自信・謙虚さ・思いやり | 笑顔で日本を元気にするブログ|株式会社チェッカーサポート 伏見 啓史

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株式会社チェッカーサポート 代表取締役 伏見啓史 BLOG

 損得で考える言葉をよく耳にします。

 「自分の方が大変だ!」
 「あの人は楽をしている!」
 「不公平だ!」

 よくこの手の話しをする人がいますが、嘘偽りなく、僕はほとんど、そのように事実を認識したことはありません。一方そのような話しを聞かなければいけない立場にいるからなのでしょうか、周りの人からは上記のような不平不満をとても耳にするような気がします。

 そこに大きな違和感を常に感じていましたが、その理由が最近明確になりました。それは、自分はそう思ってこなかったから、ほぼ一度も…。

 理由は二点ほど考えられます。一つは僕が非常にノー天気で、あまりネガティブな感情を持ちにくいタイプだからというのが一点。

 もう一つは、自分が特別な存在であり、いつか人の上に立つ人間だから、人より大変で当然だし、苦労しなければ、そのような高みに登れないと普通に思っていたからだと思うんです。そして、さらに謙虚でなければいけないとも…。

 いつか追いつきたいと思っていた昔の上司が教えてくれました。

 「ビジネスの世界で必要な三つの関係。同僚、上司、部下。この三つの関係をうまく扱わなければいけない。簡単なのはこう思う事だよ。」

 と言って教えてくれた『損をした!』と感じる時の受け止め方です。三つ例がありました。

①例えば、同僚と仕事をしたとして、自分の方が多く仕事をしていて同僚は仕事もできない上によくサボるとします。でも自分はイニシアティブを握ることに興味があるため、同僚がサボっていても、また仕事が出来なくてもイライラせずにむしろラッキー。予定通りだと思う。

②次は、上司が上の場合と同じようにサボって仕事をしなかったとしても、上司で目上なんだから自分の方が仕事をたくさんやって当たり前。むしろ、仕事を覚えることが出来てラッキー思う。

③最後に部下の場合、仕事が出来ず、すぐ休みたがるとします。もちろん適切に指導は行った上で、そもそも自分より部下を多く休ませたい、早く帰らせたい、難しいことは自分でやってあげようと思っていたら、少なくとも感情的に腹は立たたない。

 結局、①も②も③も普通の人は自分が損をしていて、なんとかそれを人に分かってもらいたかったり、状況を打破したいと考えるのでしょうね。でも、僕は、昔の上司のおかげなのか人生でほとんどの場合、そう思わずに上記の①~③のように自己完結していたのだと思います。

 ①は自信です。②は謙虚さです。③は思いやりです。それを、支えている自分の理念は…、

『人より苦労してもいいから、人より活躍できる人生にしたい。』という強い思いが支えです。結局、①~③のように物事を考えるので、むろん”自分だけ損している!”という考えにならないわけであり、不満もないのです。その結果、実はストレスもあんまり感じないのですね。

 『人より苦労してもいいから、人より活躍できる人生にしたい。』と聞けば大変そうですが、実はそんな事ないのかもしれません。大変で損することこそが、最終的に得する事と定義することによって、物事の初動の苦労や大変さ不公平さこそが今必要と考えることが出来ます。

 少し乱暴な表現かもしれませんが、自分に厳しく生きる方が精神衛生上楽に生きることが可能となり、逆に自分に甘いと精神的に辛い事が多くなってしまうのかもしれません。

こういう考え方をすると確実に幸せになるのかと言えばそんな保証は全くございません。でも僕自身は『自信・謙虚さ・思いやり』でほとんどの事は乗り越えてきたし、これからも乗り越えていきます。3500人の従業員の方、またこのブログを見て頂いている皆様が少しでも、楽しく、ポジティブな人生を送っていただく為のヒントとなればと思い、昔の先輩の言葉をご紹介させていただきました。