アレルギー性気管支肺アスペルギルス症 | 栃本天海堂薬局福島店のブログ

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数年前に倦怠感・発熱・咳の症状で病院を受信したところ、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症との診断でステロイドの投与を受けて緩解されていた。

しかし、物忘れが強くなり医師に相談したところ、ステロイドを休薬をして物忘れは回復した。

ところが、ステロイドをやめると肺の症状(咳・痰)が出現しだした。

咳は空咳で痰は緑色を呈している。

痰の量は多く、咳がなかなか収まらない。

便通・睡眠ともに良好。食欲もあり。

舌を見ると絳舌で裂紋があり、無苔であった。

易感冒(-)、発汗(-)、口渇(-)であり、最初は衛気虚を疑ったが、そのようではなさそう。

舌の所見と空咳から肺陰虚とみて滋陰降火湯を主体とした漢方薬をご用意。

先日ご来店され、咳は完全ではないが回数は減少し、痰も喀出しやすくなったとのこと。

また、レントゲンで肺の白い影が少なくなっておられ、喜ばれていました。

引き続き、補陰と去痰を主体としてご用意し、快適な日常を送られるよう、引き続きお手伝いできればと思います。