唐津もの研究所 ある日、銀杏が西に傾きかけた陽に照らされて、一瞬黄金色に輝いた夕刻。私の敬愛する目利きA氏が京都入りした。目的は絵唐津の戦利品を私の研究所で再鑑定する為だった。 はじめに取り出された発掘品の絵唐津草文向付は、想像以上に美しい見本のような一品。 もう一つは小ぶりの三足花草文向付。こんも絵唐津なのか・・・見たことない。もう少し唐津ものの研究が必要だ。