4月9日、1年3か月ぶりの講義の続き。
教科書を買いに行った学生が戻ってきて、ようやく講義を始める。
昨年度に復職してからの授業はゼミだけであった。
ゼミは学部・院共に少人数で、主に論文指導なので、適度に休息はとれる。
うちの学科は比較的少人数だが、それでも30~50人程度の授業になる。
昨年度から今年度の新入生オリエンにかけて、数回ほど学生前でしゃべった。
ただ、1回5分~10分程度。まずは慣らしであった。
それらは何とかクリアしてきた。
1コマ目の授業は、専門外の授業。
専門外の内容を人前でしゃべるというのはけっこう疲れる。
まして、脳に負荷がかかりすぎると口に麻痺が生じ、しゃべる速度が遅くなる。
まあ、7年やってるから何とかなるやろと見切り発車。
ようやく授業を始め、4,50分したあたりで、突然くらっと来た。
一瞬とびそうになる感覚である。
ある程度の予想はしていたが、ちょっと休息の時間をとる。
なかなか元通りには戻らないものである。
聞いてない人間相手に勝手にしゃべってる授業があるらしい。
それはそれで気が病むだろう。
どうせ疲れるのなら、まともなことをやって疲れる方がましである。
そんなこんながありながら、1コマ目の授業を終える。
あー、しんど。
これを医学界で講義シンドロームと言うかは定かではない。