夏のスーパー食材 スズキ | 楽しく投げ釣り、マジに投げ釣り

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所属する投げ釣りクラブ「西大阪サーフキャスティングクラブ」の月例会の釣行記事や、その他、投げ釣りのネタをメインに書いていきます。

 先日の水島での釣果、スズキ。

 

 

 本当は1匹でも十分なお土産なのですが、このときは久しぶりの釣り、ということで、食材としての「魚」を持ち帰ることを第一の目的として、取りあえず釣れたランク魚3匹を持ち帰ることにしました。スズキは他にも45㎝前後が数匹釣れましたが、そこまでキープしてもクーラーボックスに入らないので、この3匹が限界でした。というか、スズキは釣れてもランクしか持ち帰らない、と決めていたのでちょうど良かったと思います。また、自宅で調理するにも、この3匹で手頃でした。

 

 スズキは特にこれと言って味に特徴のある魚ではなく、特別おいしい、というわけでもありませんが、逆に言えば、決してまずくはなく、どんな料理にも使えるので、夏の季節に比較的手軽に釣ることができる、貴重な魚、食材だと思います。

 

 最近、あまり釣りに行けていないので、魚料理も久しぶりでぎこちなく、盛り付けなどにはいささか問題があるかもですが、まあ、これくらいで許してくださいまし(^^; 

 

 定番の刺身。これは釣った翌日に造りました。活け魚陸送で持ち帰り、締めたての身が活かった刺身もおいしいですが、一晩以上寝かせた刺身も、また別の味わいがあっておいしいですね。

 

 これは、釣った翌日に仕込んで、3日目に食べた、昆布締め。醤油をつけなくても良いくらい、味が染み込んでいて、醤油よりも、少しの塩で食べるのがおいしかったです。

 

 カルパッチョ。

 

 アラ塩、粗びき胡椒、オリーブオイル、粉バジル、レモン汁。これらが鉄板の組み合わせですよ。野菜はサラダに使えるものなら、何でも良いと思います。

 

 さて、火を入れまして…

 

 

  定番のムニエル。新鮮なので必要ないかもですが、匂い消し、香り付けで、下ごしらえの段階で粉末のタイムをかけるのがよろしいかと。高級料理の香りに変身しますよ(^^) 

 

 ホイル焼き。

 

 キュウセンとシロギスも一緒に入れました。ホイル焼きにはキノコが定番ですが、このときは冷蔵庫に、シメジ、シイタケ、マッシュルームがあったので、それを使いました。エノキ、マイタケ、エリンギなどももちろんOKです。あとはタマネギ、ピーマン、ミニトマトなど。

 

 カマの塩焼き。

 

 塩焼きは、カマの部分に限ります。我が家に限って、本体?上身?を塩焼きにすることは、滅多にありません。

カマの部分はもちろん煮つけでもおいしいですが、塩焼きにすると身がホクホクで、口に入れると気持ちまでホクホクになります(^^) 

 

 兜煮。

 

 今回は、ゴボウ、ナス、白ネギを一緒に煮てみました。白髪ネギを添えて。スズキは意外にも頭に身がたくさん付いていて、これならマダイの兜煮に引けを取らないな、と思いました。骨までしゃぶり、テロテロのナスビを口に入れれば、もうコーフクになること間違いなし(^^) 驚いたのは、灰汁がほとんど出なかったことです。やはり、魚は煮つけと言えども、新鮮なものを使うに限る、ということでしょうか。

 

 おかずの定番、フライ。

 

 いつもの味では面白くないので、カレー風味、バジル風味、梅肉大葉巻きの3種類作りました。カレー風味は、息子に、梅肉大葉巻きは、妻にバカウケでした(^^) 

 

 蛇足ですが、このフライ。 先日1泊2日の家族旅行に出かけたのですが、そのためフライを食べるのが旅行から帰宅後になってしまうので、衣をつけてすぐに冷凍しました。帰宅後の夕食で食べるのに、冷凍のまま180℃の油に入れ、4分ほど揚げるとちょうど良い揚がり具合でした。要するに、冷凍食品の要領だと思いますが、こうして冷凍にしておくとおかずのストックになって重宝しそうな気がします。

 

 締めのアラ汁。

 

 スズキ3匹分の中骨をすべて使ったので、出汁が出まくりでした。敢えて昆布出汁は使いませんでしたが、十分に旨みが出ていました。澄まし汁も良いですが、味噌を使ったアラ汁も、なかなかのお味です。

 

 あと、アクアパッツアも作ろうと思いましたが、意外にホイル焼きと味が被っていて、それに、アクアパッツアの必需食材、アサリがこの時期あまり良いものが手に入らない、ということで諦めました。

 

 最初は3匹も持ち帰ってしまい、料理前は少し憂鬱になりましたが、色々と作ってみておいしくいただくことができ、持ち帰って良かった~とつくづく思ったのでありました。