2016年9月5日。年に1回の撮影。日本語教材作成のためである。
動画なので、動画だからこそできることを模索している。
2014年は飛行機のスタジオを借りて。
当時はそこしかなかったが、今はきれいなスタジオが他に新しくできた。
またの機会があれば、きれいな方で撮影をしてみたい。
ファーストクラスもあるので、普段できない疑似体験をするという意味でも。
これは、飛行機の中の会話は、飛行機で撮らないとダメだと思ったから。
教室語学ではないので、背景はできるだけ現実に近づけたい。
2015年は地下鉄の駅前で。ただ、デジタルではいろんな制約があり、こちらが用意した演者以外の撮影はNG。ということで、乗降客が少ない駅でないと撮影できない。
結果として、都営三田線の西高島平駅前で撮影した。1日当たり乗車も降車も約6,000人。通勤通学がメインのようで、昼間の乗降客はほとんどいない。
時間帯は14時から16時の短期決戦。準備と片づけを含めてなんで、実質的には1時間強ぐらいの撮影時間。さらに外でのロケは、周囲の雑音との戦いであった。
そして、2016年度は都電荒川線を1両貸し切りで。
電車は背景が動くのでより臨場感が出る。
飛行機だと、景色を動かすには、どうしてもCG頼りになるので、予算が足りない。
それなら、撮影現場でできるだけのことをやる方がよっぽどいい。
なお、駅に停まっても扉は開かない、チンチンという音が欲しい時は運転手さんにお願いする、停車時やカーブの時は撮影しないなど、未経験のことばかり。
今年は都電の車内で、短いながらも複数の客がからんでいる。
明るく楽しく元気よくタイプの教材ではないことは間違いない。
ということで、宣伝のためにリンクしておく。
今のところ、教材の公開のみで、解説はつけていない。これはいずれ。
→ 日本語版をクリック
→ ※飛行機編 ※駅前編 ※都電編から視聴したいカテゴリーをクリック
→ 見たい映像をクリック
※映像の一部を公開
つづきは、大東文化大学外国語学部日本語学科のサイトまで。
【追記】
2016年11月12日に、大東文化会館で、本教材に関わる「映像ワークショップ」を行なった。今回の映像の解説や、初心者が撮影でおかしやすいミスへの対策などなど。
他にも、映像の文法やイマジナリラインの説明を、株式会社テラフォーミング代表取締役の橋本泰敏氏に講義してもらった。この場を借りて感謝の意を申し上げる。
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※台詞に出てくるノープランは、ここから来てます。