アジア選手権 日本vsオーストラリア | ライターMのブログ

アジア選手権 日本vsオーストラリア

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     日本 4 - 2 オーストラリア



 「屈強なオーストラリアのフィジカルに圧倒されたら、何か嫌な予感がする…」
私は、航空チケットを片手にオーストラリア戦に間に合うようすぐさま日本を旅立った。渡航前から常々抱いていた嫌な予感が前半的中した。



 の日もねんざの原田と体調不良の鈴村がベンチを外れた日本は、前日で決勝トーナメント進出を決めており、引き分ければ1位通過できる状況だが、序盤は確かに良かった。細かくボールを回し敵陣へ攻め込む。それに対しオーストラリアはファールでしか止められず防戦一方となる。10分には、右サイド稲田と中央へ入っていく金山との「CASCAVEL」コンビのワンツーでゴールを窺うが、僅かに枠をそれる。なかなか得点こそ生まれないが、それは時間の問題かと思われた。
 しかし、1つのミスから流れは一変する。12分、右サイドで木暮が股抜きパスに成功するが、カバーしていたゼバロス⑬にボールを奪われるとゼバロス⑬はそのまま独走。右に流れながら放ったシュートはゴール左隅に突き刺さり先制は何とオーストラリア。これで一気にオーストラリアが勢いづく。一方、負の連鎖に陥った日本代表は、またも同じようなミスをしてしまう。
 16分、ハーフウェーラインで稲葉のパスを奪い去ったハイドン②が、飛び出したGK定永を冷静にかわし続けざまにゴールしリードを2点に広げ前半を終える。



 ンドの換わった後半、日本は浦安セットで立ち上がるが流れを変えるには至らずいよいよ嫌なムードが漂い始めた25分、日本に待望のゴールが生まれる。
 自陣に下がった小野から左サイド比嘉とつなぎ最後はファーサイドの金山が蹴り込みこれで1点差。
反撃の狼煙を上げるゴールを決める。いつもは謙虚なコメントをする金山が珍しく
「あれで勢いに乗ったね。1点入れば変わると思ったので」
と自画自賛するほどこの1点は大きかった。このゴールで、まるで何かの呪縛から解き放たれたように日本のムードが一転する。
 28分、比嘉リカルドのパスをゴール前中央で受けた小野が、相手を背負いながら反転シュート。これがゴール右ポストに当たって入り日本ついに同点。
 さらに、32分には、稲葉のドリブル突破からゴール前の稲田に合わせ日本はついに逆転に成功する。
 これには、すぐさまオーストラリアもパワープレーで応戦するが、日本は一端掴んだ流れを渡さない。
反対にボールを奪った小宮山がシュートを放ち結局日本が4-2で大逆転勝利を挙げた。その小宮山は、この試合
「とにかくホッとした」
と言うが、これがチーム全員の正直な感想であろう。とにかく負けてもおかしくないような流れの中、日本は自力で勝ち切った。


 れで1位通過となり、ベスト8の相手が地元タイではなくキルギスとなったことを考えても負けなくて良かったというのが正直な感想であろう。ただし、キルギスも前年準決勝で対戦し勝利はしたが1-0と僅差であった。日本代表の頂点を目指した本当の戦いはこれからだ。



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