ローグ・ワン:スター・ウォーズ・ストーリー | だらだらするのがすごく好き

だらだらするのがすごく好き

東京から那須塩原市に移住した高年主婦のだらだらした日々
最近政治に目覚めた

なじみのないキャラクターばかりなので印象は全体的に地味は地味。だけどその分、それぞれの内面や抱える矛盾、葛藤などが丁寧に描かれています。

世間の評判も高いみたいだけど私も、SWシリーズの最高傑作だと思います。

 

 

 

反乱軍⇒正義 帝国軍⇒

 

っていう単純な図式でないことがストーリーにこれまでにないリアリティと奥行きを与えていました。

 

主人公のジンの父親ゲイレンは娘を想い、悩みながらも帝国軍の技術者としてあのデス・スターを設計しましたが、それにはある思惑が。むかあし、初めてエピソード4を観たときは、何でこんなに簡単にに破壊されるのかと思ったけど、そういう理由だったのかぁ~。

 

幼い頃父親と別れたジンは反乱軍の戦士ゲレラに救出されるも、ゲレラとも戦乱のどさくさで離れ離れとなり、犯罪者に転落。反乱軍の指導者たちからはゲイレンの娘ということで話を信じてもらえず、ジンと行動を共にするキャシアン・アンドーは反乱軍でスパイの任務についており、ゲイレン暗殺も命じられています。「スパイ」とか「暗殺」っていうワードはSW内では新鮮!。そうして暗殺をためらううちに、ゲイレンは反乱軍の急襲で殺されてしまいます。パイロットのボーディー・ルックは帝国軍から脱走したのは良いんですが、私はこいつ、いつ裏切って帝国軍に戻るんだろって緊張感でした。

 

エピソード4が始まる10分前までを描いているってのに、エピソード4に誰も登場しないのは何故?ああ、やっぱりそういうことだったのね・・・(涙。最終的にハッピーエンドって形ではありますが、とても切ないストーリーです。個人的には特に、ドロイドのK-2SOがデータバンクのドアの前で防御しながら力尽きるシーンが…

というのも、こいつは機械特有のいらっとむかっ発言は多いものの、すっごく頼れる良いヤツなのだ。敵のシステム情報の読み取りはもちろん、宇宙船の操縦、ストーム・トルーパーもばったばったと倒す戦闘能力の高さ!元は帝国軍のドロイドだったけど、反乱軍に盗まれ、再プログラムされた後キャシアンと組むことになったんだって。てか、帝国軍は何でこいつを戦闘ロボットにバージョンアップしないんだろ。てか、ストームトルーパー弱すぎ!

 

Xウイングの戦闘シーンは粗い画面とか、パイロットの70年代っぽいヒゲとか、あまりにもそっくりエピソード4だったので、オマージュ的にそのまんまフィルムを借用したのかと思っちゃいました。

 

結局、ジェダイは誰もいないのね。私は前半、ジンと盲目の修道士チアルートはてっきりジェダイだとばかり…だって盲目なのにジンの存在が分かるし、杖一本でストームトルーパーばたばた倒すし。しつこいけどストームトルーパー弱すぎ。

 

最後の最後には、あのレーア姫が!(CGだけど…)

急な訃報の後だけについ、目頭が熱くなってしまいました。

(エピソード8は既に撮り終えているそうです。)

 

 

改めて、エピソード4、見直したくなりました。