先日の新聞紙面にて一斉に取り上げられた妊活関連のニュースで
「卵子若返り治療容認」
というニュースがございました。
内容としては高齢出産での妊娠率の向上を目指し、自分の卵巣から採取したミトコンドリアを卵子に注入する自家移植治療について臨床研究として実施することを初めて承認した、というものです。
この移植治療は腹腔鏡手術で取り出した患者自身の卵巣組織の一部から、卵巣の細胞を採取してミトコンドリアを抽出し、体外受精の時、患者の卵子に精子とともにこのミトコンドリアを注入するというものです。
~ミトコンドリアとは?~
ミトコンドリアとは細胞の中でエネルギーを作り出す小器官で、自分のミトコンドリアを卵子に入れることにより「卵子が活性化して若返る」とされていますが、まだまだ不確定なところが多い治療法です。
国外では200例以上実施されており、そのうち20数例の出産事例が出ているということです。
新たな治療法の確立で妊娠率の向上が高まることは素晴らしいことだと思います。
このようは治療に加えて、せっかく治療により卵子の質が向上したのであればそれがちゃんと着床するように子宮内膜の感受性を高めていくような体作りを漢方で行うと良いと思います。
現代医学の進歩と漢方のカラダを大切にする考え方、両方をしっかりと活用していけるような体制が作られていくといいですね。
~山梨県での漢方不妊相談はさわたや薬局までお気軽にご相談下さい~
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※参考文献 2015年12月15日・毎日新聞