映画「黄色いリボン」1949米 | 二村旅人のブログ

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古いですが…ジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン主演の西部劇で少年期から好きな作品をひとつ。
ま、こうゆうので育った映画好きです。(^^;

◎原題はアメリカ民謡からで She Wore a Yellow Ribbon 。
退役直前の騎兵隊の大尉の最後の6日間を描き、もちろん西部劇としての勇壮なシーンもあります。
が、騎兵隊と先住民(インディアン)の戦いで死者を出していない…ググって知りました。
コミカルさも抒情的な面もある作品です。

フォード監督の騎兵隊3部作(あとは「アパッチ砦」1948米と「リオ・グランデの砦」1950米)の2本目ですが、唯一のカラー作品で、アカデミー賞の撮影賞(カラー部門)を受賞してます。

共演は、ジョーン・ドルー、ベン・ジョンソン、ハリー・ケリー・ジュニア、ジョン・エイガー、ヴィクター・マクラグレンなど。
フォード監督作品ではお馴染みの面々。

◎お話は1876年のアメリカ西部。
退役を6日後に控えたスターク砦の騎兵隊のネイサン・ブリトルス大尉(ジョン・ウェイン)は、最後の任務として抵抗を続けるシャイアン族の掃討作戦を指揮することとなる。
亡き妻と息子の墓に別れを告げた大尉は、隊長のオールシャード少佐(ジョージ・オブライエン)の夫人(ミルドレッド・ナットウィック)と姪オリヴィア(ジョーン・ドルー)が東部へ戻る道中の護衛をしつつ、タイリー軍曹(ベン・ジョンソン)を先導に隊を進める。

しかし、女性たちの出発する駅馬車の宿駅は既に焼き払われており、止むを得ず隊は砦に引き返すことに。
美しいオリヴィアを巡り、若いコーヒル中尉(ジョン・エイガー)とペネル少尉(ハリー・ケリー・ジュニア)の間に恋のさや当てが始まっていたが、大集結したインディアンに追尾されていることが分かる。
渡河点にコーヒル中尉を残して砦に引き揚げた本隊は、早速ペネル少尉を長として河に引き返す。

退役の餞別として隊員たちから時計を贈られた大尉は、従卒のクィンキャノン軍曹(ヴィクター・マクラグレン)を振切り、ひとりカリフォルニアに旅立ったが、退役時刻までわずかに4時間あり…
結局、渡河点の隊員が気になって馬を返す…。

映画「黄色いリボン」予告

●珍しく老け役を演じたジョン・ウェイン。(あ、前年の「赤い河」でも白髪まじりのカウボーイ役ですけどね。)
文字が見えなくて、老眼鏡を使ったりします。アタシャ、まだ大丈夫だ。(笑)
自分は夕景の墓参りのシーンが印象的です。

若い隊員たちの恋のもあり、

酒飲み軍曹役のヴィクター・マクラグレンとのやりとりがコミカル。


◆最後に「黄色いリボン」♪が流れる映画のオープニングのリンクを自分用に(笑)
歌詞は騎兵隊映画ってことで、”far way(遠く)”じゃなくて”cavalry(騎兵隊)”といった風によく聴くミッチ・ミラー楽団とかの歌詞とは変えてたんですね。

映画OPクレジット