前回のブログで、來因宮と生年四化は一緒にみるようにお伝えしました。
そして、生年忌が遷移宮や父母宮にある方は、意外(不慮の災害)や健康問題にご注意くださいと申しました。
さて、つぎは2008年6月に秋葉原で無差別殺傷事件を起こしたK氏のものです。
これをみると、K氏も第3運、つまり來因宮(福徳宮)が大限命宮のときにあのような悲惨な事件を起こしています。
もともと福徳宮が疾厄宮を冲する関係で、これは性格上、やや問題の多いことを表しています。
さらに、K氏の場合は、生年忌と自化忌が父母宮にありますので、その冲疾厄宮の凶意が甚大になっています。
自分の精神と肉体のアンバランスといいますか、心が体をむしばむといいますか、お気の毒な宮の状態です。
また、父母宮は両親をみる宮位ですが、その宮に武曲・生年忌は母親の星です。
どんなお母様であったかは、ネットで調べると出てきます。
例えば、週刊現代が報じたK氏の弟の告白にはこんなくだりが出てくる。
〈家族4人で食事を取っていたら途中で母が突然、アレ(K氏のこと)に激昂し、廊下に新聞紙を敷き始め、その上にご飯や味噌汁などのその日の食事を全部ばらまいて、「そこで食べなさい」と言い放ったんです。アレは泣きながら食べていました〉
サンデー毎日には、近所の主婦の証言として、雪が1メートル以上積もった極寒の日にK氏が薄着のまま数時間も外に立たされていたという話が出てくる。「もういいんじゃない」と声をかけても、母親は取り合わなかったという。親類が「もう少しおおらかに育てたらどうか」と忠告したこともあったというのだ。
-http://tanjyoubiwari.blog97.fc2.com/blog-entry-87.html より-
世の中には、このような母親もおられるのですね・・・、驚きです。
來因宮が福徳宮の人は、元来、祖蔭に厚い生まれの人が多いですが、単にその宮だけをみて判断するのは危険です。
生年四化の宮位と状態、なかでも生年忌の宮がどこにあるかがとても大切です。
來因宮に大限命宮を迎えると、4つの生年四化の威力がフルに発揮されることをご理解いただきたいと思います。
きょうもお読み頂き、有り難うございました。
芦屋占い処・占風鐸 代表 田中風州
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