10月11日(日)杉並災害ボランティアの会で常総市に行って来ました

この日の常総市災害ボランティアセンターの登録人数は625名、依頼件数は70件でした
私たち杉並災害ボランティアの会は総勢8名(1.2%)2台の乗用車で常総市へ。

朝起きた時にはマジ降りの雨。今日のボランティア募集は中止かもと思っていましたが、
Facebookの常総市ボランティアセンター情報で雨の中決行との報告。
小雨の予報ですが貴重な連休、ギリギリのこの決断は正解だったのです。
集合前に若干のトラブルはあったものの、7時30分すぎには出発!
途中かなり雨足が強く不安は募る一方でした。


現地へは9時半ころの到着でした。
近い第一駐車場は満杯で少し歩く第2駐車場へ。
こちらのボランティアの受付は9時から11時。




今回の作業は藁の作業になりました。
何をするのかあやふやなまま、27名で小型バスに乗り現地へ。

三坂新田の公民館に到着すると、ボランティア登録もしていない千葉から来ている方が軸となって
地元の方に混ざって、てきぱきと振り分けなどの指示をしていました。
福島にも似た方がいらっしゃいましたが、現地の状況を把握している方がいるのはありがたいものです。

入口の看板には、男性の背丈よりも高く水が入った跡がくっきり。
ただこのあたりは決壊して勢いよく水が入ってきたのでなく、鬼怒川の支流にあたるため
じわじわと、いつの間にか水かさがました地域です。




やっと作業を開始したのは11時頃。
作業開始までの時間の短縮は課題かもしれませんね。

心配していた雨はほとんど影響がないほどで、作業を始めるころにはすっかり上がっていました。
植え込みの根元を塞ぐように詰まった藁の掻き出し




用水路脇に覆いかぶさるようになっているたくさんの藁を取り除いていきます。
みるみるうちに袋が並んでいきます。


お昼は公民館に戻り、暖かい豚汁や味噌カツ・煮物・おにぎりなどをいただきましたが、
これもボランティアの方達の炊き出しです^^

午後も心配された雨は一瞬パラついたくらいで、暑くなくてかえってよかったくらい。
担当した範囲は2軒分の用水路の周りに散乱した藁集めですが、なにせ1軒が広い!

一見被害がなさそうに見える地域でも
コンクリートのU字溝が畑に散乱していたり、フェンスが曲がっていたり。




公民館も断熱シートが水を含んでいるので、いずれは建物が朽ちてしまうだろうと・・・

ちょうど担当した家の方が声をかけて下さってお話を伺うことができましたが
このあたりはもともと災害の多いところだそうで、200年にもなる家にはもう住むことはもう無理だと。
古民家の長屋門を見せていただいたのですが、母屋は目で見てはっきりわかるほど傾いていました。
水の力は恐ろしいものです。

昼食の後は少し要領もわかってきたので、多少目をつぶりながらやった感がわかるような作業を心がけ
担当の範囲を少しやり残したような状況ですが、それでもたくさんの藁袋に達成感を感じてこの日の作業を終えました。






3時半にバスが迎えに来て常総ボランティアセンターに戻りましたが、
そこにはやはりボランティアで無料で暖かいコーヒーを提供してくれる方や、
うどんを作って提供してくれるグループなど
まるで楽しいお祭りのようです。
なお女性陣はハーフのカレーうどんとコーヒーをおいしくいただきました^^v





体だけでなく心も癒されてホカホカ!
疲れよりも心地よい達成感のほうが勝ってきています。
ぜひまたお手伝いに来よう!って気持ちになります。
ボランティアのお世話をしてくれるボランティアさんありがとう^^

常総地区のボランティアは当分の間必要とされ続けるでしょう。
ボランティアって難しそうと思われがちですが、子供でも女性でもできるんですよ。
汚れても構わない服装で、長靴・軍手やゴム手袋などは必要ですが、
作業内容も選ぶことができるし、どなたでもできる作業なんです。

ぜひ一度、体験してみませんか?