撮影そのものはあまり好きではない。
一発勝負でその場で判断しないといけないし、機材を持ち歩かないといけないので体力仕事である。
更に言えば待ち時間がいろいろとある。
それに比べると編集などのデスクワークは移動もないし時間も自由がきくのでお気楽である^_^;
ま、そういっても撮影を外注してしまうとただでさえ低いギャランティーが目減りしてしまうのでできるだけ自分でやろうと…^_^;
それなりに知恵も付き、コンパクト運用ができるようになったので以前のようにロケに行くと2～3日グッタリなんてことは無くなってきた。
それでも撮影内容によっては外注することもある。
それは狩猟系の撮影。ドキュメントというか、ロケ場所を探し天候に左右されて、被写体の都合に合わせて撮影する系のあれである。
報道系の番組はほとんどこれなのだがCMではこのような撮影は少ない。それでも告知ものなどではイベントなどを記録しておいてそれを映像素材として使うといったことがたまにある。
さすがにイベントをCMのためにダミーで作り上げるというのはナショナルスポンサーでない限り無理な話^_^;
現場では撮影班は単なるお邪魔虫でしかなく肩身の狭い立場で撮影…と、実に辛い撮影なのである。もちろんすべてのスケジュールは相手次第なのでほんの数秒使うだけのカットに何時間も待たされることだってある。それでもうまく撮れるとは限らない。やり直しは出来ない一発勝負だ。
一方創造系の撮影というのはロケ場所を借りたりスタジオで撮影する場合。
時間もある程度自由がきくし、もちろんやり直しも何度でもできる。演技指導も、そこにあるものを移動させたり…
つまりそこにあるほぼすべてを作り上げるのが創造系撮影である。
これはやってても楽しい。プレッシャーも少ない。
ま、一番楽なのはスタジオクロマキー。背景をどうにでもできる（笑）