クウェート戦直前 アジア選手権対談! | フットサルナビのブログ

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現地マスコミ陣が集まって日本代表対談を行いました!
参加者はこちら!

軍記ひろし(フォトグラファー)
河合拓(ゲキサカ)
中山伊織(カメラマン)
オータ(フットサルナビ)


日本の戦い方や、イランのことなどなど、みんな好き勝手にしゃべりまくっています!
ではいってみましょう!


タイ戦を振り返って

オータ ではタイ戦を振り返ってみましょう。日本が2点を先制したものの後半に追いつかれ、森岡のゴールでなんとか勝ち越し。パワープレーでは危ないシーンもありましたが、なんとか凌いで準決勝進出となりました。みなさんはこの試合をどんな感想を持ちましたか?

河合 とりあえず、最終日までの試合が決まってよかった(笑)

オータ そっち!?

中山 ただ、内容的には負ける気はしなかったよね。

河合 特に前半は日本の出来が良かったしね。

軍記 あと、やっぱり森岡。こういうところで決められるから、やっぱりエースなんだなと。ああいう苦しい場面でエースが決めたから、優勝も見えてきたと思う。

オータ おお、優勝まで見えてきた!?

軍記 大会を優勝するには、絶対的なエースの活躍が欠かせないと思うからね。

河合 あと、今日の試合でいうと、西谷が第2PKを与えたシーン。あれは、ファールではなかったと思うんだけど、その前の場面が問題だと思う。

オータ 前の場面? 

河合 残り40秒くらいになってミゲルが「2-0で前半を終えるぞ」って言ってたの。それなのに2-0で勝ってるトーナメントの大会、しかもチームでボールをキープしてる場面なのに、なんで西谷はシュートを打ったのかなって。シュートの跳ね返ったボールが相手に渡ったところにプレスに行ったら、ダイブっぽい感じでファールを取られたでしょ。あそこは回さないと。

オータ そういうところが、まだ経験が足りない部分?

河合 だから次のクウェート戦で、もし同じような場面になったら、ちゃんとつなぐと思う。そういう経験が積めているのはいいことかもしれないね。

軍記 経験という面では、今までの代表より若い選手が多い分、パフォーマンスに波があるように思えるなぁ。

オータ 確かにベテランが多くて安定している感じではないね。

中山 いろいろバタバタするけど、最終的には勝つチームって感じだと思うよ。



今大会の日本の戦いぶりは?

オータ 大会を通じてみてみると日本の守備、とくにプレスは安定している気がします。相手に好きなようにやられる場面はほとんどなかったですよね?

河合 相手がボールを持って攻めて来ている時の守備はいいよね。安定している。

中山 ただ、相手のカウンターに対してはもろさが見える。

河合 相手が引いているからカウンターになるのはしょうがないんだけど、ボールの失い方が悪いよね。

中山 結局、自陣ゴールに近い場所でボールを失う事が多いから、ピンチになっちゃうでしょ。

軍記 それと、タイ戦のパワープレーは相当危なかったよね。

オータ 確かに。2点くらいやられてもおかしくないシーンがあった。

河合 パワープレーの守りの時に、最初は「2-2」の形で入ったけどうまくいかなくて、タイムアウトをとって「1-2-1」の形に変えてなんとか凌いだみたい。皆本は「タイムアウトを取る前に、自分たちで修正できないといけない」ってすごく反省してた。

オータ 明日以降も決勝トーナメントを勝ち上がっていくと、必ず相手はパワープレーをしてくるでしょう。ちゃんと守れるようにならないと危ない。

河合 準決勝の相手のクウェートは、前回対戦したインドアゲームズで40分間、パワープレーをやってきたらしいよ。

中山 クウェートの練習を見たんだけど、パワープレーの精度は高いね。あれは脅威だと思う。

オータ ということは、日本はその精度の高いパワープレーを凌ぎきらないといけないんだ。

軍記 アジア特有の、奇抜な戦術を使ってくる相手に対しても、日本は余裕を持って勝てるくらいになってほしいね。




日本のエース・森岡の状態は?

オータ では、攻撃面はどうですか? 今大会で最も期待されていたエースの森岡が、大会前に怪我をして完全な状態ではないですが。

軍記 よく言う「持ってるか、持ってないか」で言えば、森岡は絶対に持っている選手。タイ戦でもここぞって場面での得点でしょ。こればっかりは生まれつきの才能だよね。

河合 タイ戦の得点はGKの股抜きシュートで決めたでしょ。でも、本人は股を抜いたってしらなかった(笑)。それでも入っちゃうんだから凄い。

中山 ここからコンディション上がっていってほしいね。

軍記 イランとの戦いを見据えると、森岡が爆発するかどうかはすごく大きいからね。本当にお願いしますって感じ。

河合 ミゲル監督がタイ戦のあとに森岡に話をしたんだって。「今回はお前の大会じゃなくていいんだって」。

オータ え、どういう意味!?

河合 「膝に怪我を抱えているから、今回はお前の大会じゃなくていい。ただ、お前にしか出来ない『点を決める』っていう仕事があるからそれをやってくれ」って言ったらしいよ。

オータ あ~、そういう意味でか。

河合 それを言われて森岡も、今大会は割り切っていい方向に考えられるようになったって。ワンポイントでもいいんだって。でも、本人はもう次の大会を見据えてたよ。

中山 次って2年後のワールドカップ予選のアジア選手権のこと?

河合 そう。だから次の大会こそ自分の大会にしたいって。

軍記 じゃあ、クウェート戦は森岡を使わなくていいね。温存してもらって決勝に備えた方がいい。

オータ それか、前後半1分ずつ出て、1分で1点とるとかね。

中山 少しでも怪我を回復させて決勝を迎えてほしいね。



アジアのライバル、イランはどうか?

軍記 結局、アジア選手権って優勝ももちろん大事だけど「イランに勝つかどうか」ってことをやりにきてる大会だと思う。

オータ では、その対戦相手のイランについて何か情報はありますか? 監督はスペインの超有名監督であるヘスス・カンデラスですよね。

中山 全く力を見せていないね。予選グループは突破できればOK的な抜いた戦い。まぁそれでも圧勝しちゃうんだけど。

オータ 手の内をいっさい明かしていない感じ?

中山 そう。決勝だけを見据えた戦い方じゃやないかな?

軍記 でもイランも分かってるよ。相手は日本だけだってことを。

河合 イランは戦術をほとんど見せてないよね。セットプレーとかもほとんど出してない感じ。

オータ でもそれは日本も同じでしょ? 前回大会の決勝でもジェットストリームアタックから稲葉が決めたりしたし。

河合 確かにそういう駆け引きは、もうとっくに始まってるかもね。

軍記 いろいろあるけど、とにかくイランに勝って優勝する。それが一番大事!

オータ 軍記さんはそればっか(笑)。ではそろそろ恒例の締めをいきましょう!なにはともあれ、ガンバレ~……

全員 ニッポン!!