Queen+Adam Lambert@さいたまスーパーアリーナ | だらだらするのがすごく好き

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東京から那須塩原市に移住した高年主婦のだらだらした日々
最近政治に目覚めた

去年トリビュートバンドを1日で4公演見たけど、やっぱり本物が見たいよ!

ってことでやってきました。日本公演初日のさいたまスーパーアリーナ。

 

ダンナは去年の4月に公演日程が発表されるや否や、わざわざこのためにクリエイティブマンの3Aに入会し、めでたく先行でチケットをゲットできました。

 

ステージに下りてる幕は、これまで以上にすんごいゴージャスな雰囲気ですね。

 

予定18:00を5分ほど押して開演しました。ゴージャスな幕が上がっていきます。わくわく音譜

幕の奥にはこれまたゴージャスな赤いカーテンが!その奥から、

ブライアン君臨!

続いてロジャー、アダムも登場!待ちに待ったライブの始まりです!

キラー・クイーンでのアダムの衣装。古い貴族の肖像画みたい!

 

まるで19世紀のパリの劇場か、サーカスみたいにきらきら、クラシカルで華やかな映像演出です。

まさに私の大好きなオペラ座の夜&華麗なるレースの世界。

 

2012年よりボーカルとなったアダム・ランバート。

声が艶っぽくて高音域が伸びやかで歌は文句なしに上手いです!天性の華があります。

 

あのかわいいロジャーもやっぱり歳はとるのだ。

だけど、味のある渋いじいちゃんになりました。

 

隣の人はドラムパフォーマンスはもっさりしてて、ボーカルの高音域も出てないなんて文句言ってたけど、だってしょうがないじゃない。今年71歳になるんだもの。むしろこの歳で、現役のロックドラマーやってるのがびっくりよ。

 

日本語で「オハヨウゴザイマス!」「コンニチワ!」「コンバンワ!」と挨拶してくれたブライアン。

花道でしっとりと「手を取り合って」が始まりました。

日本語部分の歌詞は本当に美しいですね。来日時、当時の通訳さんが訳したと聞きました。

 

続く、「Love of My Life」でのスマホライトの海。

そうしたら、画面にフレディが!

曲の後半はフレディと共に大合唱が起きました。隣の人は号泣しています。

 

私は「Killer Queen」が流行ったときに中学生で、リアルタイムまっただ中のはずなんですが、6作目アルバムの「世界に捧ぐ」からしばらくクイーンから遠ざかってしまいました。でも今思い返すと、一番良く覚えているのがクイーン&ミュージックライフなんですね。その後いろいろ聴いた洋楽のなかでここまでメンバーの人となりを話題にしたバンドは無かったです。当時のクラスメイトとは本当に良く、クイーンメンバーの話をしました。ご多聞にもれずたいていは、ロジャーカワイイとか、ブライアンカッコイイとか、ジョン優しそうとか他愛ないミーハー話でしたけど、フレディに関しては、ホットパンツいっちょの上に振袖を羽織るフレディのステージ衣装見たぁ?なんてイロモノ扱いでした。

 

今回のライブに際して、いろいろとクイーンのトリビアを漁ってみると、ほとんど良い話しか出てきません。特にフレディに関しては、すべての来日の際にボディガードを努めた伊丹さんをはじめとして、その優しくて誠実な人柄を賞賛する声ばかりでした。フレディ本人に顔と名前まで覚えてもらうほどの追っかけレジェンド、えっついさんも嫌な思いをしたことは一回もないそうです。そんなフレディの周りの人たちも良い人ばっかりだったって。

 

QUEEN Behind The Story 第5夜

QUEEN Behind The Story 第6夜

 

 

とっても優しかったフレディ…

 

 

これまでさんざん、

 

 

   気持ち悪いヘビ

 

 

なんてディスってごめんなさい…

 

 

 

 

 

 

だけど、ロジャーだって、

 

 

あのタイツ衣装には度肝抜かれたみたいなんだけどね…

 

 

 

会場は一眼ではないカメラは持ち込み可で、撮影もし放題と、なんと太っ腹なご配慮でありがたい。

もっともこれまでも、撮りまくってたけど。だけど、公式におけってことだともちょっと良いコンデジ、欲しいやね。

 

ギターソロの演出は天文学者ブライアンならではの、宇宙ファンタジー。

途中、天気予報っぽいフレーズだな~と思ったら、ドボルザークの『遠き山に日は落ちて(家路)』でした。日本では作詞家・堀内敬三が日本語の歌詞をつけた楽曲として有名です。

 

日本公演のみ、「手を取り合って」と共に追加されることが多い「I Was Born To Love You」

クイーンの楽曲の中で、これがアダムの声には一番合ってるような気がします。

 

アンコール前、最後はやっぱりボヘミアンの大合唱で〆。

それなのに!隣の隣で最初から最後まで座席に座ったまんまの、やたら温度の低かったアナタ、

ずーーーーーっと撮ってた動画には私たちのガラ歌声しか入ってないよきっと。

 

 

アンコール待ちでは、なんとフレディ2回目の登場です!

ウェンブリーでのエ~~~オのコール&レスポンスの再現。これまた胸が熱い(涙)。

 

アダムは堂々たる王の風格でアンコールの「We Will Rock You」を披露。

 

どうしたってフレディと比べてしまうけれど、でも、フレディとは違う。もっと毒々しくて、圧倒的に華やかでワクワクキラキラする新たな個性を見せつけてくれました。

 

フレディがいないのは寂しいですが、もし今生きていたとしてもこんなライブ観れたかなあ?それにフレディは40歳過ぎてからはロック以外のオペラとかジャズとか、違った分野の音楽にも興味を持っていたというし、クイーンのステージからは離れていたかも知れないですね。

 

だからアダムはクイーンに新たな魅力を加えてくれたという点で、もう他に代えられない存在なんだと思います。

 

 

全然、過去の懐メロおじいちゃんバンドなんかじゃない!

素晴らしいエンターテイメント、パフォーマンスですごく楽しかった!

 

Setlist;

_1.Now I'm Here
_2.Seven Seas of Rhye
_3.Keep Yourself Alive
_4.Hammer to Fall
_5.Killer Queen
_6.Don't Stop Me Now
_7.Somebody to Love
_8.In the Lap of the Gods... Revisited
_9.I'm in Love With My Car
10.Bicycle Race
11.Another One Bites the Dust
12.I Want It All
13.Teo Torriatte (Let Us Cling Together)
14.Love of My Life (Freddie on screen at the end of the song)
15.'39
16.Doing All Right
17.Crazy Little Thing Called Love
18.Under Pressure
19.Dragon Attack
20.I Want to Break Free
21.You Take My Breath Away
22.Who Wants to Live Forever
23.Guitar Solo (featuring "Goin' Home" by Dvorak)
24.Tie Your Mother Down
25.The Show Must Go On
26.I Was Born To Love You
27.Radio Ga Ga
28.Bohemian Rhapsody

Encore:
29.Ay‐Oh (Freddie on screen)
30.We Will Rock You
31.We Are the Champions
32.God Save the Queen
 

セットリストはあの2曲の他は去年から始まってる他のラプソディ・ツアーとほぼ同じ。30曲という曲数を知って、3時間超えるんじゃ…?なんて心配してしまいましたが、メドレー形式の展開が多くて2時間強くらいで終わりました。個人的には曲数抑えてでもフルでの演奏をもっと聴きたかった…