【怪しいおやぢ】です。

 『類聚世話百川合海』

(るいじゅ せは ひゃくせん かっかい)から……


 利口にも無き、「り」の字の部。


『理の濃じたは非の百倍』
 (りの こうじたは  ひのひゃくばい)


 机上の空論……などが類語になるのでしょうが、

 この句の場合は、もう一歩踏み出した行動主義だな……

 と感じます。


 理を濃じた……という表現が、ひどくはまっている気がします。   

 その眼で見ると、【濃縮】ということばも、なんとなく胡散臭い。

 きちんと路程を踏まないで、縮めるのか……と。


 あれこれ書けば、それこそ、理が濃じてしまいそうなので、このへんで。