さて今度は自分の事をどう呼ぶか、女性編です。

女性の一人称の呼び方は男性に比べ結構多いです。
昔は(私)しかなかったのですが、最近の女性の社会的進出及び、力の(強大化)によって呼称も飛躍的に増えました。
男の呼称を使うようになったのも特徴的です。

しかも場所や相手によって器用に使いこなすので、男性以上に(心理変化)が読み取りやすいと思われがちですが
女性の場合、この心理の裏側を読み切って、わざと使う場合もありますから、結局読みにくいともいえます・・((笑)
全ての女性は、話術のプロですから、一概に心理分析しづらいのが女性の特徴です。

女性の呼称は、わたし、うち、◯◯(自分の名前)、おいら、俺、僕など、、、とにかく多数になってしまいました。
でも基本的には(私)ですよね。
私をを使う女性は「自己主張が激しすぎない性格」です。
言ってみれば無難な呼び方。最も一般的な一人称であるといえます。
ですからこの呼び方からは、何の分析もできません。
いわゆる(普通)なんです。

では、うち、と呼ぶ女性はどうでしょうか。
これは、「他人と仲良くしたい。自分のことを分かってほしい」という心理が働いています。
また、ちょっとバカっぽく振る舞うことで、相手を自分のほうへ踏み込みやすくするという利点もあるんですね。
つまり、意識、無意識にかかわらず(私を見て欲しい、だから私も胸を開くから)という暗黙のメッセージであるわけです。
ですから、うちと呼ぶ人は社交的になります。

同じような意味合いでは
「自分のことを名前で呼ぶのは、自分が相手に対して親しい人で、"あなたに心を許していますよ"という心理が働いています。
これも、意識、無意識にかかわらず出てしまう性格です。

自己を基準に物事をすすめたいという意思と、他の人との差別化を図りたいという意思のため、自分のことを名前で呼ぶという行為を行うのです。
また、こんな分析もあります。
個人が確立しておらず、他者との区別を人格ではなく名前に頼っているのです。
自分のことを自分で呼ぶ人に共通することは、「精神的に幼い」ということです。

これと同じ心理で、俺、おいら、僕 と呼ぶ女性がいます。
この女性は、わがままな面が強かったり、自分のコントロールがうまくできなかったり、依存体質傾向な人が多いようです。

元モー娘。の矢口さんが、おいらと呼んでいたのは有名ですよね。
男性への憧れや、既存の女性のように成長したくないという願望の現われであると分析されていますから、あの事件、何かわかるような気もしますね・・男性に関心がありすぎるのです。((笑)

一般に、男性が使う言葉、それも少々荒っぽい一人称をあえて女性が口にすることで、中性的な魅力があったり、ちょっとしたきっかけでよりいっそう女性らしさが際立ちますから、女性にも人気が出るのがこの呼称です。

いわゆる"女の子らしい"ものへの反発とか、私はその辺のくにゃくにゃした女の子とは違うんだよ、みたいな自意識とか、そんな心理が男性言葉を使わせると、そんな分析です。
一般的な女性にはなりたくない、という特別な存在への憧れが、男呼称を使わせるようです。