●二十四節季「清明(せいめい)」(4月4日~4月19日頃)

清明(せいめい)とは万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉を訳した季語です。
花が咲き、蝶が舞い、空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹く頃です。

 

七十二候

玄鳥至(つばめきたる)玄鳥至るイメージ画像

冬の間、暖かい東南アジアの島々で過ごしていたツバメが海を渡って、日本にやってくる頃。つばめの飛来は、本格的な春と農耕シーズンを表しています。

 

 

鴻雁北(こうがんかえる)鴻雁北へかえるイメージ画像

写真著作者:pheαnix

ツバメとは反対に、冬の間を日本で過ごした雁が北のシベリアへと帰っていく頃。雁は「かり」とも読み、「鴈」と書くこともあります。「カリカリ」という鳴き声が名前の由来とも言われています。

 

 

虹始見(にじはじめてあらわる)虹始めて見るイメージ画像

春が深くなるにつれ、空気が潤ってくるので、この時期からきれいな虹を見ることができます。虹が虫偏なのは、空にかかる虹を大きな蛇と見たてたためとされています。

 

 

 

旬のもの

 

栄螺

栄螺イメージ画像

サザエは春から夏が産卵期になるので、春から初夏が旬の時期と言われています。サザエは「小さい家」という意味であり、「ササ」が小さいを表し、「エ」が家を表しています。

 

 

みつば

みつばイメージ画像

野草だったみつばは、江戸時代から栽培されるようになりました。葉が三つに分かれていることから、「みつば」という呼ばれるようになりました。

 
 

アネモネ

アネモネイメージ画像

1つの花茎に赤、ピンク、紫、白などの大きな花を咲かせるので、1輪でも存在感のある花です。アネモネとはギリシャ語で「風」を表し、花言葉は「はかない恋」です。

 

 

新じゃがいも

新じゃがいもイメージ画像

新じゃがいもは秋からのじゃがいもと比べ、葉や茎がまだ青い状態の時に収穫し保存されるので、小ぶりで鮮やかな色をしています。皮が柔らかく、水々しいのが特徴です。

 
 
 

新日本カレンダー株式会社のホームページより