スーパーノマドキッズの必需品!言語技術講座に行ってきました(3) | 人事部WMの、24時間人材開発日記

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人材開発と組織開発を生業にしてます。
家では、2児の育成を担当しています。



スーパーノマドキッズの必需品!言語技術講座に行ってきました(1)


スーパーノマドキッズの必需品!言語技術講座に行ってきました(2)


 「本を読む」とはこういうことだ!
<講座の概要>
ワーク2つめは、絵本の時間

童心にかえって先生に、絵本を読んでもらいます。



・・・といっても、単に読んでもらってはい、おしまい。おもしろかったね~~~



で、あるはずがない



矢継ぎ早に、ボールが飛んできます。



「おじいさんが、ばぁ汁を食べた後で、たぬきはどんなことをしましたか?」



「最初に出てきたうさぎと、このうさぎは、おなじうさぎですか?」



「うさぎがたぬきにつくってやったのは、なんでしたか?」



「かわのまんなかまできたら、うさぎはなにをはじめましたか?」



ま、質問が飛んでくるトンで来る。



これだけ見たら、単なる絵本の内容をテストしてるみたいに見えるんですけど、この質問には続きがあるんですな。



「この絵の季節はいつでしょう?」



「この女の子はとても大きいのは、どこを見たらわかりますか?」



「次にこの女の子はなにをすると思いますか?」



極めつけ。



「わたしは、次にみなさんに、何を聞くと思いますか?」



って、これだけ書いてもなんのこっちゃかわかりませんな。



質問のレベルが上がってるんですわ。



最初は

・読んで聞かされた内容の理解
からはじまり。

次に、 

自分から、絵本の中に情報をとりにいき

そのうち、

物語の展開パターンを理解

最後に、

本全体の要となるメッセージを把握する



という順番に質問が構成されてるのです。



今回は、大人向けだったので一気に初歩から発展までやってましたけど、実際に子供向けにやるときは、年齢に応じてゆるやかにレベルがあがってく感じになるんじゃないかな。



子供に本を読み聞かせるとき、黙って聞かせるのではなく、本を理解しているか、質問をなげかけて確かめようとすることが重要だ!というのは、



論理的に考える力を引き出す―親子でできるコミュニケーション・スキルのトレーニング/三森 ゆりか

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こっちの本にさんざんかかれてるんですが、その、実演を見せていただいた、というわけでした。



私の感想はちょっとここでは飛ばして、次いってみましょ。





 自分の言葉で語る
<講座の概要>
読み聞かせしてもらった次は、「再話」なるものをやることに。

再び話すってなんじゃらほい? って感じですけど、つまりは、

人に語り聞かせてもらった話を、自分で再現すること、らしい。



これまた、絵本を使って、やりました。



2回読み聞かせ。1回目は聞くだけ、2回目はメモってよし。



で、2回聞いたところで、原稿用紙に、語り聞かされたお話をできるだけ忠実に再現する。



と。



ポイントは要約ではない、ということですな。



語り口を含めて、あたかも

自分が子供たちに語り聞かせるように、原稿用紙の上に再現せよ、ということ。



普段、話の要点をメモることはよくやるけど、ディテールまで再現ってふつーやらんよねぇ。



でも、これがけっこう重要らしく、



言語技術のカリキュラムの上では、

再話の上に、ディスカッション、ディベート、作文、読解など国語科全般が乗っかってる

その上、国語の上に全教科の勉強が乗っかってるし、

言葉の使い方の問題だから、仕事でのコミュニケーションも乗っかってくる。

つまり、

再話ができない人は、全部OUT!



だってさ(ひぇ~~



実際、講座では、三森先生が企業研修に言っている企業の方がいらしてたんですけど、

若い社員にやらせてみたら、再話、つっかかりまくるんだとか・・・

ちなみに、出てる大学のレベルは関係ない、んだそうです。





まだまだ続きますノシ