僕の世代は若いころにバブルを経験したので物欲がちょっと他の世代とは違うような気がする。
バブル期は仕事も忙しいがそれ以上に想像以上のギャラが舞い込んでくる。
忙しいのであまり遊びに行く時間もなく仕事ばかりしていると預金通帳にはどんどんお金がたまってくる。
そこでストレス解消に高価なものを現金で買ってしまうということになる。
その金額が通常では考えられないようなものになるのでバブルと言われる。
別にタレントでもないし会社経営しているわけでない一介の3DCGオペレーターの僕でさえ作業用に50万の社長椅子に座ったり新車のポルシェに乗ったりトレンディードラマに出てくるようなマンションに住んだり・・・とバブルを満喫していたのだ(●^o^●)
子供のころは父親が会社経営をしていたのでそこそこ中流以上の家庭に育った。それでも父はある意味ケチで自分には金を使うが子供にはあまり贅沢させなかった。なのでラジコンも持ってなかったしハイテクなおもちゃはほとんど手にすることはなかった。
そんな子供時代だったので大人になって自由になるお金ができると堰を切ったように大人買いを始めたということである。
物欲が仕事の原動力と言ってもいいほど物を買いたいために働いているような感じでもあった。
ただその物欲ターゲットは遊び道具というより仕事のための道具になっていった。
どちらが先かは不明だが趣味が仕事、仕事が趣味なので欲しいものはすべて仕事に役立つものになるわけだ。
高校生の頃はまったオーディオ、その後ビデオカメラ、ホームシアター・・・と流れていくのだが今となってはすべて仕事の肥やしとなっている。
唯一仕事と直結しないのは車だが田舎なので仕事に車は欠かせない。打ち合わせや納品、ロケと使っているので仕事用といっても過言ではないのかも・・・
車も四駆⇔スポーツカーという繰り返しで免許取ってから38年、買った車を積算してみたら3000万以上になっていた(^^ゞ
鳥取にUターンしてスタジオを作ったり機材導入・・・それなりに安い機材で構成しているつもりだが12年間でやはり3000万くらい使っているようだ。
さすがに、徐々に売り上げは右肩下がり・・・そんなに設備投資ガンガンというわけにはいかなくなった。ま、それなりに揃ってしまったので必要なくなってきたというのもあるが気持ち的には常に物欲は右肩上がりだ(^^ゞ
振り返ってみるとビデオカメラ VX1000
DXC930が大阪から持ち帰った機材、その後HVX200 XF305 7D FS100 C100 70D
C100MarkⅡという流れである。定価ベースで一眼以外は60~80万円のレンジである。決して高価なカメラは使ってない。
編集機はパソコンベースである。DELL350
DELL380 REXCEED DELL3500 DELL5500。REXCEEDだけターンキーなのはVTRコントロールするため高価なシステムを導入した。それ以外は汎用パソコンにアドビのソフトという組み合わせである。ほぼアフターイフェクト一本で仕事しているといえる。VTRはPVW2800の中古を2台。定価では200万だがすでに中古で40万ほどになっていた。
今はXDCAMドライブである。
その他スタジオ機器、照明、三脚、リグ、モニター、音響機器、特機・・・などクレーンのような大型機器から小さなパーツまで無数にある。
その一つ一つに興味を持って、ネットで調べ選び抜いてネットの専門店に注文して購入する。
そんな物欲ライフはまだまだ続く・・・