【怪しいおやぢ】です。

 『類聚世話百川合海』

(るいじゅ せは ひゃくせん かっかい)から……


 重口(おもくち)ながら、「を」の字の部。


『大木は倒ても 地に不著』

 (おおきはこけても  ちにつかず)

 

 確かにその通りで……と言うしかありません。

 羨ましい限り……としか。

 それで、聞こえないように呟く。


『尾に鰭付て、鋸屑も結は被結』

 (おにひれつけて おがくずもゆえば ゆわれる)


 いつの世も庶民には負け惜しみしか残っていないような。

 それも、言える間が花ですが……。