「音戸市民センター」が「住宅建築」に。 | 福山市で屋根が何年もつのか気になる人に 年間500軒屋根診断する瓦屋

福山市で屋根が何年もつのか気になる人に 年間500軒屋根診断する瓦屋

ここは広島県福山市。明治30年から瓦を焼き、瓦を葺き、瓦を愛してきました。そして今・・・愛する瓦を受け継いでいきます!

建築雑誌「住宅建築」11月号(10月19日発行)

住宅建築2


先月取材をしていただき、記事を掲載して頂きました。


住宅建築1


きっかけは、今年1月に竣工した「音戸市民センター」で屋根瓦工事をさせていただいたことからでした。

音戸1


「音戸市民センター」は広島県呉市音戸町、平清盛が切り開いたとされる音戸の瀬戸を望む倉橋島に位置します。この建物の特徴でもある丸瓦ルーバーの下のデッキから音戸大橋がきれいに見えます。

音戸5


設計はあの有名な建築家、隈研吾さんです。

建築家の方に瓦を使っていただけるのはとってもうれしいことです。

瓦の良さを引き出してもらえます。

音戸4 音戸2 音戸3


瓦は淡路島のいぶし瓦、野水瓦産業 さんの製造で、

特殊本葺き瓦です。

流れの途中から平瓦はなくなり、丸瓦のルーバーとなります。

雨は降り注いできます。この使い方は瓦屋では思いつかない発想だと思います。


音戸市民センターはこの周辺ではない大きな建物です。

「瓦」を使うことで、この建物を周辺の景観と調和させています。

このあたりの住宅建築は瓦屋根でその多くがいぶし瓦です。

その素材をこの建物にもってくることで、この建物が瀬戸内海の景観となっていると思いました。


音戸の瀬戸へお出かけのときは、ぜひお立ち寄りください。すぐわかると思いますので。


「音戸市民センター」

設計:隈研吾建築都市設計事務所
所在地:呉市音戸町南隠渡
構造:S造、地上3階建て
延床面積:約4,642平米
施工:鴻池・日興特定建設工事共同企業体

建築雑誌「新建築」2008年3月号でもご覧になれます。