就職の手引き②(仕事の選び方) | 笑顔で日本を元気にするブログ|株式会社チェッカーサポート 伏見 啓史

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株式会社チェッカーサポート 代表取締役 伏見啓史 BLOG

 只今、就職活動時期。皆さん、結構悩んでいることでしょう。転職がとてもポピュラーとは言い難い日本社会においては、大事なことですよね。初めての就職って。

 でも何がやりたいか!なんて明確なイメージを持てている人なんて、ほんの一握りではないでしょうか。今はチェッカーサポートの代表取締役をしている私も同じでした。何となく国際貢献がしたくて、国連職員や自衛隊の幹部候補生を狙ったのですが、前者はハードルが高すぎて諦め、後者は二次試験で落ちてしまいました。

 そんな中で何でもいいから民間企業に勤めるしかないな~という、とても夢も希望もない状態での就職活動でした。そんなモチベーションなので、選ぶ基準は住んでいるところから近いか?車好きだったので、車で通勤できるか?週休二日は確保されるのか?そんな基準で就職先を探した記憶があります。

 そして、なんだかんだとその後会社を数社変わり、目の前の事をただただ一所懸命やった結果、起業する機会が訪れ、今に至っています。よくわからないものです。正直、起業も資金と運、そして、生きていけるだけのビジネスモデルを創造できなければ、成功などするはずがありません。それらのタイミングが合致した時だけ起業に成功する可能性があります。正直、起業は狙ってするというより、流れでそうなるって事が意外と多いです。私もそうですし、起業家仲間もそういうのが多いです。まあ運とタイミングが良かったと思っています。

 少し起業に話が逸れてしまいましたが、今日言いたいことは、本当に人生は流動的です。自分の意思なんて大きな流れの中では、太刀打ちできないほど小さなものです。私も、こういう仕事ならやりたいな~と思った最初の就職先で、思い描いていた仕事ができたのは、4ヶ月でした。就職して4カ月経ったら、違うグループ会社に出向となり、全く違う仕事をすることになりました。まあ、それが結局は、振り返れば良かったんですけどね。

 だから、確かに一つ目の就職は大切なことですが、あまり大きく悩む必要がありません。結局、この先の人生、恐ろしく流動的なのですから…。ましてや、やりたいことが見つからないから就職しないとか、希望していた会社に入れないから就職しないとか、言語道断です!

 まずは、就職活動うまくいかなくてもどこかで働くべきです。もちろん、もうこれしか嫌!っていう明確な目標がある人は、頑張って就職浪人とかしてもいいですが、僕からすれば働いた後からでも転職できるので、まずは働いてみて考えれば?って思います。

 まずは社会の扉を開くことが先決です。とりあえずアルバイトで!なんてやっているとあっという間に月日は流れますよ。まずは何でもいいから就職した方が良いと思います。思い通りなところに就職できないと思い悩む事を許されるほど、大学時代に努力、勉強した人等ほんのわずかな人でしょう(笑)

 私が入った会社も中小企業でしたので、何でも自分でやらなければいけませんでした。大企業は仕事が役割分担されています。中小企業は、マンパワーが不足しているので、ほとんど自分でやらなければいけません。

 例えば、企画フェーズ、人選フェーズ、運用フェーズ、検証フェーズとあった場合、大企業ではパートごとに社員が担当します。その分中身が濃い仕事ができるでしょうが、全体像は把握しづらいです。そこを把握するためには何十年もかかって役職が上がった人などになるでしょう。もちろんプロジェクト自体も大きいので役割を分担せざるをえない規模なんでしょうがね。

 中小企業では、そこまで役割分担できないので、入社して2、3年でほとんど全て出来るようにならなければならない企業が多いはずです。どちらが、早く成長できるでしょうか?私は中小企業だと思います。中小企業に入社して、全て自分でやれる能力を備えたからこそ、32歳で起業できたと思っています。

 大企業には大企業の良さはあると思います。ただし、ダイナミックな人生を送るなら!、もしくは学歴等で少し有名大学などから漏れた学生にもチャンスが多いのは絶対に中小企業です。中小企業に入って早い段階で戦力になり、その会社で上に上がるか!力を蓄えて起業を目指すか!

 面白い人生ですよ。少なくとも私の友達の多くは中小企業に就職した人の方が面白い人生を送っています。何も大きな会社にこだわらず、少しでもやりたいことが実現できそうか?自分の可能性を拡げてくれるそうか?経営者と近い位置で仕事ができるか?等も大きな就職活動の基準にしても良いと思うのです。

 チェッカーサポートはもちろんの事、中小企業には多くの可能性があります。学生の皆さんも会社を大きくする楽しみを是非味わってもらいたいなと思うんですよね。そこに関しては中小企業だけの特権ですから。