更年期障害 | 漢方薬 薬草 富士越薬品(静岡県三島市)

漢方薬 薬草 富士越薬品(静岡県三島市)

 静岡県三島市、三島大社斜め前(大社駐車場正面)にある富士越薬局は、創業以来90年の経験と実績をもとに、人間が本来持っている自然治癒力を沸かせるための「漢方薬・生薬・保険食品」をご相談しながら、一人ひとりに合ったものをお選びする漢方薬局です。

更年期障害は、苦痛の割に臓器に病変が発見されることが少なく、まわりから気のせいとしか見られないことが多いため、いっそう孤独感を味わってしまうものです。

閉経の時期にさしかかると、卵巣からのホルモンが急激に減るので、全体のホルモンバランスがくずれ、のぼせなどの自律神経の失調が現れるといわれています。
更年期障害は、ホルモンの変調により起こるので、更年期が過ぎれば自然におさまってきます。

漢方治療は、西洋医学的に病的ではない不快な症状を、一人ひとりの症状にあわせて細かく処方が選ばれます。

例えば、イライラや落ち込みなどの情緒の不安定は、肝が緊張状態になったときの症状です。
また、生殖器系の機能低下によるホルモン不足や、それに続く月経の閉止(男性ではEDや精子の製造能力の低下など)は、腎の衰弱によるものと考えられています。

そこで、更年期障害の治療は、肝の働きを助けると同時に、腎の力を補強し、できるだけ老化の進行を遅らせるようにします。

肝の緊張を緩和し、肝の働きを正常にするためには、逍遥散や抑肝散がよく、のぼせがある時には加味逍遥散を用います。

また、腎の強化は大きく二つの系統に分けられ、手足や腰が冷え、寒がる方には温める作用のある処方が用いられます。
たとえば、八味地黄丸、至宝三鞭丸、海馬補腎丸などが用いられます。
手足は冷えずに、逆にほてったりのぼせたりする方には、六味地黄丸、杞菊地黄丸、麦味地黄丸、知柏地黄丸などを用います。

不眠症があれば、さらに酸棗仁湯や帰脾湯、天王補心丸などを併用します。

PMS(月経前症候群)は、普通では病気とみなされないことも多いですが、ヒステリー症状や乳房のはり、乳腺のしこりや痛みに悩む方は、漢方薬を用いると症状が楽になり、快適に過ごせるようになります。
ほとんどの場合、肝の緊張が原因ですので、肝の働きを改善する逍遥散や加味逍遥散が用いられ、ヒステリーの強い時には、甘麦大棗湯や抑肝散を加えて用います。

月経痛や月経不順も緩和されますが、もし経血が黒ずんでいたり、血塊が混じるようでしたらお血があるので、桂皮茯苓丸や環元清血飲のような活血化お薬(血液の浄化剤)を一緒に服用します。

漢方薬はその方の体質などにより処方が変わってまいります。
更年期障害でお悩みの方は是非一度富士越薬品までご相談ください。