順位はわかりません。
とにかくゴールを目指したさぎしま大会となりました。
スイムを終え、バイク序盤で3位に上がりここからといった雰囲気でした。
さぎしまでトライアスロンを初めて24年、この地で初めてのパンクです。
私はさぎしまでは、スペアタイヤは積んでいきません。
勝負しか考えていなかったからだと思います。
なぜか今日はスペアタイヤを積んでいたのです。
ですがアジアカップの時、飛行機に乗る際にボンベを空港で処理し、空気入れを積んでいなかった。
だがスペアタイヤがあった事で、辞めるわけにはいかないと心が変化しました。
私のことを絶対としているファンの子供たちの顔が浮かんだからだと思います。
だから、どうすればゴールできるかを考えました。
パンクした場所はメイン会場の真裏の17キロ地点。メイン会場のメカニックのところまで3キロある。
そこまで行けばレース復帰はできる。
バイクシューズを脱ぎ、裸足で走り出しました。しかし路面はこの暑さで焼けており、とても裸足では走れず、一度エイドステーションへ戻りました。
私のレーススタイルはソックスを履くので、走ると破れてしまうと脱いでいたソックスをはき直し、メイン会場へ向けバイクを押しながら3キロのジョギングを開始。
それでも路面からの熱さで足の裏はやけどや水ぶくれ、痛くて辛かったです。
何とかメイン会場で空気をいれ、再スタート。
残りバイク20キロを飛ばし、勢いよくランをスタートしましたが、足の裏の痛みで踏ん張れずフォームが乱れどんどんペースダウン。
痛さとの戦いのラン10キロでした。
ゴールは信じて待ってくれていたその子供たちを連れだし同伴ゴールです。
このさぎしまで同伴ゴールも初めてです。
終わってみて、やはり地元で形を作れなかったことに対しては虚しさを感じます。
ですが信じて待ってる人たちがいてくれたから、理由をつけてレースをやめる事は考えれなかった。
何が何でもゴールしてあげないと…
その想いで走っていたように思います。
今までスペアタイヤを積んだことがなかったが、積んだことで初めてパンクをした？
神様のいたずらか…
いや、どんな行動をとるのか試したのだろう…今はそう考えている。
それにしても長いレースで、少し疲れました。
