皆さん、こんにちは。
本日は、不動産会社のお話です。
この不動産会社は、懇切丁寧な仕事の仕方で
お客様との信頼を築き、それによって売上も順調に伸びていきました。
ところが、これによって業務が忙しくなるとともに、
細かいところが疎かになっていきました。
そんなとき、管理地を回る車で回る社員が
重大な人身事故を起こしてしまいます。
もちろん、その社員の不注意もあったのですが、
その不動産会社の社長は、
社員の仕事観やマインドに問題があると考えます。
そして考えたのが、
朝、1時間の掃除をすることでした。
会社の中はもちろん、周辺の道路まできれいにします。
まずは、環境整備をきっちりやろうと考えたです。
大きな事故にどう向き合うか。
企業経営の根幹の問題であり、
働く社員の仕事観の問題としてとらえました。
掃除をすることにより、仕事環境を整えると
気づきの力、すなわち問題発見能力が養われるそうです。
これによって、環境整備、問題発見能力、
そして地元住民との信頼を回復したこの不動産会社は
順調に売上を回復していったそうです。
まずは基本が大事ですね。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
ではまた。
(参考)「ランチェスター戦略小さなNo.1企業」福永雅文著(日本実業出版社)