ナチスドイツと田中角栄 | ふじくまさんのブログ

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あぜ道・けもの道は歩いても人の道は踏み外すな!

田中角栄の日本列島改造論の基になったのはナチスドイツの行った経済政策。

第一次世界大戦、その後の金融恐慌で疲弊したドイツ経済を立て直すためにナチスは上限いっぱいの国債を発行してアウトバーンを整備した。
その建設費用の一部に当てるためにガソリン税も導入。

同時に、自動車産業の育成・大衆車(フォルクスワーゲン)を普及させた。
また、宣伝媒体としてのラジオの普及にも努めた。


これをそっくりそのまま日本に取り入れたのが田中角栄。
田中角栄は地方と東京の格差を縮めるためとの名目で高速道路網の整備をした。もちろんナチスにならってガソリン税も導入した。

また、田中角栄はテレビ局を一気30数社開局されてテレビの普及に努めた。



今、このナチスの行った経済政策を実行したほうがいい国がある。
それが「中国」

中国は発展してるように見えて、ただのバブル。いつ崩壊するかわからない。
そして格差の広がりは日本以上。富裕層は沿岸部の一部の人達だけ。
内陸部は以前貧しい。
それに、まだ中国には世界に通用する自動車会社がない。

自動車産業が何故、国の基幹産業になるのかと言うと。
その裾野の広さにある。
自動車は、金属、プラスチック、ガラス、ゴム、レザーありとあらゆる素材を使って製造される。
もちろん電器機器も。
同時に道路の整備も必要になるし、動かすにはガソリンがいる。

多くの業界への波及効果が大きいので基幹産業になる。
逆にほとんど裾野の広がりがないのが金融。
ゆえに、金融立国というのは成り立たない。 (但し、人口の少ない小国は別)


もし、日本やドイツの比ではない国土と人口を抱える中国がナチスの経済政策を行えば一気に世界経済は回復する。

ヨーロッパ経済はボロボロ。アメリカも今年の暮れにはデフォルトに陥るかもしれないぐらいの財政危機。
それを救える鍵を握っているは中国。
その中国は今年、トップが交代する。
小沢一郎とのパイプが太い習近平が主席
になる。
小沢は田中角栄の秘蔵っ子。

ヒトラーはラジオ、角栄はテレビを普及させた。
習近平はインターネットを中国で普及させればいい。

ゆえに、好き嫌いはあるだろうが小沢一郎という政治家を今、潰してはいけない。

今、日本に必要なのはケネディーではなくニクソン。