日本対ウクライナ第2戦 | ライターMのブログ

日本対ウクライナ第2戦

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     日本 2 - 1 ウクライナ




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 GW中ということもあり会場には4885人が駆けつけた日本対ウクライナ第2戦。試合前に観客全員がブルーパネルを掲げ会場は青一色となり、poeiraが「ニッポン! ニッポン!」と声を張り上げれば、対するウクライナも「ウークーライナ! ウークーライナ!」と、記者席近くに陣取ったサポーターが負けじと声を張り上げ、代々木競技場第一体育館は、まさに国際試合の様相を呈した。


 前回神戸での第1戦を0-3で落としたサッポジャパンは前回守備的に試合に入った反省を受け、今回は積極的にハイプレスをかける。それがプラスに働き日本が最初の決定機を迎える。




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右サイドを独走する稲葉。この日、何回かチャンスメイクするが得点には結びつかなかった。


 6分、右サイドを独走した稲葉のパスを受けた稲田のシュートがポストを叩く。次の瞬間だった。ウクライナは、ゴールクリアランスから伝家の宝刀カウンターを発動。ミロシュニク⑧、ザドロスニー⑪とつなぎ、最後はユナコフ⑥が決め、第1戦に続きまたも先制はウクライナ。


 しかし、日本も13分、右サイド稲田と中央に入っていった金山のCASCAVELコンビのワンツーから金山が蹴り込み同点とし前半を折り返す。
「浦安セットプラス俺というよりはCASCAVELとFIRE FOXの連合セットだね。このメンバーではほとんど練習していない」
金山は言うが、阿吽の呼吸を感じるコンビを活かした稲田、金山、稲葉、小宮山のセットに可能性を感じた。川原については後述するが川原なき今、いっそのこと金山を浦安セットに入れ、オプションとしてCASCAVELコンビにかけるのも一つの手であろう。



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この日2点を演出した稲田。だが本人は決定機を外しておりやや不満げだった。


 ンドの換わった後半、両者攻めあぐね迎えた後半終了間際の36分、右サイド豊島の縦パスを受けた稲田が、落とすとそこには岸本が。

「ピヴォにボールが入っていたので、そこに飛び込むタイミングを良くすれば結構シュート狙えるんちゃうかなって。相手のアラを自分が引っ張って直接フィクソからピヴォへパスを出せるスペースを作ってあげたらって、言っていたらそのとおりになってあとは決めるだけだった」
と言う岸本が左足を振りぬき逆転ゴール。今回も彼が日本代表のJOKERであることを改めて見せつける結果となった。とにかくこのゴールが決勝点となり日本が2-1で勝利した。他にも決定機はあっただけに全体的にやや、決定力不足は否めないが、初戦の借りを返し良い形でW杯予選アジア選手権を迎える。


 が、心配事もある。まず、1つ目はひざを怪我している鈴村のコンディションだ。ミスパスも多く、彼の特徴の一つであるゴール前に入っていく動きも少ない。それは本人も実感しているようで
「今できることで最高のプレーを心がけている」
鈴村は、自分のプレーに多少のストレスを溜めながらも冷静に分析する。彼の3人目の動きや経験は、特に大事な決勝トーナメント以降必要となるであろう。彼のコンディションの早期回復が望まれる。


 2つ目は、守護神川原の離脱だ。それにより彼のセーブ力はもちろんだが、彼のストロングポイントであるキックの精度という日本の武器が一つ消えることとなる。これにより川原から稲田へのロングパスからの展開という全日本王者・浦安が度々見せたプレーが激減する。それでは浦安セットを使う強みが半減してしまうといっても過言ではない。それだけ全日本にとって彼の存在は大きかった。しかしもうメンバーも発表され決まったことだ。(サッポは最終登録が決定する大会前日の10日まで川原を入れるかどうか決めかねているようであったが…)ここは定永、石渡の特にキックでの貢献に期待したい。




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ウクライナ選手と競り合う小野。得点こそ無かったが、グレのいない今回の代表でプレーで一番チームを引っ張っていた。


 こういう心配事を払拭する為には、やはりウクライナ戦後に合流した日本のエースのグレの活躍が必要であろう。いずれにしても、日本は前回の世界選手権での忘れ物を取り戻すためにも、ここで留まっている場合ではない。是非W杯出場を優勝で飾って欲しい。


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