どれだけ少なくても危ない、ゼロから少しでも増えたら危ないと思って、行き過ぎた安全を求める。それが問題ですよ。物質も放射線も、どこかまでは無害で、度を越せば有害になるだけ。
これが結論です(キッパリ)!
>地球誕生の瞬間からあるカリウム-40は放射性で、寿命が十数億年あるから、まだまだ当時のものが残っていて、今後1万年たっても量はほとんど減らない。そのせいで人体そのものが、毎秒5000本ほどガンマ線を出している。そうした現実も知ってほしい。
―――最後に環境及びその他の話題を
渡辺先生
①日本でペットボトルは約100万トンの原油から約50万トン製造される。分別回収されているが、うち約3万トン(6%)だけが真の意味のリサイクルをされ、あとは家庭ゴミと混ぜて燃やす。燃やさないと焼却炉がうまく稼動しないから。
②街中のドリンク自販機が使っている電力は原発一基分にあたる。
③BSEについては、中西準子先生の試算によると、感染して死ぬ日本国民は100年にせいぜい1人。風呂場で事故死する人は年に6000人もいる。リスクを比較する視点がだいぶ足りない。
( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー 総て目から鱗でございます!!!ああ、渡辺先生を環境大臣に任命してくれたなら安倍内閣ですら熱狂的な支持者になったのにw
- >私も、その「オーナー判断により非掲載」なんていうのは初めてみました。一体、何なんでしょう?
たこやきさんでも初見ですか・・う~んますます謎が謎を呼ぶ(笑)
>PHP研究所もかなり香ばしい書籍を出す会社
「脳」みたいなタイトルつけておけばと錯覚しておられる編集者がいるんじゃないでしょうか?そんな編集者が何人もいるというより同一人物が企画をあげて書かせているんじゃないでしょうか?(そう思ったほうが救いがあるし)
>森昭雄大先生が新刊を出すようです。
しかし「似非科学」批判というネット運動がなかったらと思うとぞっとしますよね。こんなのを信じて政策に反映させようという人間が平気でいる(た)んですから。世田谷のような主婦の多いところで区が招いて講演とか本当に勘弁してもらいたいです。 - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2007/09/04 17:59
- 私も、その「オーナー判断により非掲載」なんていうのは初めてみました。一体、何なんでしょう?
ちなみに、その草薙氏が持ち上げていることでも有名な森昭雄大先生が新刊を出すようです。
『「脳力」低下社会』 PHP研究所 9月21日発売
とのことです。
先の『インフォドラッグ』『社会脳』など、PHP研究所もかなり香ばしい書籍を出す会社、というイメージがついて仕方ないのですが(苦笑) - commented by たこやき
- posted at 2007/09/03 20:01
- たこやきさん、こんばんわー。
本当ですね、いつのまにかに正義の味方気取りですよ。そんなに青少年のことを真剣に考えたいたのならなんで2年で法務省辞めて、アイドル事務所に入ったのかと小一時間問い詰めたい!
あと知らない間にいったん削除されたアマゾンレビューが回復していました(笑)
【オーナー判断により非掲載】←って勝手にタイトルに入れられているんですが、こんな文言初めてお目にかかりました。偉大な先達として何かご存知でしたらお教えくださいませ。あと草薙に関してはせっかくですので、今月の中央公論 特集・「親」が壊れているを抜粋メモする予定です。 - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2007/08/31 23:43
- 草薙厚子氏が「僕はパパを殺すことに決めた」に法務省が勧告を出したことに、日本ペンクラブが抗議した、ということで、草薙氏本人のブログが更新されていますね。
http://playlog.jp/atsukokusanagi/blog/2007-08-30
自説に都合の悪い言説は全て無視して、ゲーム脳やら少年犯罪凶悪化だとかを散々煽っている人物に「公正な立場からの報道を強く望みます」と言われたくは無いですが…。 - commented by たこやき
- posted at 2007/08/31 17:38