私が『敬老の日』にありがとうを伝えられる人は、
同居していたおばあちゃんしか居なくなりました。
おばあちゃんの孫は全員で3人。私と弟２人。
今年９９歳の白寿を迎え、
明治生まれの戦争時代を生き抜いてきた人です。
戦後生まれの父とその上に兄がいたそうなのですが、
お兄さんは体が弱く１０代で戦時中になくなってしまったそうです。
悲痛な思いをしながらも過酷な時を過ごしたおばあちゃんに
感謝状を贈りたい気持ちでいっぱいです。
小さい頃、わがまま言って困らせてごめんね。
おばあちゃんが出かけるのを見つけては、『わたしも！』と言って
嫌な顔一つせず、いつも連れて行ってくれてありがとう。
母に怒られて泣いた夜、私たちを、慰めてくれるおばあちゃん。
そのときの並べて隣に敷いてくれる布団とおばあちゃんの匂い。
兄弟で、おばあちゃんの隣を取り合いをしたこともありました。
小さかった私たちにとって、あの場所は安らぎでした。
丈夫な足が自慢の、おばあちゃんの体も、
最近では弱りが目に見えて分かり、しっかりもののおばあちゃんが
しみじみ『情けない』『薬はもうのまん』などと口にする度、
うまく返せる言葉が見つからない、
でもわたしは、
おばあちゃんの孫に生まれて来れたことを
本当に幸せに感じているということ。
これだけは、伝えたいと思います。
改めて、おばあちゃんに、「感謝」の気持ちを伝えたいです。
孫（兄弟みんな）からおばあちゃんへ。
ありがとうとご苦労様の気持ちをいっぱいにして
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