都会にはカメラや特機、照明など撮影機材一式貸してくれる会社がいろいろある。
プロジェクトの規模、予算に合わせてチョイスすることが出来るが田舎にはそのような会社はない。
輸送費をかければ都会から配達してもらうこともできるだろうが使用料を考えるとそのようなプロジェクトがほとんどないことに気が付く。
そんなわけで何でも自前でそろえなくてはならないのだが、予算がないという意味では最低限のカメラと三脚、照明音声機器があればそこそこのモノは撮れる。
コンテンツは内容が重要で映像表現は二の次だと言う場合はそれで問題ない。実際そういった映像が蔓延している。
場合によってはスマホで撮った映像が注目される場合もある。
僕の場合は目指すものが違うので機材に凝りたいと思ったりする。
照明にしろ音声収録、カメラワーク・・・そしてカメラ自体の表現能力LogやRAW、単焦点レンズ・・・
たまたまデジタル全盛の今、DSLRから始まったデジタルシネマ。これらによって周辺機材が安くていいものが手に入りやすくなってきた。
つまりレンタルしなくても所有してしまえばいいじゃん!という風潮が出てきたわけである。
ミラーレスの4Kなんて10万円台で手に入れることさえできる。
レンタルの場合、問題なのは現場での慣れである。一夜漬けでマニュアル読んだところで使いなれたオペレーターと同じようにはならないし時間をかけたからってうまく操作できるものでもない。
特に特機なんてものは練習してなんぼの世界である。
こういったものをレンタルだけでやっている人はそれなりに初めての機材でもそこそこ使える特技を持っているかもしれないが所有してじっくり使いこんでいるのとはやはりレベルが違う。
ただ所有だからいいというものでもない。