人は、基本的に甘いものが好きなようです。
否、人に限らず、先日のテレビによると、殆んどの生物は甘いものを求める、と言っていました。
だからと言って、取りすぎは身体によくありません。
ただ、人間だけが、甘いものに限らず、辛いものや苦いものなども、嗜好するらしいのです。
これは、どうも人の脳が複雑で単純にモノを捉えないから、らしいのです。
通常、敬遠される辛い、苦いモノを好むというのは、子供には見られない複雑な行動であるところから、長い歴史の間、大人になった証とされてきたようです。
大脳生理学的には、コーヒーやビールの苦味の中の僅かな旨味を感じ、記憶して、その記憶をたどることから嗜好するようになるという事でした。
この苦味は、大人にならないとわからない、ってところでしょうか。
甘い言葉は、どうでしょうか。
幼い精神のままだと、甘い言葉に誘われて失敗する事も考えられます。
店員の「お似合いですよ」という甘い言葉に誘われて買った服を、家族に似合わないと言われ「やられた」と思った事は、誰でもあるはずです。
やはり、大人の言葉には、少し苦味が混ざっているもので、あまりにも甘過ぎる言葉で誘う教習所の謳い文句には、お気を付け下さい。
短期、安い、簡単、親切、丁寧、確かに甘くて惹かれる言葉ではあります。
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