サービス付き高齢者向け住宅は採算が合わない、
を連載していますが、ちょっとここでブレイク。
実際に、富士ヶ丘サービス株式会社のサービス付き高齢者向け住宅は採算があっていないのか?
ですが、おかげさまで、職員の賞与を支給しても、採算が合うようになっています。
なぜでしょう??
まずは、常に満床が維持されていること。
入居者様おひとりおひとりに合わせたプランが組まれていること。
そしてなにより、ご家族の思いを第一に優先させていただいていること。
などが考えられます。
だから、自分たちの報酬ばかりを考える週7日のデイサービス利用や、
丸めの報酬を総取りする定期巡回サービスの強制利用などは絶対に「いたしません」。
逆に、私どものサービス付き高齢者向け住宅は、ご家族にとって大変な側面もあります。
ご家族ができることは、可能なかぎり、ご家族にお願いしています。
それは自己負担金額をおさげいただくこともありますが、
やはり家族とのかかわりを十分に大切にしていただきたいと考えているからです。
24時間365日お供させていただくサービス付き高齢者向け住宅は、
現在の在宅介護の延長線上にも、施設介護の延長線上にもない、
全く新しいサービス形態なんです。
このことをはき違えると、「サービス付き高齢者向け住宅は採算が合わない」に逆戻りしてしまいます。
重要ですので、もう一度書きます。
既存在宅介護サービス事業所の拡張として、サービス付き高齢者向け住宅を運営されるのであれば、大分苦戦されることが想像に難くありません。
既存介護施設サービスの付随施設として、サービス付き高齢者向け住宅を運営されるのであれば、あまりシナジー効果は得られないことでしょう。
ならどうするのか?
サービス付き高齢者向け住宅の本当の意味を考え、自分たちの収益をど返しでもサービスをするところ、ご家族の思いをかなえて適正な利益をいただくところ、しっかり考えなければなりません。
どうにかなるや、ではならないのが、サービス付き高齢者向け住宅なんです。