3連休の初日、京都によさそうなお店を発見したのでちょいと行ってみることに。
カウンター11席のみのお店なので事前に18時に予約をしておく。
17時に待ち合わせ場所の四条に着いてしまったので付近をうろうろ。
人ごみと戦いながら八坂神社の方まで歩くと、一緒に行く友達一向も四条に着いた模様。
「新京極まで来て!」
はて?新京極とはどこだ?
「八坂神社とまったくの反対方向やで!」
がーんΣ(゚д゚;)
人ごみに揉まれながらやっとこさ着いたお店の前。
相変わらず四条通は人が多いしここに来るまでにげっそりですわ。
新京極のアーケードって若者向けのお店ばっかりなのに、その中にポツンとたたずむこのお店。
開店30年だそう。
昭和7年生まれだというお店のご主人と息子さん、それからちょっとして遅れてお店に入ってきたご主人の奥様3人でお店を営業されてるよう。
付きだし
この付きだしからもうやられました。
春菊となめこの合え物、鯖寿司、ぬたの3点セット。
お酒飲みならばこれだけで日本酒1合はいけるはず。
鯖寿司が苦手な私ですが、ここは思い切ってえいっと一口。
う うまい、何これ?
もっちもちのお米にほどよく脂ののった〆具合の調度よい鯖のコラボレーションに涙。
お造り盛り合わせ
どれもこれもうなるおいしさ。
こんなおいしいお刺身がシンプルにさらっと出てくるあたりが憎いねぇ。
このお店、手元にメニューはなく壁に貼ってある「たい、いか、かつお、くじ、すっぽん鍋、合え物、」などと書かれたシンプルなメニューのみ。
魚はお好みで焼いたり煮たりしてくれるみたい。
じゃまず最初は食べたことのないぐじをいっときましょうか。
くじを頼むとこの日は焼きのぐじしかなかったみたいで、串刺しになったぐじが目の前に。
のっぺりとした顔がなんともキュートなくじちゃんです。
これで1匹の1/4なんですって。
このキュートなくじちゃんに、じっくり火を通すこと数十分。
ぎゃー!こんなんなりましたー。
お店のご主人が「調理後の写真も撮っとくか?」と笑いながら声をかけてくれます。
なんでかなと思ったら、皮の部分だけ剥いで皮だけ別でまた焼いてくれるんですよ。
くじの身はびっくりするぐらい柔らかくほっこほこ。
煮立ての柔らかい小芋に近い味。
驚きの美味しさに「おいしいおいしい」を連発する私達。
ぐじを食べつつ後は何の魚にしようかなと。
かつおがあったのでじゃタタキにしてもらいましょう。
かつおのタタキ
色がピンクに近い綺麗な色をしたかつおを炙って、にんにくたっぷりの汁と葱をかけたもの。
柔らかくかつおの臭みが一切ないこのタタキに、私達一同またうなり声。
メニューの中に味噌漬けがあったので、何かと聞いてみる。
さわらの味噌漬け
日本酒によく合う一品。
ここまで食べてきた魚、どれもこれも全部外れなし、大当たりのおいしさ。
メニューにある鯛をお隣さんがこんな食べ方してたので真似してみました。
鯛の薄造り
脂ののりにのった鯛にもみじおろしと葱を包んでポン酢でいただきます。
鯛って薄造りでもおいしく食べれるんだぁ。
メニューの中には想像をかきたてるものも。
「あげ納豆」
さて、揚げた納豆か、お揚げさんに包んでる納豆かどっちだ?
あげ納豆
正解はお揚げさんに包まれた納豆でした。
「それならば“おあげ納豆”って書いておくべきか?(笑)」って息子さんの冗談。
そんな冗談を言えばお客さんも一緒になって笑う、狭いお店ならではの温かい雰囲気、こういうの大好きです。
瓶ビール2本に日本酒3合ほど、3人でお会計11,000円也。
こんなにおいしい料理を堪能してこんなお値段でいいんですか?!って正直びっくり。
本当にいいお店にまた巡り会えました。
絶対再訪確実です。
さて、この後はせっかく京都に来たことだし、いつものお気に入りのお店巡りでもしますか。
今宵も京都のハシゴ酒を楽しむ私達ご一行なのでした。
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お店:蛸八
場所:京都市中京区蛸薬師通新京極西入ル東側町498
電話:075-231-2995
営業:18:00~23:00
定休:日曜
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