先日、3日で辞めた会社についてちらりと
…ちらりというか「一行だけ」書きましたが。
◆続かない女


そうなんです。

私、会社を3日で辞めた経験があるんです。

 

そして、中の上な人生を送っている普通な私だから、
自分の中にそういう“レールを外れる”エピソードが出てくると
ちょっと自慢げになってしまうのですよ。


いや、ホントに当該企業の人事担当者様にはご迷惑をかけたと思って
反省はしているんですけどね。

まあでも、人事担当者様は5度や6度くらい、
そんな採用者も担当してますよね。
(本当に反省してんのかい、おい)

 

この会社は新卒採用の時に落ちた会社のグループ会社で、
就職活動の時に一番印象がよくて、
入社したいなと思った会社だったんです。



だからリベンジというか、思い残しのないように、
最初の会社を退職した後、「あの会社に入りたい!」と思って
入社してみたんですが。



……まあ、とっても営業系の会社でして、
イケイケドンドンな雰囲気で、
たぶん積極的に数字を上げられて一緒に盛り上がれるのであれば、
とても楽しい会社だったと思うんですが。

1日目で気圧されまして(笑)



あ、私無理だな。ってすぐ悟って。
でもさすがにすぐに「やっぱり無理です」って辞めるのはどうよ、
と自分に言い聞かせて2日目も行ってみたんですが。



「ぜったい無理!!!」ってなって。
3日目に「すみません。辞めさせてください」と願い出たというほろ苦い経験。



3日目に本入社手続きのための
いろいろな書類を持っていかなきゃいけなかったんですよね。
これを持っていったらここで働かなくちゃいけない!
ここで止まっておかなければ、危険!と
自分の中の危険信号が点滅していたので
即辞めさせていただきました。



かさねて申し上げますが、合う人にはとてもいい会社だったと思うのですよ。


なにごともマッチングって大事ですよね。

 

しかし、なぜこの会社にずっと魅力を感じていたかと思い返してみれば。



新卒採用の時の親会社の面接がとても印象がよかったんです。


私の大学卒業時の就職活動は超氷河期と言われている時期で、
受けても受けても採用に至らない時期でした。

そうは言ってもそれが普通だと思っていたのであまり思い詰めてもいなかったし、
私自身も「社会人になる」ということがいまいちピンと来ていなくて、
留年してる先輩はいるけど、就職先が見つからなかったって言ってる先輩は
私の周りにはいなかったので。
まあ卒業までにはなんとかなるに違いないと安易に思っていたので、
これといった就活対策もしていなかったのですが
(対策していたらもっと早く決まっていたのかもしれないんですけど(笑))



いくつか会社の面接を受けていたので、お決まりの面接に飽きてはいたんですよね。
「うちを志望した理由を教えてください」
「学生時代にがんばったと思えることは何ですか?」等々の
お決まりの面接質問の数々。
目の前にいるおじさんたちの顔ぶれは変わるけれども聞かれる質問は変わらない。
そんな面接にもう、飽き飽き。

 

もちろんその目の前に座ってたおじさんたちも
あちら側から、同じことを思っていたんだと思うんですけどね。

判を押したように面接対策をして
リクルートスーツを来てくる学生の
お決まりの答えを聞くという退屈でしかない時間にね。

 

そんな時に受けたある会社の面接が
いままで受けたどの面接とも違ったんです。
お偉い課長・部長クラスの人たちではなく、
人事の人という感じでもない4、5年先輩くらいに若い社員が
(でもこれまで受けた会社の「人事の人」より断然しっかりして見えたし、かっこよかった)
一対一で向かい合って話せるミーティングスペースで、
私の人生について事細かにヒアリングしてくれたんです。

 

大学生の時は何をしていたのか。
どんな活動をがんばっていたのか。
なにが楽しくてなにが楽しくなかったのか。
高校生の時は何をしていたのか。
中学生の時は。
小学生の時は。
子供の頃は。
家族はどうなのか。



ヒアリングした内容をびっしり細かい文字で書き留めていたのを覚えています。

 




そうです。

今思えば、カウンセリングのようなものです。

 

 

こんな風に自分のことを聞かれたことは今までの人生でなかったので
すごく新鮮で、しかも話すのが楽しくて。
こんな斬新な面接をする会社に入りたい!と思ったものでした。


しばらく面接が進んで、落ちちゃいましたけどね。

 

 

あの頃から私、自分のことを掘り下げることがただ好きだったんですよね。
その会社の内容じゃなくて
その面接形態に惚れていたので、中途採用でもぐりこんで、
社風が肌に合わなくて3日で辞めたわけですが(笑)

 

それにしてもあのカウンセリングのような
面接をしていた会社は、ありきたりな面接をする会社より
その人個人の輪郭をだいぶ性格に捉えていたんでしょうね。
何人分をあの形態で面接して篩にかけたかは分かりかねますが。

だいぶ労力のいる面接ですね。


……私はやりたくないわ(苦笑)

 



 


いや、だって。数も多いだろうし
しかもヒアリングした内容を上司に報告でしょ?大変そう( ̄▽ ̄)
 

 





 

 

空気を肌で感じて、勇気を出して自分を大切にする。って

大事かもね。



◆病院の怪異。誰もいない部屋から鳴るナースコール

 
怖いこと、「怖い」言ってみるのが一番怖い 

 

 




・・・いや、べつに。
即退職を勧めてるわけじゃありませんとも。

最短記録を競ってるわけじゃありませんとも(笑)





みなさん、継続は力なりですよぺこホントホント