売上減少という、過去7年間なかった事態を”今”経験している。
経営者として、売上が増加している時と、逆に減少している時とでは
ここまでちがうのかといろんな面で痛感している。
営業戦略、資本施策、人事、採用、全て僕の考えが変わり始めている。
本来、中小企業はランチェスターの法則のごとく、資源集中が正しく、
会社も強いと言われた。
しかし、今我々は、物販事業のヒットにより会社の業績は比較的好調だ。
売上は減少しているが、コスト削減努力と、マーケット事業部のテリピタ、
ピタミンのヒットで非常に高い利益水準を保っている。
多角化していてリスクヘッジが取れていたという結果だ。
何が正しいかは、結果次第。
戦争でなくても、勝てば官軍なのだ。
僕は、本業がひとつ成功しているなら、その本業の利益の範囲で新規
投資すべきだと思う。
レコードやレコード針など世の中から無くなるものもある。
現在の、求人広告業界など気の毒だがレコード針に近い状況だ。
本当に、会社や社員の事を考えるならリスクを削除しなくてはいけない。
また、今行なっているビジネスが30年後必ずあるか、誰も保証はしてくれ
ないはずだ。
ただし、バランスは大事であり、どの程度行なうか?これが大事な経営
のポイントである。
そして、少し暇になって逆に出来ること。
それは余暇やレジャーだ!
本当に忙しい時は、まともに休みも取れなかった会社である。
売上が減少して、営業を死にもの狂いで行なうべきなのだが、あまりジタ
バタするのもどうかと思っている。
7年間、ひたすら走り続けてきた。
今だからこそできるレジャー企画を当社は増やしている。
だって、忙しくなるとまた仕事ばかりになるから…。
余暇と仕事のバランスをうまくとりながら、頭は使うが涼しげにこの不況と
付き合っていきたい。