【怪しいおやぢ】です。


 『類聚世話百川合海』

(るいじゅ せは ひゃくせん かっかい)から……


 

途方もないこと、「と」の字の部。


 ということで、今回から「と」の字の部。




『問うは当座の辱』

(とうは   とうざのはじ )


 近頃は、『聞くは一時の恥』といっているようです。


 同じことですが、音韻を踏んでいる……という違いだけです。


 若干、呂律が回りにくい感じがあるので、


 現在の言い回しに変わったのかもしれない、と考えてしまいました。



 『問はぬは末代の恥』


 普通、この句も入れて一組ですが、ここでは別々でした。

 

 意図があったのかと深読みしてみましたが……。


 わかりませんでした。



『豆腐に鎹(かすがい)、灯心にヤスリ』


 電灯の明かりが点る時代には、灯心は不要ですし、


 『糠(ぬか)に釘』の方が、表現としても練れているような。


 

 最近の風潮からは、不適切なものもあります。


 『唐人の寝言、解け難し』 

 

 たしかに、異国人の異国語の寝言は、理解できないものです。


 それを当てつけられると、やはり問題でしょう。


 

 わからないのは、この句でした。


 『ととととと徳利と』   


 さて、


 何が言いたかったのやら……。