創造塾理科実験第2弾 開催しました。 | 心を育てる学習塾 WIN&WINセミナー塾長日記
 もう夏本番の気候になってきました。毎日30度は越しているのでしょう。ただ歩いているだけでも、汗をかきます。塾でもクーラーの登場。5月31日の創造塾理科実験第2弾でも、あまりの暑さにクーラーを入れての開催になりました。

 5月31日(土)。今回の理科実験のテーマは、「牛乳パックをつかってカメラを作ろう!」でした。カメラを作る過程で、凸レンズによる光の屈折を学習しながら、作って楽しい、学んで楽しい、そんな創造塾でした。

 今回の参加者は12名。今年度の創造塾はかなりの人気です。小学生を中心にお友達を誘い合わせて、参加してくれました。

 まず最初に、簡単に光の屈折とはどんなものかの説明から入り、今回作成するカメラの巨大模型を使って、カメラの中身がどんなふうになっているのかを、実際にみんなで見てみました。
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 光の屈折の関係で、実際にカメラに映し出される像は、180度回転して見えます。それにしても、簡単な構造の割には、しっかりと像が映し出されていることに、小学生の参加者も「おー」と声を漏らしていました。

 説明ばかりでは面白くないので、早速自分たちでカメラの作成を始めます。今回は牛乳パックをそれぞれ持参してもらい、それを使ってカメラを作成しました。
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 まずは牛乳パックの底を切り、切ったところに薄いビニールをかぶせます。そのビニールが、レンズを通して像が映し出されるところになります。
 その後、虫眼鏡(凸レンズ)を取り付ける部分を作成し、実際にレンズ部分と、ビニール部分を重ね合わせ、ピントを合わせると、どの参加者のカメラにも像を写し取ることができました。

 カメラを完成させたら、写真撮影タイム。今回は室内でやったので、特に被写体もなかったのですが、窓の外から見える風景を撮影。このカメラは、単純な構造のため、像を写し取るまで、15分から20分程度動かさずに放置しておく必要があります。カメラの中には、コピーアートペーパを入れ、光に反応し像を写し取ることができます。

 その待ち時間を利用して、今回の創造塾では、番外編の実験をもう一つ行いました。もう暑くなってきているので、アイスクリームつくりの実験です。実験の目的は、アイスを作ることではなく、氷水に食塩を入れると、温度が零度以下に保つことができることを見るための実験。そのついでにアイスクリームもつくってしまおうとのものです。
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食塩を入れた氷水の中に、空き缶で作った容器にアイスクリームの材料を入れ、あとはひたすらかき回すのみ。これが意外と地道な作業です。すぐにできると思いきや、10分他ってもなかなか凍りません。それでも参加者の小学生は、最後まで地道にかき回し、何とか全員食べることができる状態にまで持っていくことができました。


 アイスクリームを作り終わったら、写真の現像です。現像にはコピーアートペーパに熱を加えることにより、画像が浮かび上がってきます。今回は、ラミネートフィルムにはさみ、ラミネータで熱を加えることにしました。
 仕上がりは上々です。現代の写真のようにはっきりとした画像とは行きませんが、なんとなく像を見ることができる写真を多く作ることができました。

 今回作ったカメラは全員お持ち帰り。コピーアートペーパだけを買えば、何度でも撮影が可能です。近くの公園などで、撮影をしてみたらいかがでしょうか。

 次回の創造塾は、9月23日(秋分の日)を予定しています。内容は「秋刀魚の解剖」です。詳細が分かりましたら、このブログと、ホームページに掲載しますので、多くの方の参加をお待ちいたしております。