>『我々が何としても深く考えておかねばならないことは、どうすればより実害が少なくて済むかということである。そしてこの点にこそ、真の目的があると考えて、ことにあたるべきである。なぜなら完全無穴でなにひとつ欠陥のないような制度は、この世の中には存在しえないからである。』
マキャヴェッリ「政略論」
全国医師連盟設立準備委員会
これが「医療崩壊・財政強化」の流れに抗う希望の灯火!!!
今まで久坂部医師・厚労省の描いている
国家→医師←国民(現時点では医師が一心に耐えている状況)から、
国家→医師→国民
という状況になっても自業自得だし、最終的に団塊が死滅するぐらいには陰惨な現実を前に「国民→国家」というありうべきバイパス手術ができるのではないかと思っていました。しかし、その流れの中で医師がその職業倫理を守り、国民のための医療を守ろうと「国家←医師」という運動を起こそうとしています!安倍なんかの戯言などではなく、文字通り「美しい国」を守ろうとする姿になんか涙がでてきます。・゚・(ノ∀`)・゚・。
この団体については上記HPにも詳細はありますが、まずは以前も取り上げさせていただいた新小児科医のつぶやきさま「我は行く」
を読まれてください。
>座位先生なら私は信用します。私が新組織に参加することに異論がある方も当然おられると思いますが、心境だけ最後に書いておきます。
現状は絶望的な状況です、ただその中で日々の医療活動で心身ともに磨り減らしている中で、ネットでの繋がりを信じて、新しい団体を組織し、現実と戦おうとしています。これが希望でなくてなんだというのでしょうか?
217 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/26(月) 20:13:29 ID:UD0eUnP30
特別企画:医療機関の倒産動向調査
2007年の医療機関の倒産、2001年以降、最多ペースで推移
~競争激化、選択意識の高まりで収入減、経営2極化進む~
>はじめに2004年度の国民医療費は32兆1000億円となり、前年度比で1.8%、ここ10年間では30%以上の伸びをみせ、今後もさらに高齢化社会に伴う増加が見込まれる。しかし、その一方で競争は激化しており、医療機関の倒産は今後、高水準に推移することが予想される。そこで、帝国データバンクは、2001年から2007年(5月)までの医療機関(病院・診療所・歯科医院)の倒産動向(法的整理のみ)について調査・分析した。
そして究極の先回り権力(言い表すに「牧人権力」という言葉では生易しすぎると思います)厚労省が抜本的解決を小泉政権下で致しました。。。
・「病院」=病床数20以上、「診療所」=病床数20未満で区別
>調査結果調査結果によると、2001年から2007年5月までの医療機関の倒産は190件で、年別では2004年(32件)が最多となった。こうしたなか、2007年は5月までに28件発生し、2001年以降、最多ペースで推移。特に「病院」(10件)の増加が顕著となっていることが判明した。
医療費総額が伸びる=病院・医者が儲かるというような安直な誤解が蔓延っているのではないでしょうか?
>このほか、倒産態様別では「破産」が137件、「民事再生法」が53件となったほか、負債額別では「5億円未満」の倒産が70.0%を占め、倒産主因別では「販売不振(診療報酬の減少)」がトップとなった。厚生労働省によると、2001年から2005年までの4年間で「病院」が213施設減少する一方で、「診療所」が3423施設、「歯科医院」が2435施設それぞれ増加(4頁参照)し、同施設間の競争は激化。加えて今後は、高齢化・少子化に伴う各医療機関への評価・選択意識がさらに高まることで各施設の経営二極化が進み、倒産が急増する可能性がある。
市場淘汰万歳=少なくとも地方医療は崩壊します。現在大学病院は医局崩壊を契機に自らを守るに精一杯で系列病院への人材供給がままならなくなっています。厚労省が金を出さず、大学病院が人を出さなくなったとき、どうやって病院という社会資本を維持するか?PFIでとか言う人はオリックス・高知県・PFIでぐぐってみましょう。
今年急増、医師の過労死6人…背景に医師不足・負担ピーク
>1970年以降で同会議が把握したのはこれで21人。労災の認定基準が緩和されたことを差し引いても、今年は突出している。
>6人は1996~2006年に亡くなった20~40歳代の医師で、うち4人は03年以降の死亡だった。死因は、3人が急性心不全や心疾患などの病気、3人は自殺。補償の内訳は、労災認定が4人、訴訟での損害賠償の認定が2人だった。診療科別では麻酔科、小児科、研修医が各2人。死亡事例以外でも、昨年1月に脳出血で倒れ、半身まひになった広島県の40歳代の産婦人科医が今年8月に労災認定を受けている。(2007年12月13日 読売新聞)
「医者の不養生」といえば専門家を揶揄する意のことわざでしたが、いずれ「自己犠牲」という意味が新たに付け加わりそうです。
「異常行動などとの因果関係認めよ」…タミフル被害者団体
>服用後の異常行動や突然死が問題となっているインフルエンザ治療薬タミフルについて、被害者団体「薬害タミフル脳症被害者の会」は3日、厚生労働省に対して服用との因果関係を認めるよう要望書を提出した。要望書は、厚労省の作業部会が先月、タミフルと睡眠時の脳波などについて、「因果関係は認められない」とする中間報告を公表した点を批判。因果関係の認定のほか、異常行動や事故死はタミフルによる可能性が高いことを、医療関係者や国民に警告するよう求めている。この日は、市民団体「医薬ビジランスセンター」「薬害オンブズパースン会議」の2団体も同様の要望書を出した。厚労省は今月中に因果関係について結論を下す方針を示している。(読売新聞 12.3)
参考;http://newmoon1.bblog.jp/entry/404196/
(中間報告)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
インフル治療薬 リレンザで少年が異常行動
>インフルエンザ治療薬リレンザ(一般名ザナミビル)を服用した横浜市の少年(12)が無意識のまま歩いて外に出たり、意味不明な話をしたりする異常行動を起こしていたことが7日、わかった。診察した病院は「因果関係が否定できない」とし、国に副作用として報告することを決めた。
まあ、肉親を失った人は薬害だと思えば救われますよね。
>服用後の異常行動はタミフルで問題となり、国は今年3月、10代患者への投与を原則禁止した。リレンザも同じくウイルスの増殖を抑えるタイプの治療薬。タミフルの使用制限を受けて今季の供給量は昨季の6倍にあたる300万人分に増える見通し。異常行動の報告は00年の発売以来、計10件あるが、行動の詳細が明らかになるのは初めて。
>菅谷憲夫・けいゆう病院小児科部長は「異常行動はインフルエンザそのもので起きる可能性もある。薬の服用にかかわらず発症2日間は子どもから目を離さないで」と呼びかけている。(朝日新聞 12.7)
・・・・・・・タミフル。
参考;リヴァイアさん、日々のわざさま「不都合なタバコの真実@週刊東洋経済(読了して追記)」
コメント欄は必読のこと(Interdisciplinaryさま経由で知りました)
未受診妊婦、1割がリピーター=医療費未払いも4割-母子にも高リスク・医師調査
>妊婦検診をほとんど受けないまま、出産時にいきなり病院に来る「未受診妊婦」の1割強は、過去にも飛び込み出産したことのある“リピーター”だったことが15日までに、日本産婦人科医会広報委員の前田津紀夫医師の調査で分かった。
野良猫のように断種手術を!なんてことは口が裂けても言いませんよ、言いませんが、そういう人が医療訴訟を起こそうとした場合には門前払いとまでいかなくても、敷居を高くする措置を施してもいいのではないかと思います。
>また、医療費未払い率も4割に上り、同医会は「未受診は母子のリスクが高いだけでなく、(医師や病床などの)医療資源を浪費することになり、社会的にも問題」としている。(時事通信 12.15)
典型的な「フリーライダー」として経済学の教科書に使えそうです><
34 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2007/12/15(土) 17:07:33 ID:jgWTx1dr0
いろいろ未払いブームになってるが出産費用を惜しむって最低杉だろ。未払い最低ランキング付けるとしたらこうだな。
1、出産費用 ←人格軽視もいいところ親になる資格なし
2、税金
3、債務
4、健康保険 2~4資産すら持てなくなります
5、給食費 ←かなり恥ずかしい
6、年金 ←法律で脱退権が認められています
7、NHK受信料 ←むしろ立派w
給食費不払いの問題と違って、こちらは自分で避妊さえしておけばいいだけのことですから。擁護する余地はありませんよね。
83 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2007/12/15(土) 21:18:18 ID:Bu46Jelh0
産科医はどんどん減少中で、そのうちゼロになるから無問題。
no doctor,no errorの日も遠くない。
この決まり文句あちこちで見かけるうちに覚えてしまいましたよorz
82 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2007/12/15(土) 21:17:53 ID:rrTZ4b+CO
私はいま7ヶ月で毎月検診受けてるけど、エコーして内診して体重計るだけで費用が一回5000円以上する。バカバカしいから毎月今月はさぼっちゃおうかな…という気になる。何かあってからじゃ遅いから毎月行ってるけど高すぎるわ。
86 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2007/12/15(土) 22:14:23 ID:cBeqQyQ00
子供の健康どころか、自分自身の命にも直結する問題なのに、5000円/月が惜しいとは…胎盤異常とか下手したら母子ともに死ぬよ。そのリスクを減らしてくれるんだから、1回10万でも安いと思うんだけどなぁ。
まあ個人の価値観はそれぞれだけどさ。
ちなみに「エコーして」って簡単に言うけど、あのエコーの機械、普及モデルでも2000万、いいやつだと5000万くらいします。純粋な機械の使用料だけとしても、1回5000円は破格ですよ。
102 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2007/12/16(日) 00:33:27 ID:5xsswbL30
この古いコピペを思い出した。
482 :名無しさん@4周年:03/08/23 00:47 ID:GpH070a8
日本の医療費は先進国中、他の追随をゆるさないほど安いんだよ。
初診料日本2400円に対して、アメリカ平均20000円
物価がはるかにやすい中国よりも日本の方が安い。
これでもまだ高いっていうのか??ってゆーか、水道トラブル5000円トイレのトラブル8000円で、おまえの体のトラブル7~8000円だぞ。便器以下かおまえ。
110 :リクあったらうpします:2006/11/21(火) 06:49:26 ID:CMXWNH+e0
ちなみに5000円や8000円は基本料金であって直ぐに追加料金とられて実際はもっと跳ね上がるらしい。
114 :ID変わりましたが1です。:2006/11/21(火) 06:52:49 ID:mEXP6+K/0
>>110
●トイレの付け外し(便器脱着)料金/15,000円
●つまり除去料金/12,000円
●パイプの交換(給水管作製)料金/8,000円+材料費1,000円=9,000円
●フランジ交換料金/6,000円(材料費込み)
合計42,000円(別途消費税2,100円)
こんな感じになるそうです
127 :人生右肩下がり:2006/11/21(火) 06:59:53 ID:bk0KT7YPO
>>114
それ+出張費
なにもしなくても出張費だけは もってかれる(´・ω・`)
このコピペは使えるφ(..)メモメモ
104 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2007/12/16(日) 02:47:05 ID:uRh5KpKl0
DQN「高いから見せねーよ」
普通の人「払うけど高い・・」
生涯独身ニート童貞「高いと思うんならセックスするな!」
・・・・・・・。
131 名前:名無しさん@八周年 投稿日:2007/12/16(日) 14:28:58 ID:Wyi1YOgw0
他の人も言っているが、日本と海外ではシステムが違う。アメリカだと任意の保険だから日本と同じく保険金払ってる。日本は国が健康保険を強制保険でやっているが他国は民間の任意保険。保険金を払っていない貧乏人は日本も無保険だから高い。まぁ、それでも日本は健康保険のおがけで安いよね。
海外は言い値だから高くなる傾向がある。日本は医療報酬を国が決めるから安くなる傾向。米国は保険のランクで病院決められる。日本は平均。日本で現状のまま任意にしたら、医療は崩壊する。
何事も日本の社会形態を海外とそのまま比較するとわけわからん事になるよ。
そして利益重視の民による民間保険に任せるとどうなるかということがSickoのテーマでした。
以下 医療事故調査委員会
「医療事故調」実現へ 警察関与、重大事のみ 与党案
>医療事故をめぐる訴訟や刑事事件の頻発が医師不足の一因とされていることを受け、政府・与党が検討していた医療版「事故調査委員会」制度の原案が29日、明らかになった。医療界の意向を反映して「医療関係者の責任追及を目的としたものではない」と位置づけ、警察による医療死亡事故の捜査は「故意や重大な過失のある事例に限定する」と記したのが特徴だ。来年の通常国会に関連法案を提出、野党の賛成も得て成立させ、09年度中にも制度をスタートさせたい考えだ。
下線部を読んだ時はようやっと・・と思ったのに騙された!へたこいた~。
>医療死亡事故の届け出は地方委が一元的に受け付け、「調査チーム」が死因や事故原因究明にあたる。チームは医師や法律家、遺族の立場を代表する人などで構成。「調査報告書」を医療機関と遺族に通知し、個人情報以外は公表して再発防止に役立てる。焦点だった医療事故への警察の関与については「刑事手続きは悪質な事例に限定するなど、謙抑的に対応すべきもの」と記した。地方委から警察への連絡は「明らかな過失による死亡事故等に限定する」とした。
この報じられ方だけ見るといいものに思えるあたりがまた怖い。
>新制度は「原因究明には医療の知識がある者が携わるべきだ」との医療界の声や、福島県で06年2月、手術中に患者を死亡させたとして産婦人科医が逮捕され、その是非が論議を呼んだことも踏まえ、専門家が航空機や鉄道事故の原因調査を行う「航空・鉄道事故調査委員会」をモデルに検討された。(朝日新聞 11.30)
医療報道に関してマスコミ報道調査委員会もついでに!
1 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 13:49:39 ID:pDW226hu0
厚生労働省の「診療行為に関連した死亡に係る死因究明等の在り方に関する検討会」の第二次試案が公表されたのは、10月17日。
その後、11月2日まで、パブリックコメントが募集されたのは、集まったのは、104件(個人87件、団体17件)だ。A4判にすると、そのボリュームは341ページにも上る。
「もっとも大きな問題は、本案が法制化されれば、現在医療にとってもっとも重要課題とされている産科、小児科、麻酔科、すべての外科を専攻する医師は今後皆無になるであろう。我々教育者も学生にこれらの専門科を専攻するよう勧めることはできなくなるだろう。なぜなら言うまでもなく、医師にも基本的人権は保障されているのだから」これは、独協医科大学学長の寺野彰氏が個人名で寄せたパブリックコメントの一部だ。
パブコメ数自体は表現規制系と大差ないけれど、圧巻はその分量や、大学学長という人間が送っているということ。
3 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 13:52:14 ID:pDW226hu0
「本年3月からの検討とはいえ、来年通常国会に提出する予定法案骨子として策定されたことに対して、その唐突さに驚きを禁じ得ないとともに、本案が我が国の医療崩壊を決定的なものにし、後戻りできない状況になることを深く憂えるものである」など、A4判2ページ半にわたるコメントには、“医療事故調”の制度化に強い異を唱える言葉が並ぶ。
パブリックコメントの全文は、下記のサイトから閲覧できる。賛否両論があるが、医療事故調を批判あるいは懸念する声が目立つ。ぜひ目を通し、問題意識を高めていただきたい。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?ANKEN_TYPE=3&CLASSNAME=Pcm1090&KID=495070148&OBJCD=100495&GROUP=
4 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 13:56:42 ID:pDW226hu0
こっちが「診療行為に関連した死亡に係る死因究明等の在り方に関する検討会」 の第二次試案
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=495070148&OBJCD=100495&GROUP=
5 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 13:57:52 ID:pDW226hu0
文句がいいたい奴はどしどしここに電話しよう
厚生労働省医政局総務課医療安全推進室
電話03-5253-1111(内線2579,2580)
このスレを立てた人間の熱さも一連のカキコから伝わってきます。
7 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 14:02:00 ID:pDW226hu0
10月17日の第二次試案を抜粋すると、以下の通りになる。
(1) 診療関連死の死因の調査や臨床経過の評価・分析を担当する「医療事故調査委員会」を設置する。
(2) 医療機関からの診療関連死の届け出を義務化する。届け出を怠った場合には、何らかのペナルティーを科すことができることとする。届け出先は、委員会を主管する大臣とし、必要な場合に警察に通報する。
(3) 調査報告書は、遺族および医療機関に交付するとともに、公表する。また再発防止策も講じる。
(4) 行政処分、民事紛争、刑事手続きにも、調査報告書を活用できることとする。
第二次試案の内容では、「診療関連死」の定義が曖昧な上、そもそも処分を前提とする届け出を行う自体に問題がある。これでは今一番解決すべきはずの医師・患者の紛争解決につながらないどころか、両者の軋轢(あつれき)も招く上、萎縮医療に拍車がかかる。現場の医師・医療関係者の間に高まっているのは、こうした危機感だ。
記事の文字面だけ追っていたら見えないですorz
8 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 14:03:45 ID:pDW226hu0
厚労省が、“医療事故調”に関する第二次試案を公表したのは、10月17日のこと。パブリックコメントを求めたところ、中には賛意も見られたが、それ以上に目立ったのが強い反対意見だ。ところが、11月8日に開催された「診療行為に関連した死亡に係る死因究明等の在り方に関する検討会」では、出席した日本医師会常任理事の木下勝之氏をはじめ、医師側の代表は、第二次試案には基本的には賛成するとし、現場の医療者から反対意見が相次いだことについては、「(“医療事故調”に関する、現場の医療者への)説明不足」と一蹴した。
医師会テラヒドス
そしてついに小松御大がぶち切れることに繋がっていきます。
9 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 14:08:33 ID:pDW226hu0
第二次試案が言及する「医療事故情報収集等事業」とは、日本医療機能評価機構が実施している事業のこと。
この定義は、以下のようになる。
・ 誤った医療又は管理を行ったことが明らかであり、その行った医療又は管理に起因して、患者が死亡し、若しくは患者の心身に障害が残った事例又は予期しなかった、若しくは予期していたものを上回る処置その他の治療を要した事案
・ 誤った医療又は管理を行ったことは明らかではないが、行った医療又は管理に起因して、患者が死亡し、若しくは患者の心身の障害が残った事例又は予期しなかった、若しくは予期していたものを上回る処置その他の治療を要した事案(行った医療又は管理に起因すると疑われるものを含み、当該事案の発生を予期しなかったものに限る)
10 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 14:10:02 ID:pDW226hu0
日医の見解と、「医療事故情報収集等事業」では、明らかに相違がある。例えば、「誤った医療であることが明らかであり、臨床経過から原因が容易に推測できる。それを説明すれば患者が納得する」という場合、日医の見解では届け出なくても済むことになりそうだが、「医療事故情報収集等事業」
では届け出の対象となる。
要は、目的が異なれば、おのずから「届け出・収集」すべき事例の範囲も異なるわけだ。「医療事故情報収集等事業」の主たる目的は、医療事故の再発防止にある。
「いつ、どんな事故が起こりやすいのか、その防止のためには、どんな安全策を講じればいいのか」が課題となる。だからこそ、匿名・免責にして、様々な事例を集めているのである。ここで疑問が幾つかわく。一つは、このようなかなり広い範囲の事例を収集する「医療事故情報収集等事業」を今回の“医療事故調”に当てはめた場合、どんな事態に陥るかだ。届け出の「義務化」の意味も曖昧だが、相当数の事例が、厚労省という監督官庁に集まることになりかねず、それが行政・民事・刑事処分につながる可能性があるとしたら、安心して医療ができるわけはない。
12 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 14:12:14 ID:pDW226hu0
また「届け出」をはじめ、制度の基本的な部分が定まらない、つまり関係者の間で解釈が異なる状態で、なぜ関係団体が厚労省試案の“医療事故調”の制度化に賛成しているかという点も疑問だ。
そもそも日医の「医師の職業倫理指針」をはじめ、各種学術指針は、事故防止のための届け出を不利益処分につなげることを禁じている。こうした指針と“医療事故調”と整合性が取れるかも問題になる。
13 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 14:16:23 ID:pDW226hu0
この「試案」は、届け出なかった場合にペナルティを科すという時点で、明らかに、憲法第38条「何人も,自己に不利益な供述を強要されない」に違反しているだろ!!
病院というのはただでさえ、一番死に近い場所なのに、これでまた無駄なかつ萎縮させる事務作業が増えると。もちろん、新たに人を雇う余地など医療費削減の流れの中であろうはずもないと。
16 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 15:28:35 ID:bBPG62Ji0
虎ノ門病院の小松秀樹先生が、11月17日(土)に長崎市で行われた九州医師会で特別講演をされ、『日本医師会の大罪』について話をされました。唐澤日本医師会会長、日本医師会理事、九州圏内全ての県医師会長を前にして、日本医師会執行部へ批判と、現場の医師が立ち上がることを訴え、講演後、大きな拍手が沸き起こったそうです。
いくつかのブログ・オンラインメディアでも小松先生の講演について紹介されています。
座位の夢想:小松氏の正々堂々とした日本医師会執行部批判
http://obgy.typepad.jp/blog/2007/11/oo_9668.html
産科医療のこれから:日本医師会の大罪
http://obgy.typepad.jp/blog/2007/11/oo_9668.html
ソネットエムスリー:混迷する"医療事故調"の行方◆Vol.1 続出した
反対意見を無視した検討会
http://www.m3.com/tools/IryoIshin/071119_1.html
日経メディカルオンライン:小松秀樹が語る「日本医師会の大罪」
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/kikou/200711/504813.html
そしてその小松医師を標的にするかのような特集を組んだ「論座」は滅べ!
17 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 15:30:54 ID:bBPG62Ji0
□■ 日本医師会の大罪 ■□
虎の門病院 泌尿器科 小松秀樹
○国民と患者のため、医療の改善と向上のため、現場の医師による自律的な集団が必要である
○厚生労働省は医師に対する全体主義的な統制を行う強大な力を手に入れつつある
○過剰な統制は自律性を奪い、医療システムを破壊する
○日本医師会の役員の一部は全ての現場の医師を裏切り、厚労省に加担した
○いま、日本医師会に対し、現場の医師は自らの意見を明確に主張しなければならない
○国民と患者には、自分達自身と家族のために、現場の医師を支援していただきたい
07年10月17日、厚労省は診療行為に関連した死亡に係る死因究明等の在り方に関する第二次試案を発表した。その骨子は以下のようなものである。
1)委員会(厚労省に所属する八条委員会)は「医療従事者、法律関係者、遺族の立場を代表する者」により構成される。
2)「診療関連死の届出を義務化」して「怠った場合には何らかのペナルティを科す」。
3)「行政処分、民事紛争及び刑事手続における判断が適切に行われるよう、」「調査報告書を活用できることとする」。
4)「行政処分は、委員会の調査報告書を活用し、医道審議会等の既存の仕組みに基づいて行う」。
18 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 15:31:46 ID:bBPG62Ji0
第二次試案は、この制度の検討会の座長で刑法学者である前田雅英氏の主張「法的責任追及に活用」(讀賣新聞07年8月14日)に一致している。法的責任追及という理念の実現が目的であり、これが現実に人々に何をもたらすのかを、多様な視点から考えた形跡がない。日本の刑法学はマルキシズムと同様、ドイツ観念論の系譜にある。理念が走り始めるとブレーキがかかりにくい。ここまでの統制が、医療に対して求められなければならないとすれば、他の社会システム、例えば、裁判所、検察、行政、政党、株式会社、市民団体などにも、相応の水準の統制が求められることになる。理解しやすくするためにこの状況をメディアに置き換えてみる。
前田雅英!なんとどこかで見覚えのある名前か!まさか異分野でも見かけることになろうとはさすが御用学者の面目躍如ですな( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
19 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 15:32:36 ID:bBPG62Ji0
1)報道被害調査委員会を総務省に八条委員会として設置する。事務は総務省が所管する。
2)委員会は「報道関係者、法律関係者、被害者の立場を代表する者」により構成される。
3)「報道関連被害」の届出を「加害者側」の報道機関に対して義務化し、怠った場合にはペナルティを科す。
4)行政処分、民事紛争及び刑事手続における判断が適切に行われるよう、調査報告書を活用できることとする。
5)ジャーナリストの行政処分のための報道懲罰委員会を八条委員会として総務省に設置する。報道被害調査委員会の調査報告書を活用して、ジャーナリストとして不適切な行動があった者を処分する。
わかりやすく置き換えてもらったら、あら不思議!?マスコミにはとっても必要な制度になってるwww
20 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 15:33:08 ID:bBPG62Ji0
厚労省医政局の幹部には歴史的視点と判断のバックボーンとなる哲学が欠如している。そもそもわが国の死亡時医学検索制度の貧弱さこそが問題なのだという現状認識すらない。このような異様な制度は、独裁国家以外には存在しない。独裁国家ではジャーナリズムが圧殺されたばかりでなく、医療の進歩も止まった。
私は、自由とか人間性というような主義主張のために、過剰な統制に反対しているのではない。この制度が結果として適切な医療の提供を阻害する方向に働くからである。システムの自律性が保たなければそのシステムが破壊され、機能しなくなる。
格調高くなんと激烈な批判!社会システム論はこうやって使うものなのですね(感嘆)
21 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 15:33:30 ID:bBPG62Ji0
「システムの作動の閉鎖性」(ニクラス・ルーマン)は、社会システム理論の事実認識であり、価値判断とは無関係にある。機能分化した個々のシステムの中枢に、外部が入り込んで支配するようになると、もはやシステムとして成立しない。
例えば、自民党の総務会で市民団体、社民党、共産党の関係者が多数を占めると、自民党は成立しない。内部の統制は内部で行うべきであり、外部からの統制は裁判のように、システムの外で実施されるべきである。そもそも厚労省は、医療を完全に支配するような強大な権力を持つことの責任を引き受けられるような状況にあるのだろうか。当否はべつにして、厚労省はメディア、政治から絶え間ない攻撃を受け続けてきた。政府の抱える深刻な紛争の多くが厚労省の所管事項である。憲法上、政治が上位にあるため、厚労省は攻撃にひたすら耐えるしかない。しばしば、攻撃側の論理を受け入れて、ときに身内を切り、現場に無理な要求をしてきた。現在の厚労省に、社会全体の利益を配慮したブレのない判断を求めることは無理であり、強大な権限を集中させることは、どう考えても危険である。
22 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 15:33:54 ID:bBPG62Ji0
第二次試案発表から15日目の07年11月1日、ほとんど報道されなかったが、日本の医療の歴史を大きく変えかねないような重要な会議があった。
自民党が、医療関係者をよんで、厚労省の第二次試案についてヒアリングを行った。厚労省、法務省、警察庁の担当者も出席した。日本医師会副会長の竹嶋康弘氏、日本病院団体協議会副議長の山本修三氏、診療行為に関連した死亡の調査分析モデル事業事務局長の山口徹虎の門病院院長(立場としては学会代表)が意見を述べた。私はめったなことでは驚かないが、この会議の第一報を聞いたときには、びっくりした。全員、第二次試案に賛成したのである。
23 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 15:34:21 ID:bBPG62Ji0
なぜ驚いたか。07年4月以来、この制度について検討会で議論されてきた。ヒアリングに出席した山口徹モデル事業事務局長、日本医師会の木下勝之理事、日本病院団体協議会の堺秀人氏、の三氏は検討会の委員として、この間、議論に加わってきた。私自身、第二回検討会で意見を述べる機会を得たが、検討会では猛スピードで議論がすすめられた。議論はかみ合わず、かみ合わせようとする努力もなしに、多様な意見が言いっぱなしになった。8月24日に発表された「これまでの議論の整理」も、多様な意見が併記されていただけだった。
24 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 15:34:46 ID:bBPG62Ji0
自民党の働きかけが、モデル事業、日本医師会、日本病院団体協議会の三者に、第二次試案に対し賛成か反対か態度を鮮明にすることを迫った。自民党の迫力に背中を押されて、三つの団体が賛成の機関決定をした。結果として、自民党に対し、大半の医師が第二次試案に賛成しているというメッセージを送った。
日本医師会はなぜ賛成したのか。前会長は、小泉自民党と対立した。現会長になって、自民党につきしたがうようになったが、それでも邪険にされつづけている。日本医師会の最大の関心事は診療報酬改定である。現在、診療報酬の改定作業が進行中である。厚労省の第二次試案に賛成することが、自民党を支えることになり、診療報酬改定で自分たちが有利になるとの期待があると考えるしか、日本医師会の行動を合理的には解釈できない。だとすれば、目先の利益を、今後数十年の医療の将来に優先させたと非難されるべきである。
日本医師会・・おそらく小松氏の言わんとするところはわかっているだろうけれど、もう問題山積しすぎて\(^o^)/オワタになっているような気がします。現医師会会長のものした文章は何度か読ませていただき、問題点は把握されていたようですので。
参考;http://newmoon1.bblog.jp/entry/371897/
(唐澤祥人会長視点論点出演)
25 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 15:35:27 ID:bBPG62Ji0
よく考えると、日本医師会の行動が、目先の利益につながるのかどうかも疑わしい。自民党内にも、第二次試案に対する疑問の声はある。第二次試案の真の姿が、社会に広く理解されるようになったとき、第二次試案でよいとする説得力のある理由が用意できていなければ、日本医師会の信頼性が更に低下する。実際、一部の医師会役員は、執行部が第二次試案に賛成したことを知って激怒したときく。
私には、日本医師会が時代から取り残されているように思える。現場で働く開業医と議論すると、日本医師会の中枢を占める老人たちとの間に、越え難い溝があることがよく分かる。この危うい状況を本気で検証して、対策を講じないと日本医師会に将来はない。
第二試案の真の姿が理解されるようになるというハードル自体が異常に高いですけれどねorz
26 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 15:35:50 ID:bBPG62Ji0
現場の医師はどうすべきか。このままだと、医療制度の中心部に行政と司法と「被害者代表」が入り込み、医師は監視され、処罰が日常的に検討されることになる。この案に反対なら、それを示さないといけない。自民党の理解では、医師がこの案に賛成していることになってしまったからだ。モデル事業運営委員会、日本医師会の指導者、病院団体に意見を撤回させて、それと同時に、多くの医師がこの案に反対していることを自民党にも分かるようにしなければならない。学者は無視して、ここは、行動の対象を最大の政治力を持つ日本医師会の一部役員に絞るべきである。
第二次試案では、勤務医のみならず、開業医も厚労省のご機嫌を伺いながら、常に処分を気にしつつ診療することになろう。積極的な医療は実施しにくくなる。開業医と勤務医の共通の問題と捉えるなら、日本医師会内部で執行部に抗議をして撤回を迫るべきである。
そして具体的にどう行動すべきかという指針も示されています。単なる綺麗ごとを並べ立てるだけの演説とは違います。
27 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 15:36:10 ID:bBPG62Ji0
しかし、第二次試案は開業医より、勤務医にとってはるかに深刻な問題である。第二次試案は主として勤務医の問題といってよい。産科開業医等を除くと、日本の診療所開業医は高いリスクを積極的に冒すことによって生死を乗り越えるような医療にあまり関与しない。勤務医の多くは、目の前の患者のため、リスクの高い医療を放棄できない。日本医師会には多くの勤務医が加入している。勤務医と日本医師会の関係が問題になる。端的にいうと、日本医師会が勤務医の意見を代弁してきたのかということである。
勤務医は収入が少ないので、会費が安く設定されている。このためかどうか知らないが、代議員の投票権がない。発言権がないといってよい。それでも、日本医師会は医師を代表する団体であるとして振舞いたいので、勤務医の加入を推進してきた。「勤務医と開業医が対立すると、厚労省のいいように分割統治されるので、勤務医も日本医師会に加入すべきだ」という論理が使われてきたが、日本医師会は、常に、開業医の利害を代弁し、勤務医の利害には一貫して冷淡だった。最近、日本医師会の役員が、勤務医の利害を配慮してこなかったと反省を表明するようになったが、今回の問題でそれがリップサービスに過ぎないことが明白になった。どうみても、勤務医は「だしにつかわれてきた」と考えるのが自然である。
28 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 15:36:36 ID:bBPG62Ji0
そこで勤務医のとるべき態度である。これは、日本医師会に抗議すれば済むような生易しい利害の抵触ではない。第二次試案に賛成か、反対かを確認するだけで、抗議する必要はない。生命を救うためにぎりぎりまで努力する医師を苦しめ、今後数十年の医療の混迷を決定づける案に日本医師会が賛成していることが確かならば、すべての勤務医は日本医師会を脱退して、勤務医の団体を創設すべきである。
そして冒頭の「希望は団体!」に繋がります。小松秀樹先生による医師への激励挨拶(約20分)が集会内容の1に上がっていると。
29 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 15:37:12 ID:bBPG62Ji0
開業医と勤務医の大同団結を説く声をよく聞く。従来、その立場をとってきた友人が、今回の日本医師会の行動をみて、医師会に期待することの限界を感じたと連絡してきた。そもそも、勤務医が医師会の第二身分に据え置かれるような形が続く限り、人間の性質上、勤務医が本気で医師会と協調することはありえない。
勤務医の組織ができて初めて、協調の基盤ができる。今では医師会の理不尽なルールそのものが、医師会の正当性を阻害し、開業医の利益を損ねている。まず実施すべきことは、勤務医医師会の創設と、患者により安全な医療を提供するための、勤務環境改善を含めた体制整備である。この中には、再教育を主体とした医師の自浄のための努力も含まれる。
自浄作用がないような団体が、自分の利益を言い募っても、周囲には醜く映るだけで説得力はない。臨床医として活動する医師の登録制度を自律的処分制度として活用している国が多い。全ての勤務医と一部の開業医だけでも、なんとか工夫をして、国の力を借りずに自浄のための制度を立ち上げたい。これは国民に提供する医療の水準を向上させ、かつ、医師が誇りを持って働くことにつながる。
以上小松先生の意見でした。
30 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 15:39:51 ID:bBPG62Ji0
今回の厚生省第二次試案が出た背景の1つには、省内の少数の役人が作成したものを、自民党がめくら判を押しているという側面がある。検討会の御用学者・御用メディアが、これを強烈に後押ししている。日医の幹部現状で、舛添大臣が幾ら頑張っても、役人とこの問題への熱意がない自民党議員によって骨抜きにされてしまっている。詳細は、東大の准教授の上先生の作成したスライドをご参照いただきたい。
http://expres.umin.jp/files/taian071111.pdf
31 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 15:40:47 ID:bBPG62Ji0
この状況を打開するには、多くの医療者が地元国会議員に「厚生省第二次試案が成立すれば、 我が国の医療は崩壊する。自民党は何を考えているのか」と意見を送る ことが必要だ。議員にメールすれば、少なくとも秘書が絶対に見る。具体的には、下記のサイトからワンクリックで議員へメールできる。
http://www.giin-net.com/list.php?giinkb=1
>http://www.giin-net.com/list.php?giinkb=1
50 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 17:28:04 ID:2a/8UHz/0
異常死の解釈によって届け出なくてはいけない事例の範囲は大きく変わる。
コピペだけど、以下のサイトも参考にして。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/moyamoya/law_21.htm
医師法21条:「異状死体」の届け出義務について
治療過程で、不幸にして患者さんが死亡されることがあります.治療の合併症で、そのようになることもありますし、医療過誤によりそうなることもあります.合併症、医療事故、医療過誤の定義は曖昧で、考え方も人によりまちまちで、医師側と患者側でも当然感じ方も違うでしょう.
医師法21条は以下のように「異状死体」の届け出義務を規定しています.「医師は,死体又は妊娠4カ月以上の死産児を検案して異状があると認めたときは,24時間以内に所轄警察署に届け出なければならない」.この「異状死体」の定義が曖昧でいろいろな解釈があります.
実際に問題になるのは、しっかりとしたインフォームドコンセントがなされ、治療の合併症で患者さんが死亡されたときに、警察に届ける義務があるかどうかです.過去には、このようなことは、合併症が起こったのであり、届け出がなされることはあまりありませんでしたが、昨今、状況が変化してきています.届け出義務以外に、場合によっては、患者さん・その家族の了解を得た上でマスコミに公表するといった方向にも向いています.
もやもや病では、あまりこのような事態になることはないように思いますが、特に外科系の手術では、一定の割合で、死亡を含めた合併症を避けることができず、医師側がリスクの高い治療は行わないようになる場合もあるようです.
関連サイト
日本法医学会ガイドライン
http://web.sapmed.ac.jp/JSLM/guideline.html
診療行為の過誤や過失の有無を問わず、注射・麻酔・手術・検査・分娩などあらゆる診療行為中,または診療行為の比較的直後における予期しない死亡は、異状死としています.
61 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 20:49:29 ID:mckukUnI0
昔は厚労省が何かバカな思い付きをするたびに腹を立てていたが最近はいいぞもっとやれと思えて困る
62 名前:卵の名無しさん 投稿日:2007/11/27(火) 20:55:25 ID:FtWDiUTU0
すまん、まとめもうちょっと待ってくれ
とりあえず、東大の上先生のサイトより、
http://plaza.umin.ac.jp/~expres/genba/comment.html
ここをざっと目を通してみてくれ
>>17~>>29でずらずら書いた虎の門の小松先生のコメントは、
上記のサイトの中の、
http://plaza.umin.ac.jp/~expres/genba/taizai.html
ここに載っている。
お疲れさまです!