駄目なんです僕等。
そうなんです。だから駄目な大人の会なのです。
さんざっぱら飲んで目も開かない調子なのに、
足はフラフラと慣れ親しんだエリアに勝手に向いているのです。
土曜日の夕方の中途半端な時間帯。
どこに行くあてもない観光客の皆さんでごった返す中華街。
込み合っている中華街の中を会長の案内であるお店を目指します。
そう、中華街一贅沢な逸品を食べさせる店であります。
酔った勢いってのは怖いもので…
料理屋さんは空いている時間帯なのですが、
そこのお店は一杯で、さらに予約も一杯だとか。
無理やり円卓の片隅を占拠させてもらい席を確保。
っとなると、さっそく頼むのはビールですよ!
「サッポロビール中華街仕様」
「このラベルはレアものですよ」
なんも懲りてね~奴らなのです、我等青春。
ビアフェスでどんなけ飲んでも、
大手メーカーのビールはまた違うビールとして飲めるのです。
やったらめったら乾杯。
そして…
出ました…
来ました…
ジャンボ茶碗蒸し
もはやスイーツの次元に突入といっても、
フレンチの扉を開けたといっても、
新世代和食といっても、
まったくもって過言ではない奇跡の逸品なのでありますな。
雲丹のジャンボ茶碗蒸し、イクラ寄せって感じでしょうかね。
絶妙な美味さでした。
説明出来ません。
実際に食べてみてくださいね。
そしてわりかし定番な腹ごしらえを追加。
「餡かけ飯」
「五目焼きそば」
「安心幸せなメニューですね」
フツーに美味しい。
いつも言いますが本当に重要なファクターなのです。
ほとんどがフツーに美味くはないのですよ!
気が付いていない人は憐れなのです。
そして、気付いていないその人が
「中華街なんか大したことない」って言うんですよ。
新しい酷い店も悪けりゃ味に興味のない人たちも悪い。
それが現在の中華街負のスパイラル、
恐怖のNEOチャイナシンドロームっすな。
そんな事は置いといて、
結局、一日中ビールを飲んでいた夏の日って事です。
飲み方が結局、ついつい駄目会方向に進んでしまうのです。
この後、安居酒屋で仕分け人と更にデスマッチが5時間続いたのでした…
しかしまぁ、よく飲んだね、僕等。
おしまい。