なんだか天気は
秋ですね。
秋の雨空、割と好きなんですよね。
本日どくだみ茶(意外と美味しいの)と
珈琲を交互に飲みながら
原稿書いとります。
嘘ついた!
原稿書くのに飽きちまいまして
ブログ書いてます。
最近読んだ泣ける本。
『神様のカルテ/夏川草介(小学館)』
著者は
実際に長野県の病院で地域医療に従事する
お医者さん。
主人公もまた
松本市内で地域医療に従事するお医者さん。
あれ?実話かしら?なんて思っちゃうかも。
末期の胆のうがん患者と年若い医師の
治療を通した交流が描かれています。
もう治らない病に身体が蝕まれてしまった患者に
年若い医師がしたこととは…
「病むということは、とても孤独なことです」
なんて一文で
介護が必要な年老いた祖父母や
もう若くはない両親のことを思い出しました。
自分の身内が病に臥したとき時に
やってあげたいと思うことを
担当医がしてくれたら
治療をお任せする立場としては
どれだけありがたいかわかりません。
治療って本来は血の通った温かいものなんだなと
じんわり涙があふれて
病気を治すだけが医療ではないと思えてきます。
終末期医療をどう考えるのか?
心底考えてしまう1冊。
実際に肉親の死に直面した記憶が蘇る本ではありますが
こんなお医者さんに診てもらえたらきっと幸せだなと思いました。
神の手を持つお医者さんがいたらそれはありがたいけど
心が慰められる治療が欲しい時の方が
もしかしたら多いのかもしれません。
秋の夜長にお勧めの1冊。