時間を気にしだした美里に

 

「ではそろそろ行きましょうか」

 

歌麿も話し合いの終了を促した。
所詮答えの出ない話だ
このままどれだけ話し合おうと、結論は二つに
一つだ。
地球に残るか、タイムマシンに乗るか。
どちらの選択をチョイスしてもベストはない。
どちらの選択の先も混沌としている。
正解はないのだ。

 

「ゆいさん先導よろしくお願いします」

 

言いながら歌麿は振り向くと

 

「選択は個人でしてください。地球に残られる人
 はそのままそこに座っていてください。エポッ
 ク星に行っていいと思われる人は私達の後をつ
 いてきてください」

 

そう言い放つと歌麿はゆいを促しそのままドアの
向こうに消えていった。その後を美里も追う。
残されたのは歌麿の仲間達だけだ。

誰も何も言わない。
否、言えないのだろう。
決断は直ぐしないといけない、しかし躊躇と言う
より現実感が乏しいのだ。

ドアの向こうに希望があるのか、このまま残るこ
とに希望があるのか、おそらく誰にもわからない
のだろう。
皆黙ったまま、その場で立ちすくしていた。


やがて・・・

地球は美里が言った通り核の嵐にに覆われた。
黒い雲は大気圏で手を結び合うと、地球を黒い
雲で覆いつくした。
それは一瞬の事で、死んだ者も生き残った者も何が
起こったか考える暇さえないほど唐突に起こった。

生物壊滅の瞬間である。

   第一章終わり

 

 


長い間ありがとうございました。

小説「ゆいがおちた日」の第一章はこれで終了させて
いただきます。

唐突な終わり方になってますが、決して書きたくな
くなったわけではありません。

実は他のサイトで、小説を数本書き上げる約束をしてしまい
さすがに自分のキャパを超えてしまいまして
やもうえず、この小説をしばし休筆。
てのが、本音なんです(汗)

 

第二章は近々スタートさせます。
それまでは、短編を数本アップしていこうと思ってますが
それはどうなるか、

実は本人もわかっていないのですが・・・・(汗)

 

ブログはいつも通り毎日更新で行きますので
今後ともお付き合いよろしくお願いします。

 

小説に特化したブログを一日おきに更新してます

 

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