「脳と拳闘と悩み」 | 福盛貴弘の脳炎日記

福盛貴弘の脳炎日記

日常生活で起きたことを素朴に書き記しています。
まずは、予告編2編をご覧ください。

亀田三兄弟の三男、和毅さんの試合をラーメン屋で見た。
好き嫌いは抜きにして、勝ってよかったと思う。

三兄弟の王座っていうのは単純にすごい。
好き嫌いは抜きにして、それは心からそう思う。

さて、亀田氏の話はここまで。
本題に入る。今日はボクシングの話。


-----本題のはじまり-----


入院中、現実世界と私の意識がつながったのは、昨年3月18日。
それまでにもつながっていたのかもしれないが、自覚はない。

はじめは自分の名前も間違える。
日付も分からない。そんな日々を繰り返していた

なんだかんだで2週間ぐらい過ぎた頃に、急に思い出す。
そういや、ボクシングの試合が。

見に行く予定だったのである。行くと約束していた。
2012年3月23日、後楽園ホールでの試合。

倒れた時期が時期だったんで、チケットは買っていない。
一緒に行く連中も、その頃連絡がとれないことを心配していたようだ。

当然のことだが、見に行くことができなかった。
自分がしゃべれない、動けないについで、これを悩み、悔やむ。

あとから6RTKOで敗れたことを知る。私が行かれへんかったからや。
関係ないやろ。その後、7月の試合はリハビリ中でそれどころでは。

9月の試合は終わってから気づく。2試合とも勝利。
結局、その9月の試合が最後になってしまったようだ。

2004年4月2日デビュー。第2戦の7月2日の試合から見に行った。
26戦21勝3敗2分け。うち12KO。通算3敗のうち、2つの負けを見ている。

「何かできることがあれば」と送ってくれた。
「試合を見れる日までやってくれ」と返した。

いつか終わるのは分かっていたが、よりによって。
庸くん、お疲れさま。そして、私は無事にやってる。







$福盛貴弘の脳炎日記-OPBFベルト
<第36代OPBF東洋太平洋ウェルター級王者のベルト>

※2010年12月6日 後楽園ホール 対加藤壮次郎12R判定勝ち

井上 庸(いのうえ よう、1981年7月12日 - )
茨城県常陸太田市出身。
第49代日本ウェルター級王者、第36代OPBF東洋太平洋同級王者。
ヤマグチ土浦ボクシングジム所属。