銀座松屋のデザインギャラリー1953で寄藤文平の企画展をみてきた。
寄藤氏はJTや東京メトロのポスターなども手がけ、先日はNHKのトップランナーにも
出演していた。
企画展は「寄藤文平の人間扇風機」というもので
モノの見えるスピードが人間、虫、宇宙人などで違う。
それを映像で体感するものだった。
自転車をこいでいる映像などが、
クリックするとスピードが変わる。
僕らがハエを叩きつぶす為に手を素早く振る。でも、ハエにはスローモーションのように見える。
僕らよりもっと動きの遅い世界のものには、僕らの動きがどう見えるか。
単純だけど、面白い。
この面白さは見ないとわからない。
見ても、すぐ飽きる。
飽きるけど、強い印象が残る。
発想、企画の面白さって僕の仕事ではとっても重要。
少し前、仕事中に、「最近ちょっとおとなしいな。丁寧になりすぎているな。」と感じた。
そんなときに、こういう展示会はとっても刺激になる。
作品もそうだが、コンセプトなどに共感することも多い。
僕の関わるデザインの仕事は、コンセプトやテーマがとっても重要だからだろう。
さあ、今日からまた、全開でいい仕事ができるぞ